![]() ![]() TOP No.1 No.2 ![]() |
No.10 ZOOM 707II 定価 14,800円 | ||
|
「安かろう、悪かろう」という一般的な方程式が一概に当てはまらないZOOMの製品ですが、特に505シリーズ,707シリーズは優れていると思います。 色々と機材を持ってはいますが、重たいギターと機材を抱えてスタジオに行くのはおっくうです。それほど音色にこだわる必要のないバンドでの練習や、野外での演奏時には威力を最大に発揮してくれるこの707IIですが、最低限のことはきちっとやってくれるので、意外と活躍させる範囲も広がってきます。 実際私も、とあるバンド(それほど音色にこだわる必要のないバンド)に加わっていた時、ラックエフェクトを持ち込むことがバカバカしく思え、ACアダプター付きで10,000円で購入した次第です。 肝のサウンドですが、結構使える音が作れます。細かい設定ができないパラメータもありますが、10,000円でここまでできるなら納得です。プリアンプや歪み系ではどうしてもデジタル臭さのある音が多いですが、うまくセッティングすればガマンの範疇でしょう。値段が値段ですから。 電池駆動できるマルチエフェクターの最高峰として、ストリートにもお薦めします。 |
No.9 AUDIX Studio1A 定価 80,000円(セット) | ||
|
神戸時代の最後の頃、LUXKITのMODEL A701をオーディオモニターにしていました。別に3wayのスピーカーもあるのですが、それを音楽制作用のメインモニターにしてしまっていたため、オーディオ用として仮に使っていたのです。しかし越してきた後、コーンのエッジがボロボロに崩れてしまい、使い物にならなくなってしまいました。そこで何かいいスピーカーはないかと探していたのです。 最初はオーディオ専門店でリスニングしながら、VictorのSX-500シリーズの音を想定しながらもう少し小さめのスピーカーを探していたのですがピンと来るものがなく、オーディオ中古店でInfinity(知らない人が多い)のスピーカーを見つけました。これが意外といい音で、B&Wよりも張りのある、とてもアメリカ製とは思えないサウンドでした。で、それを買おうかどうしようか迷っていた所、たまたま見かけたのがこのStudio1Aというスピーカーです。 仕事上、できればモニターとしても使いきれるスピーカーにしたかったので、NS-10Mを買うことも考えたのですが(結局後に買いました)、まずは「いい音」のスピーカーを、という気持ちと冒険心で購入したこのスピーカーですが、これがとんでもなくいい音だったのです。 サイズからは想像もできない重低音と、何よりも音像の確かさが素晴らしい。なぜこのスピーカーが話題にならなかったのか、今もって不思議なくらいです。そのためか、現在日本では販売されておりません。NS-10Mよりも安く買えたのに・・・。 |
No.8 AUDIX OM-3(xb) 定価 32,000円 | ||
|
変わった視点で、マイクです。 ダイナミックマイクの定番と言えばSHUREのSM58・SM57ですよね。定番ですから、音質がどうこうより、その補正方法がある程度確立している分使いやすいということなのでしょう。 で、私の愛機となっているダイナミックマイクがこのOM-3xbです。現在の機種名は他のマイクと連番のOM3になっていますが、どうやら変わりはないようです。このマイクは安かったから試しに買ってみたのですが、それが何ともお買い得でした。 イコライザーをフラットにしていても、今まで拾えなかった高域がきちんと拾え、抜けのいいボーカルが録れます。また、アコギのオンマイクでもいい結果が得られました。コンデンサーマイクをまだ買っていないのは、このマイクのおかげだったりもします。とにかく変な癖もなく使いやすいので重宝しています。 スイッチ付きのOM3Sというのもありますが、やはりスイッチのないこちらをお薦めします。 何かマイクを買わなきゃ、という方にはお薦めのこのマイク。実売価格も10,000円前後ですので、SHUREブランドにこだわりのない方ならまずお試しいただきたいマイクです。 |
No.7 Digitech Talker 定価 ?円 | ||
|
