20th ZAOカップリポート
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6月23日

昨日とは打って変わって小雨模様。そう、今日梅雨入りしました。外は少し肌寒いですが、館内はそれほどでもなく、若干蒸し暑く感じるほど。今日も熱戦は続きます。


vs THK甲府(山梨)

<第1セット>
スタメン:FL高橋(怜) FC晴山 FR佐々木(章) HL高城 HC本田 HR佐々木(翔) BL清藤 BC熊谷 BR石川
リザーブ:長田 佐藤(孔) 鎌田

9−6とリードするも佐々木強打アウト、甲府中央から強打、甲府レフト強打で追いつかれ、佐々木強打、高城強打、高橋Aで13−10としたが、甲府も1点差に迫って後半へ。
石川の軽打がコート後方に決まると、甲府のAミス、高城サービスエースで18−14、このリードを守り最後は佐々木の2段トスを本田決めきって21−18。

<第2セット>
スタメン:佐々木(章)→鎌田 本田→佐藤(孔)
高城強打、甲府中央から強打をブロック、甲府強打が連続アウトで4−1。その後も鎌田のフェイント、佐々木の強打、高橋のサービスエースなどで16−11とリード。
しかし相手のサーブに崩され単調になると、ブロックやサービスエースを決められ、佐藤の時間差も甲府のレシーブエースとなってしまい8失点で16−19。鎌田に替えてピンサ長田もダブり、そのまま反撃できずに最後もサービスエースを決められ17−21。

<第3セット>
スタメン:第2セットと同じ
1−3→3−6の劣勢から佐々木強打、熊谷サービスエースで1点差に迫るが、そこからなかなか追いつけずシーソーが続く。
9−12から高城強打、佐藤時間差、鎌田サービスエース、高橋Aプッシュ、甲府時間差をブロックして一気に逆転。
しかし甲府も4点盛り返し再逆転し、後半はブレイクの応酬となる。晴山トスドリブルで甲府マッチポイント、高城強打、高橋Aで21−20とマッチポイントを奪い返す。
甲府時間差、高橋B、熊谷サービスエース23−21。


鎌田選手の強打。
佐藤(孔)選手のAクイック。

第3セット中盤から連続ポイントの取り合いで激戦になりましたが、何とか勝ち切りました! ただ2セット目ね…8連続失点はいただけないな。同じコースを突かれて対処しきれませんでした。始まりはダブりからだったので、そこも1点を無駄にしない戦い方をしていかないと。
ダブりと言えば終盤のピンサ長田選手もね。一発逆転を期待されているわけじゃないでしょうから、ここはしっかり流れを切らさないようにしましょう。
欲を言えばストレート勝ちしてほしい…トップリーグではこの1セットが命取りになる可能性もありますので。しかし劣勢を跳ね返してフルセット勝ちできたのは、実力が上がってきた証拠でもあります。


vs 横河電機(東京)

<第1セット>
スタメン:FL高橋(怜) FC晴山 FR佐々木(章) HL高城 HC本田 HR佐々木(翔) BL清藤 BC熊谷 BR石川
リザーブ:長田 佐藤(孔) 鎌田

前半は互角の戦いながら、横河の強打が立て続けに決まると、東北つなぎミス、本田強打アウト、佐々木強打アウトで7−12とされてしまう。
何とか打開したい東北は横河FR強打アウトをきっかけに高城サービスエース、横河2段トスドリブルで13−16と波に乗りかけるが、横河強打をつなぎきれず、逆に東北がタッチネット、高城強打がブロックされ反撃できず。
最後は横河の強打が決まり15−21。

<第2セット>
スタメン:本田→佐藤(孔)
第2セットも前半互角の白熱した展開。ここでも横河が先に硬軟織り交ぜリードを広げていく。しかし高橋のサービスエースで1点差に迫ると、高城フェイント、横河レフト強打をブロック、高橋Aで14−13と逆転。
佐々木フェイントで16−14、横河の攻撃が連続でミスとなり19−16とリード。最後は石川サービスエース21−18。

