W役萬

中華絵巻
九連宝燈

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本日は負け組トリーズを解散して、
勝ち組のワンツーである万吉っつぁんとノントリーとしてデビュー?

いつものトリーズ新垣、
ギャンブラー万吉、
そして2度目の対戦の新人中野っち の面々と

0時茶水にてスタート。
TOPラス後の始めて3回戦目のオーラス。
上家に万吉、下家に新垣、対面に中野。
この3人が熾烈なTOP争いを繰り広げる中
一人ラスを快走中のノントリー松本・・・。
トリでは無いのだが、前戦はトリラスだった事もあり
非常に手が悪い愚痴モード炸裂。
新垣が

「松本さんが愚痴り出したら役満出るよ。」

と危険だと煽るのだが正直どうにもなりません。

    ドラ

ダンラスで国士も四暗も見えない手配の中、
取り敢えずどうにもならないので染めようと決める。

を引き、を引き、を引き

鳴いてホンイツ一通役配程度では全く意味が無いので
面前を決め込み手が広がるのを祈る。
すると

を引き、を引き、を引き、を引いて!!!

それはもう心臓バクレツ緊張感抜群!
まさかまさかとドギマギしながら
何が来てどういう待ちになるのか?
理想配以外のマンズが来た時の対処は?
と頭をフル回転させながら祈るしかないw

幸い周りが早い展開ではなく、
上家の万吉が全速喰いタンでテンバッている気配が有る程度。

「やれる!」

何の根拠も無い自信だけが先走るのだが、
問題はが場に3枚出ているので
上手くいっても最終形がを引いて

を切る
待ちか、

もしくは

を切る
待ち

が精一杯のメンチンのみ手?がよぎるのだが
ドキドキしながら目一杯心の中で
ラスお願い!
と麻雀の神に祈る祈るw

そして時が来た〜!!!
まさかの引き!!!

「エェ〜引けるの?俺最強!!!」

ともう何がなんだかw
12順目でのテンパイで非常に遅かったが
を切り
まさかの九連宝燈をテンバッた。

それはもうこれ以上ないぐらいの緊張感。
映画麻雀放浪記が頭によぎり
本当に死ぬんじゃないかというぐらいのドキドキ感。

もう開き直って上がれれば死んでもいいと思ったねw
そして、多摩川の土手から投げ捨ててくれw
麻雀打ちながら九連宝燈上がって死ねるなら本望だと
心に決めつつ早く出ろと邪念を目一杯掛けるw


そんなこんなタイミングで対面の中野っちが
飛んで火に入る何とかと言わんばかりに曲げミックス。
リーチが来た!
そして現物にが有るやないのw
降りろ新垣!
現物だ新垣!
出せ新垣!!!
と場を楽しみながら
リーチを掛けた不運の人、中野っち自らがリー即で
を引き場に晒す。

ドゴーン!!!

「ロン」「ロン」

と声がこだまする。

■リアル九連宝燈

上家の万吉が待ちの喰いタンで
タンヤオドラ3の満貫でトップを確信した満足感のある笑みを見せる。
まさかの新コンビノントリーのダブロン!
こりゃ縁起が良い?

そして、満を持して

「ダブロン開いていい?」

とわざわざすぐに開かずに溜めを作り周りを伺う。
そして、どうだと言わんばかりに牌を勢いよく倒す。

「?ん?お?メンチン?」

と一瞬の静寂が生まれた後

「アァァァァアァ・・・チュチュ九連!!!」

それはもう感激ものだった。
まさかの九連テンパイだけでなくロン上がりで牌を倒せるなんてw
あんな酷い手がここまで出来上がるなんて思いもよらない展開に
もうテンションの高ぶりと震えが止まらない。
この感激は上がった人にしか分からないものなんだろうが、
いや〜何度思い出しても超最高である!

不運中野っちは筋牌のとドラののシャボ。
上がれない筋牌を切って
挙句の果てにダブロンを喰らうはめに・・・

そして、不運中野君は
上家の万吉の満貫と
九連宝燈の役満で
計40,000点とチップ20枚を支払いトビラス。

ダンラスから役満を上がってTOPに立ったノントリー松本。
大逆転劇の光と影を演出した好勝負?でした。
まさに神降臨とはこの事です。

→■第2話_漫画展開_不運中野っちまだまだ続くの巻

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