変りダネということで、こんな機材を紹介します。 DUFT PUNKの「わんもぁたぁ〜ぃ〜」をご存知ですか?あの声を作っているのはコレです。 ボコーダーのような機材ですが、「ボコーダーって何?」という方もおられるでしょうね。ボコーダーの簡単な仕組みをシンセサイザーで例えるなら、オシレータに当たるものが機材に接続する楽器音、フィルターに当たるものが機材そのもの、鍵盤にあたるものがマイクから入力される人間の声、といった具合です。もっと詳しく説明するには1ページ必要なのでこのくらいに・・・。ボコーダーの名機と言えばRolandのVC-350やVP-330、KORGのVC10といったところでしょう。 さてこのTalkerですが、いわゆるボコーダーとはちょっとシステムが異なるようです。入力される楽器音で音程を作るのは同じですが、生の声をピッチシフトさせたような音と楽器音が混ざって出力されるような音です。例の「わんもぁたぁ〜ぃ〜」もそうですが、生の声がはっきり分かります。今風なボコーダーと認識すればいいのでしょうね。 とにかく、「わんもぁたぁ〜ぃ〜」のおかげで、同じサウンドが一時流行ってしまいました。 すでに廃盤機種になっていますが、GNX-2やGNX-3,RP2000などにその機能が引き継がれていますので、どうしても欲しいのであればそれを買うのもいいでしょう。私には必要ないので、ボコーダー専用機として購入したBOSSのSE-70で充分です。 |
No.6 SONY ZS-F1 定価 98,000円 | ||
|
CD/RADIOプレーヤーです。本当に不思議なんですが、SONY製のオーディオ製品には名機が多いんですよね。そういう機器には「SONYタイマー」が付いていないようです・・・。 もう10年前の製品ですが、現在でもスタジオモニターとして有名なこのZS-F1。スタジオモニターと言っても昔のAURATONE 5Cと同様の扱いです。とにかく、一般家庭のラジカセサウンドを想定したモニターとしての役割が中心で、何もマスターとしての機能は求められておりません。 がしかし、その音たるや見事な仕上がりで、前述のAURATONE 5Cがラジオの音を想定したモニターであったことを考えると、さすがに時代の流れを感じます。 実際、この「PRESH」シリーズのZS-F1とZS-M1は、設計の段階でサウンド面ではかなり工夫したようで、SMS-1Pにもそのサウンドコンセプトは引き継がれました。 また、スピーカーですが、『speaker system (Bose speakers, licensed by Sony)』という記述を発見し、「なるほど・・・」と納得した次第。 現在は入手困難な商品ですが、根気良く待てば入手できることでしょう。値段も落ち着いてきたようで、40,000円を切るようになりました。 |
No.5 SONY MDR-Z600 定価 11,000円 | ||
|
ヘッドホンです。なぜか最近、SONYのヘッドホンはいい音するんだよね。 一般のオーディオ店で入手できる手ごろな価格のもので、特に私がお薦めするのがコレ。みんなに薦めております。店頭価格はだいたい8,000円程度。しかも発売されて5年以上経っておりますが、同価格帯でこれを凌ぐものはまだ見かけません。音抜けもよく、しかもギラギラしない高域。充分に出る低域。多少音圧を感じますが、解像度も悪くはありません。 はっきり言って、お勧めです!普通のヘッドホンが欲しい人は購入すべきモデルです。発売当時、この価格帯のヘッドホンをすべて試聴し、これよりも高いモデル、安いモデルを聴いた上での判断です。「ドンシャリ」だと言う人もいますが、そんなにひどいわけではありません。ただし、製造が終わったようなので、見つけたらゲットしましょう。 もう1ランク上が欲しい方、MDR7506がお薦めです。MDR-CD900STより固めで高域よりの音ですが、MDR-CD900STより安いのですから。もう1ランク下なら、MDR-Z300というのもいいでしょう。これも廃盤かな? |
No.4 SONY MDR-CD900ST 定価 18,000円 | ||
|
ヘッドホンです。 最近めずらしくロングラン商品を出しているSONYですが、このヘッドホンは録音スタジオでは完全に定番商品となってしまいました。どこに行っても置いてあります。録音スタジオ以外でもよく使われていますね。 この商品は、同じSONYでもオーディオ分野とは違う商品で、流通ルートは楽器扱い。ですので、普通のオーディオ店では扱っていないところも多いです。楽器も扱っている家電量販店なら売っている場合もあります。 重要なのは音ですが、SONYらしからぬストレートな音。低音から高音までのバランスは、この価格帯では最高スペックではないでしょうか。長時間聴いていてもあまり疲れることはありません。確かにいい音のヘッドホンはSTAXなど他にもありますが、買うところをきちんと選べば14,000円程度で買えますので、こんなお徳なモデルは他にはありませんよ。 |
No.3 Star's ELECTORIC SITAR 定価 85,000円 | ||
