2025年 東北・関東交流大会
Page1 [Page2]

2025年 宮城県9人制バレーボール 東北・関東交流大会
兼 JVA東北ブロック公認審判員研修会

主催・主管
宮城県実業団バレーボール連盟

後援
東北バレーボール協会
宮城県バレーボール協会
Nitto バレーボール部
リコーインダストリー東北 バレーボール部


4月19日

今年も東北・関東交流大会の季節がやってきました。チームとしては既に遠征などをこなしていますが、観る側としてはここからという感じです。
初日は最高気温が夏日ということもあって外は少し暑いですが、体育館内は過ごしやすく、屋内ですけどちょうどいい観戦日和となっています。桜がまだギリ咲いていますが、この気温で一気に散ってしまうでしょうね。
さて、チームとしては新人選手が研修中で参加できないため目新しいことはないのですが、昨年からの課題を克服すべく取り組むと思われます。


vs 山王球友会(茨城)

1st.FL高橋(怜) FC晴山 FR佐々木(章) HL高城 HC佐藤(孔) HR佐々木(翔) BL石川 BC熊谷 BR清藤
2nd.スタメン:佐々木(翔)→FR鎌田 FR→HR佐々木(章)

第1セット: 4タイから高城強打、山王強打をブロック、佐々木強打、山王強打ネットで8−4。ここからリードを広げられなかったが、高城フェイント、佐々木軽打、山王ライト強打をブロックして16−9、ここで佐藤に替えて本田。
佐々木強打、本田連続サービスエースで19−10、山王レフト強打、佐々木弾く山王サービスエース、佐々木強打、石川ホールディング、本田強打アウト、本田時間差21−14。

第2セット: 山王の連続ミスと高橋の連続サービスエースで6−2。高橋Bと鎌田の軽打が連続でブロックされ6−5とされるが、清藤のサービスエースを絡めて13−7と再度引き離す。
高橋の連続Aと佐々木強打、山王FR強打をブロック、山王中央から強打アウト、高橋Aフェイントで6連続得点の19−11。
最後は山王中央から強打がアウト21−12。

佐々木(章)選手の強打。
高城選手の強打。

要所でサーブが決まって引き離しました。この威力がトップチームにそのまま通じるわけじゃないですが、トップリーグではサーブの弱さが弱点の一つでしたので、引き続き強化していきましょう。ダブりの防止も含めてね。
第1セットはピンサではなく本田選手を投入したり、2セット目は佐々木選手と鎌田選手を交替したり、色々模索しているようです。
その本田選手、2本のサービスエースは素晴らしいのですが、普通に打ってアウトにしてしまうところがもったいない。もっと信頼されるように、そこ改善していきましょう。


vs 茨城クラブ(茨城)

1st.FL高橋(怜) FC晴山 FR佐々木(章) HL高城 HC佐藤(孔) HR佐々木(翔) BL清藤 BC熊谷 BR石川
2nd.スタメン:佐々木(翔)→FR鎌田 FR→HR佐々木(章)

第1セット: 佐藤強打と相手ミスなどで3−0とすると、その後も茨城のミスに乗じて佐藤の軽打などで12−4と引き離す。
佐々木と高城が連続でブロックされるが、佐々木、高城が強打でお返し14−6。16−8で本田投入、本田時間差軽打、茨城ライト強打をブロック18−9。
晴山トスフェイント、高城強打21−10。

第2セット: 高城押し込みがオーバーネットで3−4となるが、すかさず高城強打、高橋強打。晴山サービスエース、高城強打、鎌田軽打などで11−8。
13−11で佐藤に替えてピンサ佐々木、茨城中央から強打アウト、高橋A、茨城Aを鎌田ブロック、茨城フォローミス、佐々木サービスエース、高橋フェイントで一気の19−11。
佐々木ダブったが、鎌田軽打、佐々木強打21−12。

佐藤(孔)選手の時間差。
晴山選手のトスアップ。

佐々木選手はスタメンよりピンサの方がサーブに威力ありそうです。集中力の違いですかね…スタメンだと色々こなさなくてはいけないし、まだプレーに余裕がないってところでしょうか。
佐藤選手はキレが戻ってきたというかタイミングが合ってきたかな? 昨年はちょっとズレてた感があったんですよね。まだまだ頑張ってもらわないと。
バック陣はシチュエーションで位置を変えており、これも試しの一つでしょうか。


vs 黒修会(岩手)

1st.FL高橋(怜) FC晴山 FR佐々木(章) HL高城 HC佐藤(孔) HR佐々木(翔) BL石川 BC熊谷 BR清藤
2nd.スタメン:佐々木(翔)→FR鎌田 FR→HR佐々木(章)

