11th 全日本トップリーグ 1st Div. 大阪ラウンド 観戦記
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9月13日

今年度から最上位カテゴリーはファーストディビジョンと称されることになりました。今まで不思議に思ってたんですよね、セカンドリーグはトップリーグのセカンドリーグ。だけどトップリーグのファーストリーグとは言いませんでした。
これで紛らわしさが解消。できればトップリーグっていうのも一般的なので、何か個別名称がほしいところ…V9(ブイナイン)チャンプリーグという愛称はありますけど。

本日は住友電工大阪製作所の向かいにある小学校の体育館(ネットなし)をお借りして練習できます。体育館のドアからは試合会場が見えます。
仙台で観測史上最高の37.4℃を記録したのが9月2日。仙台ですら猛暑日連発ですから、大阪の暑さは半端ないです。試合会場には業務用かな?冷風機と扇風機がズラリ並んでいますが、冷風機ですからね…濡れたタオルに風を当てて、水が蒸発する気化熱で温度を下げるのと同様の仕組みなので、高温・低湿度で威力を発揮します。
残念ながら館内は高湿度なため、ほぼ送風機状態になってます。風が当たるところにいれば無いよりはマシですが、応援する側も大変です。アップする場所もほぼないので、選手たちの館内入りするタイミングも難しい。幸いにも小学校の体育館は風通しが良く、時間が許す限り留まりました。

さて、初戦の相手は富士通。昨年の対戦では完敗というか、選手が「勝てるイメージが湧かなかった」と思うほど。雪辱を期した全日本総合でも返り討ちにあいました。
もちろん目指すは勝利ですが、まずはどこまで抗えるか…


リーグ第1戦 vs 富士通(兵庫)

<第1セット>
スタメン:FL高橋(怜) FC晴山 FR三浦 HL高城 HC谷口 HR佐々木(章) BL石川 BC熊谷 BR清藤
リザーブ:佐藤(孔) 鎌田 佐々木(翔) 本田

富士通中央からプッシュ、三浦強打、富士通両サイドから強打、富士通ダブり3−2、富士通はレフトフェイントとセッタートスフェントで離されかけたが、高城強打、富士通レフト強打アウト、富士通ライトフェイントをブロック、5タイ。
追いついたのもつかの間、富士通はライト強打と谷口強打をブロック、石川弾くサービスエースで再度抜け出し5−8、タイムアウト東北。
富士通ライト軽打をブロック吸い込み、谷口強打、富士通FRリバウンドを東北オーバーネット、佐々木強打、谷口強打8−10、富士通時間差、三浦強打、富士通Bを三浦ブロック10−11、富士通ライト強打、高橋B、熊谷に替えてピンサ佐々木サービスエース、再度追いつき12タイ。

富士通両サイド強打、高橋が2段トスと見せかけツーアタック、ここからサイドアウトの応酬となるが、高城強打アウト16−18で流れの悪さを感じタイムアウト東北。これが功を奏したか、高橋B、高城強打で追いつき18タイ、タイムアウト富士通。
富士通ライトプッシュ、三浦強打、ラリーから谷口ツーアタック20−19、タイムアウト富士通。富士通レフト強打でデュース、谷口強打、富士通レフト21タイ、高城強打を富士通ブロック、谷口の2段トスはネット超えて相手チャンスになったが、富士通レフト強打をブロック22タイ。
長いラリーは熊谷打って返球もネット超えず、佐々木強打がブロックされ必死のフォローも返しきれず22−24。

<第2セット>
スタメン:変更なし
富士通ライト強打をブロック、富士通中央から強打アウトで4−3とするが、富士通A、高城強打アウト、富士通時間差プッシュをプロック、富士通中央から強打、高城強打ネットで6−8、タイムアウト東北。
高橋B、高城のサーブで崩し谷口強打、富士通ライト強打、高橋B、富士通Bプッシュ、佐々木強打、高城強打11−10逆転。リードもつかの間、富士通はライト強打とダイレクト、熊谷の2段トスが大きくネット超えてアウト11−13、タイムアウト東北。
高橋A押し込みがオーバーネット、三浦強打、熊谷に替えてピンサ佐々木はダブり、高城強打、谷口強打ネット、佐々木強打アウト13−17。
ここは谷口タッチ攻撃で逃れるも、富士通中央から強打、高橋の速攻が連続アウトで富士通マッチポイント、高城強打、佐々木サービスエース、佐々木セカンドでサービスエース17−20、タイムアウト富士通。
佐々木のサーブで崩したものの、最後は富士通ライトに決められ17−21。

試合動画配信(エンドライン側視点)
試合動画配信(サイドライン側視点)
晴山選手のトスアップ。
谷口選手の強打。
高橋(怜)選手のBクイック。
高城選手の強打。

惜しい試合でした。第1セットはいつものウチらしくない?追い上げ。何度も追いつき、逆転して先にセットポイントを握ったり、21−22からミスで終わったかに見えた場面で、起死回生のブロックにより再びデュースに持ち込む粘りも見せましたが、あと一歩届かず。
第2セットは中盤の4失点と終盤の3失点…これはいつもの負けパターン。ミス絡みなので、防げるものは防がないと接戦を制することはできません。8タイから決められた場面は、相手のオーバータイムスと認識してブロックがまともに飛ばなかったからかな。
ここも笛が鳴るまでプレーを止めないように…とはよく言われますが、なかなか難しい。でもそういう細かいところを詰めていかないとね。こんなことで流れが変わったらもったいない。

佐々木選手のサーブは今大会も好調。セカンドの方がエース取れてるんじゃない? と思うほど威力ありますね。チーム全体として崩すようにはなってきましたが、まだちょっとファーストのイン率が低いところがもったいない感じです。
長田選手が都合で不参加のため、ピンサは佐々木選手にプレッシャーがかかることになりましたが、見事エースを奪う活躍。2セット目はダブってしまいましたが、あと少し安定感が出れば勝利に欠かせない存在になるでしょう。

三浦選手は高打点から決めてくれました。今後相手が対策してきたときにどう対応するかですね。フェイント・軟打系はこれからって感じですか。
谷口選手は切れ味鋭いスパイクを披露してくれました。スイングが速く、ちょっと相手のブロックが揃わなかったり、タイミングがずれると抜いてくるので、ラリー中だと威力倍増ってとこかな? 今は積極果敢で申し分なく、守りの凡ミスさえ気を付ければ…でしょう。

◇        ◇        ◇

ライブ配信は第2セット序盤で止まってしまったようです。この暑さでフリーズしちゃったかな? これはね…予算が許せば高価な機材を導入できるのでしょうが…一応バックアップは撮っていたようなので、上記リンクにて最後までお楽しみください。
今回も少数精鋭ながら汗だくで応援いただきました。今まで応援に来れば全勝という方もいましたが、敗戦にがっくり。「法被を着てないからだ(笑)」とか言われてました。この暑さじゃ必勝アイテムだとしても着れないよね。

永井監督は「やろうとしていたことはほぼ出せましたけど…」と言っていましたが、どう勝利へ結びつけるかっていうのはホント難しい。
とはいえ苦手相手に善戦したことは間違いないので、しっかり切り替えて次戦に臨むことが大事。

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