マヒストラル
INOKI BOM-BA-YE
観戦記
2002猪木祭
ボブ・サップvs高山善廣
ミルコ・クロコップvs藤田和之
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年末好例の「猪木祭」が2002年の国民的アイドル「ボブサップ」をメインとして開催。 リベンジをウリにしている藤田vsミルコと言う好カードを押しのけてメインを獲得。 今の俺の視点は170kgの肉の塊ではなく金塊が闘っている。とにかく凄い人気なのだ。 プロレス界、格闘技界を年末で締めるに相応しい配役である。これぞ「祭」。 とにかくいつもの観戦馬鹿コンビで埼玉スーパーアリーナに出向く。 会場に入る前のグッズ売り場を覗くや、ここでもボブサップ人気は絶大だった。 ボブサップグッズは全て売り切れ。なんちゃっての俺も何かグッズを買おうかと企んだのだが 好例???のくだらない猪木お守りを購入してとっとと会場入り。 対したカードも無いのに会場の人の入りは凄い。これぞボブサップの経済効果。 そんなどうでもいいカードばかりなので試合は全く憶えていない。 取り敢えず藤田批判だけでも。 ●第六試合 藤田和之 vs ミルコ・クロコップ 至極のリベンジマッチが提供される。勿論、格闘馬鹿はこのカードが堪らなく楽しみで仕方が無かった。 負傷欠場が長かった藤田の総合復帰も期待の一つだが、やはり藤田のタックル性能でミルコを攻略する 期待がかなり高かった。 勿論、グランド技術を期待してはいない、倒してからのパワーに期待したのだが・・・。 試合が始まるやミルコが打つことは無いと思っていたローを打ってきた。 牽制のシャープなローではあるがキャッチされるリスクを負って打つとは思っても見なかった。 色々考えたのだがタックルしかない藤田に対しては距離を取る戦法しかないので 打たなければならなかったのだろう。藤田は蹴りは全く無いので選択肢は無い。 少しでもスタンドでのパンチを打つ勇気があればミルコはパンチカウンターを誘って狙う戦い方に なっていただろう。しかし藤田はタックルしかないのである。 そうなるとパンチはアッパーをタックルにカウンターで合わせるしかなく非常にハイリスク。 間合いが詰まると前回と同じく博打膝蹴りを合わせなければならないが・・・ 同じ事を藤田が食らうのならそれはそれでそこまでの選手。 そうで無いとの判断なら前回のような低過ぎるタックルではない両差し狙いや胴タックル狙いを 行ってくると仮定すればやはり中に入るのは困難。 まさか、ミルコがタックルを仕掛ける訳には行かない(見てみたいがw)ので、 藤田のタックルを切れる距離ということで遠距離でのローや得意の左ハイを狙う間合いに ならざるを得なかったのかとも思う。 そして、ミルコには特権が許されている貴重なファイターでもある。 それは「K−1」戦士が「総合」の試合に出ていると言う事で、アウェイルールや打撃系選手が 総合のマットに出ているといったニュアンスから自ら仕掛ける事を必要とされていない、 グランドでの膠着も打撃系なら仕方が無いと言う風潮がまだ許される範囲にいる。 特に自ら仕掛けなくても良いと言う点は非常に戦いやすい。(と俺は思う。) そして、判定で負けない戦い方も知っている。それでいて身体能力は抜群で駆け引きも非常に上手い。 これを崩すのは至難の技ではあるが、 長期欠場で背水の藤田、病気であるブライアンジョンストンを使っての煽り演出入れまくりの状態、 そしてリベンジ・・・。プロレスが一番強いとの証明の日にしなければならない・・・ハズだった。 そして、試合でタックルは決まった!!! 誰もが考える倒せば藤田のパワーがあれば何とかなるだろうとの思惑は 3度目のテイクダウン辺りで消えうせる・・・。 いかんせんタックルに入った後の倒し方を知らなさ過ぎた。タックルの後の倒し方が色々あって 普通にタックルだけで倒すとガードポジションを取られて倒した方が攻め手が少なく不利になる。 藤田のパワーと欠場中の知識の蓄積が有れば簡単にパスガードをやってくれる・・・。 タックルの後はサイドポジションを取る倒し方を行える知識と技術があるはず・・・。 甘かった。何もかもが甘かった。見ているファンも甘かったが本人が一番甘いと感じただろう。 