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公開フォーラム◎東京・新宿 発─日韓協力の新しい街づくり
2005.3.12. 13時〜17時
新宿大久保で開催
──日韓友情年2005 認定事業──
*盛況裡に開催。ご参加、ご協力ありがとうございました
東京・新宿 職安通り・大久保通りの今◎写真
◆《歴史・対話シリーズ》一覧
▲パネル─新宿の様変わりの評価、課題、協力確認  ▲小倉紀藏さん─「ルックコリア、ルックジャパンの好機」

東京新宿区は外国籍人口が都内トップの10%、約3万人、日韓の間では04年417万人が相互訪問
──「冬のソナタ」などをきっかけに、韓流は、韓国を知る大きな機会となっています。東京・新宿はその中心街。韓国の料理店・屋台、食材・物品店、CD・DVD・書籍・雑誌・新聞がそろい、多くの人でにぎわっています。東京・新宿、ここに韓国がある─日韓文化慣習の違いが魅力となり、人びとが、情報と刺激と対話交流を求めています。

外国籍の住民が10%の新宿区は都内一位。そこは日韓住民が隣り合う「共住区」の課題をともに克服していく場です。日韓の間では、2004年、相互に417万人が往来しました。

そんな今、日韓住民のつきあいの真ん中・新宿で「日韓友情年2005」の対話を行う──。いつも新しい「新宿」の発信のため、日本と韓国住民がより協力して課題を解決するため対話し、アイデアを提案するフォーラムです。事業者、住民、学生、新宿好きの方々…どうぞお集まりください。日韓協力の街づくりに参加してください。
「韓流」から新しい日韓関係へ──住民次元で日韓関係を発展させる日韓対話。
新宿職安通り・大久保通りの商店会、町内会、韓国人のグループが集まり、多くの韓国、韓流ファンのみなさんも参加しました。
*「趣旨」

*日韓友情年2005


▲金根煕さん(韓国広場社長)─新宿発信の提案

◎ 公開フォーラム ◎
東京・新宿 発─日韓協力の新しい街づくり
主題・フォーラム構成
*趣旨
 生活・文化・住民次元で日韓関係を発展させるために──
▽「日韓・国際通り」形成の経過と現状 ▽《ゴミとことばとカネ》をめぐる日・韓の課題克服の提案 ▽「生活」「住民」次元で日韓が競争・共存するための実践的対話
▽韓国人事業者・住民と「韓流」観光客・顧客、新宿大久保事業者・住民の対話
▽日韓たがいの違いの発見、つきあわせ─違うもの同士のつきあい
▽行政はなにをするか(調整、行政サービス、施設、施策)

▼基調提起「韓国文化の特質」小倉紀藏さん─東海大学助教授、日韓友情年2005実行委員、NHKハングル講座講師/「日韓による東京・新宿の発信のために」金根煕さん─(株)韓国広場社長
▼パネル 小倉紀藏さん、金根煕キム・クンヒさん、李承民イー・スンミンさん(新大久保語学院)、三澤治男さん(大久保伊吹町会副会長)、植木康次郎さん(同町会環境衛生部長)、森田忠幸さん(新大久保商店街振興組合理事長)、金世煥キム・セファンさん(在日本韓国人連合会事務局)、小柳俊彦さん(新宿区企画課長)、コーディネーター・柳田富美子さん(財団法人新宿文化・国際交流財団国際交流担当課長)
▼会場やりとり 長岡富美子区立大久保小学校校長ほか

日時、会場
2005年3月12日土曜 午後1時〜5時
ホテル海洋 3階「カトレア」 参加無料
 *JR大久保駅北口から左へ徒歩1分、新大久保駅から5分
参加・協力
新規参入韓国人・韓国店(事業者、住民。株・韓国広場など)
新宿職安通り・大久保通りの町内会、商店会(関係地域:大久保、伊吹町、歌舞伎町、百人町…)
大学、学校、教会
新宿区区長、企画課、区民・国際交流部署
主催・後援
主催 財団法人女性のためのアジア平和国民基金
共同主催 財団法人新宿文化・国際交流財団
後援 外務省、新宿区
 *日韓友情年2005 参加企画
一般参加
参加無料
*2005年7月20、21日、「朝鮮通信使」の集まりと大久保通り行列行進が予定されている。
 東京(江戸)に「通信使」が到達するのは242年ぶりという。

 

趣旨(当日のプログラムに掲載)

東京・新宿は、とくに日韓関係が生活・文化の面で大きくひろがり、深まった地域です。韓国のテレビドラマ放映が旋風を起こし、その「韓流」の追い風で、韓国の料理、ドラマや映画、Kポップス、食材・物品、雑誌・写真集などを求めて一層人々があつまり、にぎわっています。
「韓流」は、たしかに、多くの日本人が韓国人・韓国・韓国語をより知ろうとする大きなきっかけをつくりました。サッカーワールドカップの共催、そして映像や音楽を中心とする韓流は、それぞれひたる層は違っても、韓国・韓国人を身近に感じ、より理解しようとする人々を増やしました。

日韓の間では2004年、相互に417万人が往来しました。日本から韓国へ243万人(38%増。女性が占める割合は37%から43%へ)、韓国から日本へは174万人(韓国法務部による)。
ここにも、はっきりとドラマ人気が反映しています。
新宿区は、外国籍の人々が東京都内1位の約3万人、人口の10%にあたります。

このような現実にたって、日韓双方の事業者・住民、そして観光をふくめ訪れる人々が、どのように新宿の未来を描くか、そこになにを期待するか──。生活・文化の次元で協力する、日韓関係の新しい展開のための対話の場として、このフォーラムは設定されました。もちろん日韓に限らず、多様な人々が暮らす個性のある街づくりへのステップとなり、「東京・新宿」の国際的発信につがっていく「新宿モデル」になるようにと願っています。

   2005年3月12日
   財団法人女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)
   財団法人新宿文化・国際交流財団