第1セット: 高橋の軽打とA、高城強打、黒修会時間差をブロック4−0、佐々木の強打や高橋の連続サービスエースなどで8−2。
黒修会の連続Aと佐々木強打アウトで3失点するが、佐々木強打、佐々木強打、高橋A、黒修会ドリブル、黒修会Bをブロック13−5と取り返す。
16−9で本田投入、20−12から黒修会レフト強打、東北の連続ミスで3失点するが、最後は佐々木強打で21−15。

第2セット: 0−2から黒修会強打を高橋ブロック、高橋サービスエース、黒修会レフト強打アウト3−2。3−5とされても高城強打、黒修会強打を3連続ミス、高城強打、鎌田フェイント、黒修会強打をブロック、佐藤時間差で8得点。
高城強打、佐々木強打、鎌田強打、黒修会ライト強打アウト、晴山サービスエース、佐々木強打、晴山サービスエース、高橋A、佐藤時間差、中盤から更に9得点で21−9。

石川選手のネットプレー。
鎌田選手の強打。

1セット目、3連続失点が2回ありました。ここを2失点で食い止めるかどうかってところが重要。なかなかブレイクできないトップリーグでは、3失点以上を挽回するのに大きなパワーというかエネルギーが必要だってことを経験をしてきました。
リードしている中とはいえ、セットポイントから自分たちのミス絡みで取られた場面は、したくてしたわけではないですけど、こういう細かい綻びを修正していかないと。
高橋選手がサービスエースを連発してましたが、少し抑え気味?なのがいい感じで入ってましたね。


vs パナソニック新潟(新潟)

1st.FL高橋(怜) FC晴山 FR佐々木(章) HL高城 HC佐藤(孔) HR佐々木(翔) BL石川 BC熊谷 BR清藤
2nd.スタメン:佐々木(翔)→FR鎌田 FR→HR佐々木(章)

第1セット: 高橋A、佐々木軽打、佐々木サービスエース、高橋Aフェイント、佐々木連続サービスエース、佐々木ダブり6−1。
高城と佐々木の強打で13−7、高橋B、晴山サービスエースで15−8。16−9で本田投入、新潟レフト強打をブロック、新潟トスドリブル、石川連続サービスエース20−9、高城強打アウト、本田時間差21−10。

第2セット: このセットも熊谷連続サービスエース、新潟Aアウト、新潟ダイレクトを高橋ブロック、新潟のつなぎミスとトスホールディング、鎌田強打、新潟2段トスを連続でドリブル、新潟ライト強打をブロック、佐々木強打11−0と圧倒。
佐藤に替えて佐々木がHRへ、佐々木に替えて本田がHCへ。新潟強打と鎌田弾くサービスエース、高橋ツーアタックと鎌田お返しのサービスエース、高城強打、新潟強打アウト19−5。
20−6から佐々木ダブり、佐々木強打アウト、高城強打を新潟にブロックされるが、最後は清藤が中央から強打を決めて21−9

2枚ブロック。
清藤選手のサーブカット。

パナソニック新潟の調子が出る前に終わってしまった感じ。そうさせなかったRI東北の試合運びが素晴らしいということです。第1セット、1番サーバーのサービスエース3発が効きました。でもダブりで終わってしまったので、ここ入れてもう1点取りに行く強かさを見せないとね。
最後、清藤選手がただ返すよりも強めに打って決めましたが、相手からすると予想よりも速かったのかな。こういう劣勢の場面でも、チャンスをもらう手段が増えるのはいいことですね。今後も積極的に行きましょう。

◇         ◇         ◇

今大会はいつものように審判研修会を兼ねています。東北地区の大会は極端に少ないので、この交流会は貴重な機会となります。何の問題もなさそうな所作であっても、見る人から見ると違いがあるようです。セット終了後にそんなに話すことある?ってくらいディスカッションしてます。
この記事を書いているとき、6人制のSVリーグで激しい抗議によるレッドカードが2枚出されたニュース(実際は2枚のレッドなのに1点しか入らなかった誤審の謝罪という内容)がありました。
レッドなので相当なものだと推測しますが、やはりそこは一旦冷静になって…こういう研鑽を重ねた審判の方々に支えられていることも忘れてはいけません。まあ、興奮するとつい…食って掛かっちゃう気持ちは分かりますけど。それで流れが崩れる場合がありますので、ウチも気を付けましょう。

HOMEへ戻る 次ページへ進む