倒しても何も出来ないのだから・・・。これだからプロレスラーってやつは・・・。 お前は長い休養で何をやっていた!!!アマチュアの俺の方が知識も技術もあるぞ!!! あまりの成長の無ささ加減に呆れてしまった。究極の身体能力対決かと楽しみにしていたのが、 技能面の成長の無い無駄なリベンジマッチでしかなかった。 勿論、ミルコには負けない為の技術の向上は見られたが・・・。 最後はミルコの術中であるがぶっての膝連打で判定勝利。 まさに筋肉馬鹿をさらけ出した藤田であった。 どうするのだろう。ボブサップとブックを組むのだろうか???いい絵が浮かばない。 宙に浮いた藤田ブランド。いや地に落ちた藤田ブランド。 多分、高山→ドンフライ→ボブサップと言った路線か・・・。 もう期待しない・・・。 ●セミファイナル 吉田秀彦 vs 佐竹雅昭 佐竹の「総合」引退試合とのこと。思い入れは無いのでさようなら佐竹。 開幕の吉田のグラブタッチに対してソバットを打った馬鹿さ加減だけが面白かった。 当然吉田は怒って瞬殺に入る。あっさりとフロントネックで決着。 どうでもいいマイクパフォーマンスが野次を誘う。 さようなら佐竹。ありがとう佐竹。そして、こんにちはサタyan・・・。 ●メインイベント ボブサップ vs 高山善廣 さぁメイン。2002年のプロレス大賞MVPであるボブサップと最高試合賞を取った高山。 新のMVPを決める決戦試合との声もある業界の「今」を象徴するこの2人の対決はみものだ。 大方の予想ではプロレスをやるんでは?との雰囲気も強かったが両者OFGを付けてやる気満々。 試合前の雰囲気を覚えていないので早速試合内容へ。 ボブサップがアメフトのタックル姿勢で高山を威嚇する。 そしてゴングがなるや高山も真っ向勝負にダッシュを噛まし両者中央でぶつかり稽古? 高山が打撃を放つのだがボブサップがタックルに入る!!! テイクダウン後ガードポジションだが得意の体重パワーを活かしたパウントを展開。 まさかのタックルだった。しかも自分から積極的に出てのタックル。 何故にタックルなのか?と言う驚きの解答は決まり手への布石だった。 ガードを取られていても重い体重と拳を振り下ろしながら高山にダメージを与える。 数発いい鉄槌が入りさすがにこれを嫌がらない奴はいない・・・。 高山が殴られるのが嫌で横を向こうとした時に、すかさずサップはパスガード!!! う〜ん練習してきている。相手が嫌がっての状態なので簡単なパスだったが、流れを作って 状況に合った適切な行動でかなりビックリした。 巨体がサイドを取ったら完璧な状態。殴られ続けて終了かと思ったのだが??? またも、鉄槌を落としながら相手を良く見てドンピシャのタイミングで「腕十字」の態勢に!!! ちょっと入る動きは遅かったが、あのデカイ足が被さればもう返す事は出来ない。 腕を引き伸ばされてアッサリと高山のタップで終了。師匠譲りの高速タップ??? まぁあの態勢ではどうしようも無いが、十字の流れまで完全な総合での勝利パターンをやってのけた ボブサップは凄い。どこまで強くなるのだろうか??? 気になるのはボブチャンチンみたいに小さくならない事だけを祈る。 そんなこんなでボブサップの1年、いやボブサップの下半期だった。 老若男女誰もが親しめるキャラクター性、個性を高めるプロレス演出を知っている演出能力、 素人でありながらパワーとバネを有効に使い、動ける170kgの巨漢という意外性 これぞ時代が求めていたスパースターなんだろう・・・。 桜庭神話が崩れた今、格闘技界の救世主となり、メディアの救世主にもなっている。 突然だが、そんなボブサップに圧倒されながらも勝利を収めたノゲイラを賞賛してあげたい。 俺の中では2002年はノゲイラなのだ!!! オモプラッタは最高である。 1年の格闘技・プロレス界を振り返る?猪木 BOM-BA-YE 最後はやはりこの人「アントニオ猪木」である。 猪木祭の好例?の年越しダーが年を越す2時間も前に行われる??? 猪木曰く 「私は10年先を進んでいる」 「そんな皆様にも2時間先に進んで下さい・・・。」 まさに騙しウリの宗教団体と変わらない。 そんなアホなと爆笑の中、 「いくゾー」 「イチ」 「ニー」 「サン」 「ダーーーーー」 来年もこの人中心です。 |