'66 MUSTANG FASTBACK

2004年2月の物語



2月1日(日)

トランク内の板金の準備。
サンダーとカッターを使って古い溶接の跡をきれいにした。
作業がしやすいようにとロワーバランス(ナンバープレートの付くところ)も外した。
これでボディにネジで止ねてある外板部品は全て外したことになる。
普段は見えないところなのと、複雑な形をしてる場所なのと、自分の技術で出来るのかなあという不安と、写真では意味が伝わりにくいのであまり撮影してない。
ああしようこうしよう、いや、ああでもないこうでもない・・・・
楽しみでやってるつもりなのにだんだんと気が重くなってきた。
一段落付いたところで途中放棄。

ロールケージが欲しいのだが輸入すると重量のためにかなり送料が掛かるようだ。
その割りにボルトオンでピッタリと取り付けられる物でもないし。
かといってオーダーで作るとなるともっと掛かる。
ならば自分で作ればどうかと。
やってみてだめならまた考えればいいか・・・
うまくいかなかったとしても得る物は大きいと思う。
材料といっても鋼材だけだから失敗してもしれてるし。
というわけで、どんなものかと銅パイプで作って遊んでみた。
ロールケージの取り付け、溶接はプロのショップにお願いする予定。



2月8日(日)

トランクの右下(右リアフェンダーの内側)の板金。
小さなサビ穴から後輪が跳ね上げた泥が溜まったりしやすいのかよく腐ってるので思い切って切除。
切り取る鉄板の型取りに0.5mmくらいのFRPを使用した。
紙やボール紙と違って腰があるので扱いやすい。
はさみで簡単に切れる。
非常にわかりにくい写真。

左列:トランクの上から見たところ
右列:ボディの下から見たところ

腐った部分を切り取って

溶接面もよく磨いておいて

鉄板を切り出して

ボンネットの白さがまぶしい(笑)

溶接する所をパンチで穴を開けて

サンダーで塗装を剥いで

クランプやバイスではさんで密着させながら

上手に溶接。後日サンダーで仕上げ予定
トランクの床部分に当てる鉄板の型を切り出す準備。
FRP板の下から照明を当てるとこのように形が明らかになる。
マジックでなぞって・・・
窓のアクリル板て上手く切り出せるのだろうか。
試しにFRP板でやってみた。
これを元型にしてアクリルを切り出して微調整。


2月15日(日)

先週型取りしたものを切り出して貼り付けた。
溶接の熱でボディ裏側の塗装やアンダーコートが燃え出すのでちょっと怖かった。
1箇所やっては消し、また1箇所やっては消し・・・
ボディ裏側から溶接した箇所は上から押さえたり下に潜ったり。
面を付けたり外したり。
細かいところが気にはなるがここにはバッテリートレーを付ける予定。
加工のため部分的に切り取らないとだめかも。
だから後日フィニッシュ予定。


ななめ上から見たところ

水平位置から見たところ。微妙なカーブがある。
ちなみにノーマルはそれらしくプレスした鉄板。

左半分は溶接の盛り上がりをサンダーで擦ったところ。
きれいになるとすごくそれらしく見える。


溶接のコツ:
溶接のとき、サビや塗装がちょっとでも残ってるとダメ。
ほんのちょっとでもダメ。

気分転換に昔のホイル(エンケイ)を付けてみた。
キャリパーをクリア出来たのでうれしい。
リアは入るのかなあ・・・
入らなかったら気分が滅入るかもしれないので試さず。



3月の物語に続く

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