|
エレクトリックシタール(本来は「シタールギター」)で有名なのは『CORAL』というメーカーです。しかし現在は製造されておらず、中古楽器店でも高価なものとなっています。また使用頻度を考えると、プロでもレンタルするぐらいですので、私たち一般のミュージシャンには縁の遠い楽器のひとつでしょう。 しかし、購入する意志さえあれば購入可能なエレクトリックシタールが『Star's』というブランド名で発売されました。 気になるクオリティですが、これがまた値段の割にいいものです。エレクトリックシタールの命と言えばあのビビリ具合。それが結構安定していてGOODです。作りもしっかりしており、価格以上の価値はあります。実売価格は68,000円程度です。 ただし、出番の少ないのはいつものこと。それゆえ私自身、購入は見合わせております。 なお、『JERRY JONES』というブランドからもエレクトリックシタールが発売されておりますが、実はコレ、同じ工場で作られているのです。しかも『JERRY JONES』と『Star's』の差があまり感じられないのです。『JERRY JONES』の定価は250,000円、実売価格はおおむね180,000円前後ですから、『Star's』がどれだけコストパフォーマンスが高いかが分かると思います。 |
No.2 東一電機 VITAMIN-Q 定価 ? | ||
|
ギター用のコンデンサとして使っていたりしておりますが、オーディオマニアもご存知の商品です。 『VITAMIN-Q』といえばSPRAGUE製が本物。この東一電機製はその復刻版です。音的にはオリジナルとは違うと言われております。確かにまったく同じだとは言いませんが、これはオーディオ的な知識の薄いギタリストの言う言葉です。オーディオ的に言うと、パーツには『エージング』が必要です。車やバイクでいうところのエンジンの『慣らし』と同じ。特にオーディオ用に使われていた昔のSPRAGUE製のものと比較しようとするなら、同じ時間の電圧を東一電機製にもかけてあげないと、比較にはなりません。しかもギターの回路そのものには電源はありません(アクティブピックアップへの電源は、ジャックにプラグを挿さないとONにはなりません)から、アンプなどに接続しないと意味はありません。また、ピックアップが反応しなければ電圧もかからないので、弾かないと意味はありません。それゆえ『エージング』にはオーディオ以上に時間が必要と言えます。 さて、当然今購入すればすべて新品の東一電機製の『VITAMIN-Q』。しかしオイルコンデンサーの特徴はきちんと音として出てきます。高域が多少甘くなり耳障りな高調波が消え、中域もいい感じ。低域のブーミーさがあまりなく、トーンを絞った時のニュアンスも悪くはありません。とにかく使っていくうちにいい方向に変化していくことでしょう。 お手持ちのギターのコンデンサがセラミックやマイラなら、即交換してみるべきです。『オレンジドロップ』というオイルコンデンサも入手しやすいですが、お薦めは『VITAMIN-Q』の復刻版です。定価は分かりませんが安価で、1個800円程度で購入できるはずです。たまに1,000円を越す店もありますが、はっきり言ってボッタクリです。 |
No.1 PSK OVERDRIVE ODV-5 定価 6,500円 | ||
|
最近話題のメーカー、韓国製の雄『PSK』ですがご存知ですか? とにかくコストパフォーマンスに優れたギター用エフェクターをリリースしており、そのサウンドクオリティーは特筆に価します。 何がそんなにすごいのかというと、その代表格がこの『OVERDRIVE』です。まだ入手しておりませんので回路までは分かりませんが、サウンド的には『オリジナルTS-9』風です。最近のTS-9リイシューモデルよりもよくできている感じです。 見てくれが安物っぽいので敬遠される方もおられるかもしれませんが、だまされたと思って一度楽器店で試奏させてもらってください。当然比較対象は『IBANEZ TS-9』です。 『OVERDRIVE SUPER SOD-5』というモデルもあり、こちらはODV-5よりも太い音がします。 『DISTORTION DST-5』も試して下さい。『DISTORTION SUPER SDS-5』もよいです。なおSDS-5は『RAT』と比較するとその凄さが分かります。 歪み系ではありませんが、『COMPRESSOR CPS-5』はMXRですね。『WAH PEDAL WP-101』はJIM DUNLOPのCRY BABYを買うよりいい音がします。ホント、凄いメーカーですよ。 |
![]() ![]() |