<第3セット>
スタメン:第2セットと同じ
またも序盤の互角展開から横河が抜け、両サイドの軽打やAなどのコンビで5−10とする。横河2段トスミスとレフト強打アウトで東北に流れが傾き、晴山サービスエースで10−12。
横河レフト強打ネット、横河中央から強打をブロックして13タイにすると、熊谷に替えてピンサ鎌田から横河Aとレフト強打が続けてアウトになり16−14、横河ライト強打をブロックして19−15まで引き離す。
横河も3連続得点で粘るが、最後は高橋のロングBが決まり21−19で逃げ切った。


佐々木(章)選手の強打。
晴山選手のトスアップ。

相手ミスに助けられたところもありますが、そのチャンスを手放さずに勝てたのはまた一つの進歩。相手もミスったら取り戻せないというプレッシャーが少しでもかかるといいんですけどね。
まあでも3セットとも先に相手にリードを許しているので、やはり実力的には実業団でも第4シードの横河電機が上なのでしょう。RI東北も互角の勝負に持ち込める力はあるので、最後まで粘り抜けばこういう結果に繋がります。

今大会は11点で給水タイムが設けられましたが、「相手10点の時にタイムアウト取るか悩むんですよね。でも取らないと失敗することの方が多いので取ります」と言っていた永井監督、言葉通り給水タイム直前にタイムアウトを取りました。
第1セットは7−10からブレイクされ失敗、給水タイム後も失点を重ねてしまいました。第2セットは8−10からサイドアウトを取ったので成功。ちなみに第3セットは4−6で早めに取っていました。
結果的には五分五分でしたが、悩んだときは実行に移した方が後悔はないでしょう。特にウチは失点続くことが多いのでね。あとは選手が奮起するのみ!

最後のプレー、ギャラリーからは「ここでBか〜」という声が聞こえてきました。セッターとしては難しい判断、タテ気味のトスになって合わすのが難しく、ミスれば同点になってしまう。
高橋選手も織り込み済みなのか、あえて強打せず少しプッシュ気味にコースを変えていたように見えました。決まったので、これは称賛!ですね。本番でも是非合わせていただきたい!
とにかく、観戦に来られた方々に見応えある試合、しかも勝利をお届けすることができた、これに尽きます。


vs パナソニック新潟(新潟)

<第1セット>
スタメン:FL高橋(怜) FC晴山 FR佐々木(章) HL高城 HC本田 HR佐々木(翔) BL清藤 BC熊谷 BR石川
リザーブ:長田 佐藤(孔) 鎌田

高城強打、佐々木連続サービスエースで6−2とすると、佐々木連続強打と本田強打で9−3と突き放す。
ここから膠着状態が続き、点差が開かず終盤へ。東北のブロックタッチネット、高城強打がブロックされるが、高城強打、新潟つなぎミス、本田強打で取り返し14−21。

<第2セット>
スタメン:本田→FR鎌田 FR→HC佐々木(章)
4タイから高城強打、新潟オーバータイムス、熊谷サービスエース、新潟Aアウトで4点連取。更に高城強打、新潟ライト強打をブロック、佐々木強打で11−5。
直後に3失点するが4点を奪い返し、佐々木時間差、佐々木サービスエース、新潟つなぎミス、新潟レフト強打をブロック21−10、最後は新潟中央から強打アウト21−11。


高城選手の強打。
佐々木(翔)選手の強打。

前半でリードすると多少のミスも気にならない余裕が出ます。ただここまでチャンスボールやそれほど難しくなさそうなサーブカットが相手コートに返ってしまったり、ダブりが多かったり、不要にふかしたりと、多くの詰めるべき点はあるかと思います。
とは言え、見事ホストチームとして全勝優勝を果たしました。ちょっと時間が押して簡易的な表彰になりましたが、1位、2位チームには協賛いただいているオノヤスポーツ仙台様より試合球が進呈されました。

まだまだなところと自信が付いたところ…それぞれ確認できたと思いますので、良いところは伸ばし、悪いところはしっかり改善して本番へ臨みましょう。
その全国大会は最初から決勝トーナメントなので、試合が始まるまでは不安が付きまとうかもしれませんが、やはり目標は最終日に残り、更に勝ち残っていくことなので、自分たちのベストを尽くす、ここに集中していきましょう。
今大会において皆様の多大なご支援・ご声援、誠にありがとうございました。さあ、全日本実業団へ向けてラストスパート!

大判フォト(対THK甲府戦) (1350×900 GIF)

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