77th 全日本実業団観戦記
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7月15日

新調と言えば、ユニフォームも新しくなりました。直線の縦ラインっていうのは歴代を見ても初じゃないかなぁ。全国大会1週間前くらいに納品されたので、この体育館で開封した選手もいます。タグつけたままで試合しそう。
遠くからのぱっと見は単色に見えますが、近くで見ると黒と濃紺のストライプになってます(画像は分かりやすいように明度を上げてます)。今どきのユニフォームはメインカラーにも何らかの柄が入っているものが多くなってますね。

さて、準々決勝の相手は住友電工。勝ったのは遠い昔の気がしますが、決して破れぬ敵ではありません。まあミスは少ないでしょうから、昨日のような試合運びでは一気にやられてしまうので、より一層の集中が求められます。


準々決勝 vs 住友電工(大阪)

<第1セット>
スタメン:FL高橋(怜) FC晴山 FR鎌田 HL高城 HC佐藤(孔) HR佐々木(翔) BL清藤 BC熊谷 BR石川
リザーブ:長田 鈴木(勇) 本田 佐藤(匡)

住電ライト強打をブロック、住電ライトフェイント、佐藤プッシュ、東北つなぎミス、住電C、高橋のAで3タイ、住電レフト強打、佐藤時間差、清藤のサーブで崩し佐藤時間差、佐々木レシーブミス5タイ。
高城強打、住電ライト強打、住電オーバータイムス、住電レフト軽打、鎌田フェイント、住電B、高橋Aアウト、住電ライト強打8−10、タイムアウト東北。
高城強打、住電セッタートスフェイント、住電中央から強打アウト、住電レフト強打10−12、佐々木強打の住電レシーブが東北コートエンドライン際に落ちるレシーブエース、更にフォローがちょっとしたお見合いで住電チャンスになりC、10−14でタイムアウト東北。

佐藤強打、住電中央から強打をブロック吸い込み、佐藤強打を住電ブロック11−16、鎌田の2段トスから石川強打、住電ライト強打、鎌田強打、佐藤強打14−17、タイムアウト住電。
佐々木セカンドでサービスエース、佐々木ダブり、佐々木強打、住電レフト強打16−19、佐々木プッシュ、住電ライト強打、佐々木プッシュ、佐々木強打19−20、タイムアウト住電。
住電ライト強打を高城が豪快にブロックしたがオーバーネット判定で19−21。

<第2セット>
スタメン:変更なし
住電FR強打のブロックがタッチネット、住電ダブり、住電レフト強打をブロック、佐藤ダブり、佐々木強打、住電ライト強打3タイ、高城強打、住電バックトスがネット越えてアウト、佐々木強打6−3、タイムアウト住電。
住電レフト強打をブロック、高城ダブり、高橋ダイレクト、住電レフト強打、鎌田強打を住電ブロック、佐藤時間差、住電B、高橋Bアウト9−8、タイムアウト東北。
佐々木強打、住電は時間差と中央から強打が決まり10タイ、しかし佐々木強打、住電Cを佐藤ブロックしてまたリードを保つと、住電A、佐々木強打、高城強打を住電ブロック、佐々木強打、住電ライト強打、高橋プッシュ15−13と白熱の攻防。

住電レフト強打、佐々木強打がネット、高城強打、住電ライト強打、高橋A、住電FR強打、高城強打、住電中央から強打、住電ライト強打18−19、ついに逆転されタイムアウト東北。
石川弾く住電サービスエース、佐藤と高城間で微妙な高さの軌道を上げ切れず住電サービスエースで18−21、最後は一気に持っていかれた。


佐藤(孔)選手の時間差。
鎌田選手の軽打。
石川選手の2段トス。
佐々木(翔)選手の強打。

最低でも第2セットを取って、さあフルセットどうなるか、というところまで持っていかないと。やはり細かいミスの差ですかね…上位チームは見逃してくれないです。
前衛のアタックが1本では決まらず四苦八苦する中、石川選手の強打(しかも2段トス)は流石としか言いようがない。ブロックを抜くテクニックは見事でした。

パスドリブルとかのミスは減りましたが、まだまだ正確性を上げていかないと、ここぞというところで通じないことを実感したのではないでしょうか。
例えば、第2セット18タイでサーブカットが乱れたのですが、高城選手のフォローが相手コートにいってしまったとかね。アタッカーが打てるようにネット際へ上げようと思ったのかもしれませんが、住電ならこんなミスは犯さない。
こういうのは意識もさることながら技術力でしょうから、地道に強化していきましょう。

第2セット終盤のカットミスは「それほど強いサーブでもなかったんですけど…」と石川選手は放心状態。大丈夫と思った一瞬のスキというか、何かが悪さしたんですかねぇ。もったいないと言えばもったいない。
その落胆の雰囲気をチームが引きずったまま、最後のカットミスも若干の消極性から一瞬の躊躇が引き起こしたのかもしれません。これも流れってやつですか……ここで盛り返してこそ強者ですので、克服してベスト8の壁を破っていきましょう。
ZAOカップで下した横河電機が準優勝…自分たちにないもの、この差をしっかり見極め埋めていくことも大切です。

光明としては第1セット終盤から佐々木選手が決まり出し、ブロックを抜きまくるという思いもよらない展開に。覚醒とまでは言えませんが、何かふっきれたのかな?
この大会期間中に復活したのは収穫。まだまだ全開ではないと思いますので、これからがホント楽しみですね。

◇        ◇        ◇

結局、今大会は1回もスタメン変更、メンバーチェンジがありませんでした。「少し余裕が出たら替える可能性はありましたが、そうならなかったので」と永井監督、ギリギリの戦いだった事が分かります。特にベテランの方々、お疲れ様。
昨年度は実業団、総合とも最終日に残れませんでしたが、トップリーグ昇格以降はいい流れを維持しつつ、実業団での5年ぶりベスト8と住友電工に善戦は自信にしていいでしょう。完敗ではなく勝てたかなという悔しさが残るのもいいですね。
次はいよいよトップリーグ開幕戦、持てる力を全て発揮できるよう、頑張っていきましょう!

大判フォト(対THK甲府戦) (1350×900)

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