「日本と韓国──過去の記憶と未来への対話」フォーラム

2002.11.

多くの参加者のもと、無事開催できました。

NHKテレビ「アンニョンハシムニカ〜ハングル講座」の講師で東海大学外国語教育センター助教授、小倉紀藏(おぐら・きぞう)さんら参加による公開フォーラム。
ワールドカップ(W杯サッカー)前後の日韓の交流を見据え、これからの日韓コミュニケーションのあり方をめぐってパネルセッション。過去・歴史問題の語り方、扱い方を問い直し、より相互の認識を深め未来のための対話のあり方をさぐる試み。
 

  
 ▽公開フォーラム日本と韓国──過去の記憶と未来への対話
 ▽2002.11.16.土、13:00〜16:30
 ▽上智大学6号館310 四ツ谷駅 麹町側下車3分
▽パネリス
小倉紀藏 おぐら・きぞう 1959年東京生まれ。東海大学外国語教育センター助教授。NHKテレビ「アンニョンハシムニカ〜ハングル講座」講師。ソウル大学哲学科博士課程修了
金惠京 きむ・へぎょん 1975年ソウル生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際法専攻博士課程。明治大学卒業。滞日8年
李敬宰 いー・きょんじぇ 1954年大阪生まれ。1972年設立した「高槻むくげの会」会長。飲食店経営
道上尚史 みちがみ・ひさし 1958年大阪生まれ。外務省経済局国際経済第二課長。98年から2000年まで在韓国大使館勤務
高崎宗司 たかさき・そうじ 1944年茨城生まれ。津田塾大学教授。日本・朝鮮近現代史
饗庭孝典 あえば・たかのり 1933年東京生まれ。早稲田大学講師。日韓文化交流会議委員。元NHKソウル特派員
伊勢桃代 いせ・ももよ 東京生まれ。アジア女性基金専務理事・事務局長。1969年より国際連合本部、国連大学事務局長を経て現職

▽参加無料、200人定員 日本語による
*アジア女性基金  TEL03-3583-9346 FAX03-3583-9347

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外務省の道上尚史さん(元駐韓日本大使館勤務)、韓国からの留学している早稲田大学大学院生、「在日」韓国人なども参加。
小倉紀藏さんの著書『韓国人のしくみ』『韓国は一個の哲学である』(いずれも講談社現代新書)、『韓国、引き裂かれたコスモス』平凡社ほか。
道上尚史さんの著書『日本外交官、韓国奮闘記』文春新書。
パネリストの一人、大阪・高槻の李敬宰さんは北朝鮮による拉致事件に対し声明を発表している。
「在日韓国・朝鮮人が事件に沈黙を続けるのが許されるのか自問すべきだ。北朝鮮の指導者に日本の過去を問い、日朝国交回復を論ずる資格があるのかも問わなければならない」とし、北朝鮮に対し、真相の自主的解明と公表▽拉致被害者の原状回復▽被害者・家族への謝罪と国家賠償――を要求。在日本朝鮮人総連合会には、事件とのかかわりの調査、日本政府には、改めて過去を清算し、北朝鮮に拉致事件解決の手本を示すことを求めている。(朝日新聞2002.10.9)

詳細はこちら  ▽韓国語チラシ:KOREAN  日本語チラシ