'66 MUSTANG FASTBACK

2005年1月の物語


1月9日、10日(日、月)

修理したオイルパンに灯油を入れてみたが漏れなかったので、装着することにした。
灯油の量が少なかったのと、圧力を掛けたテストはしていないのでピンホールはあるかもしれない。
気休めにサンダー、脱脂のあとPORをこってりと塗っておいた。
漏れたらまた考えよう。
ついでにオイルポンプとシャフトも強化タイプの新品に。
今から思うとエンジンのオイルシール類も交換しておいた方がよかったかもしれない。
漏れたらまた考えよう。

床まわりには筆でしっかりとPORを塗った。
室内の全ての板金や加工が終わったわけではないので、部分的にはPORを剥がさないといけないかもしれないが、とりあえず出来るとこから手当たり次第に。
ボディ裏側はまだ直すところがあるのでまたそのうちに・・・

1月16日(日)

メーターパネルとダッシュボードの隙間が気になるので板金パテでそれらしく整形した。
パネルにパテの土台とスペーサーを兼ねて木片を接着。
パテの維持のためにドリルで穴を開けて。
あらかじめダッシュに荷造り用のテープを貼って。
パネルにパテを盛ってダッシュに押し付けて固定。
固まったら整形して、ダッシュの裏側から固定するため6mmのタップをたてて寸切りボルトをコーキングで接着。
ダッシュ裏からナットで固定。


グローブボックスの場所にMSDやFUSE BOXの取り付けをやめたので、軽量化のために薄いFRP板をダッシュのアールに合わせてビス留めにした。

つや消しの黒スプレーで仕上てイメージを見てるところ。
純正のグローブボックスがあれば確かに便利なのだが、蓋がずっしりと重いので使いたくない。

ヘッドライトの土台を留めるステー。古いものをスポットドリルで除去。
顔面を取り付ける為には必要みたい。

仕方なく新品を溶接。
反対側はきれいに削ってしまったのでどこに付けていいか分からず。
組み立てながら付ける予定。
今までも動作はしてたので問題はないと思うのだが、今のうちに悪いところがあれば直しておきたいという気持ちが。
ガスケットは無駄になるがギヤ比も知りたかった。
ミッションも以前に他車種のものと交換されてるのと、また以前にレシオが変えられてるかもしれないので開けてみた。
ギヤにマーキングしてクルクルと回して数えた。
が、下の方にある一部のギヤは数えられなかったが、パーツリストと照合すれば何とか分かりそうな気もする。
車のミッションってマジマジと見たのは初めてなので何が何やら。
ギヤの欠けや変色もないので大丈夫なのかな?
友人の車屋さん曰く、「動いてるものは触らない方がいい。壊れたら直したらいい」だそうです。

結果:ワイドレシオタイプで、 1速 2.78 2速 1.93 3速 1.36 4速 1.00 バック 2.78 でした。


1月23日(日)

室内の塗装は入手の簡単な家庭用塗料でやってみることにした。
床は刷毛塗りでもよかったのだが、天井やピラーは刷毛目を残したくないので練習を兼ねてガンで吹いた。
かなりうすめ液を入れないと濃すぎるが、やや濃い目で吹いてみた。
「たれにくい」と書いてあるように「たれにくい」。
「つやあり」と書いてあるように「つやあり」。
かなりいいかもしれない。
車の外装の塗装に使いたいとは思わないが、エンジン周りや室内なら充分なような気がする。
日曜大工で使うような材料は手軽で誰にでもそこそこの仕上がりになるように作られてると思う。
プロが使う自動車用の材料を素人が使って、その持ち味が50%しか得られないのであれば、こういった材料を使って80%の仕上がりを狙った方が正解な時もありかな。

エンジンの塗装に続いてまたこの缶のお世話になった。
この系統の油性の家庭塗料はお気に入りです。
家の塀やガレージの内装は電動のスプレーガンで塗った。
その他日曜大工の作品やテラスは刷毛で。
ジェットスキーのシリンダー、ヘッド、マウントも刷毛で塗装。
2サイクルオイルにまみれたエンジンも、簡単な脱脂で、はじかれたところは筆でグチュグチュと馴染ませてやるとバッチリだった。
刷毛目を出したくない時は良い刷毛がいい。
安い物は刷毛目が出やすい。

簡単そうにみえるラッカーの缶スプレーが一番むつかしいと思う。
色が染まりにくい。ちょっとしつこく吹くと垂れる。塗膜が薄くて強度が弱い。
下手なだけかも・・・
塗装の対象物と缶を充分に暖めてから塗るのがコツかな。
冬は一回塗る毎にヒートガンで暖めて半乾きの状態にしてから塗り重ねしている。

1月30日(日)

先週の塗装の出来がよいのでいい気分。
塗料の残ってる分を室内に吹いた。
色も仕上がりもほぼ最初に描いてたイメージ通り。
オールドレーサー 。

恐るべし「うすねずみ色」
床の一部を残して材料切れになった。

塗装が乾くまであまりホコリの出ることは出来ないので、乾燥「促進」のため暖房しながらこまごまとしたものを。
古いタコメーターのレンズが曇ってたのでばらして掃除。
うまく組めなかったり、作動しなかったら新品を買おう・・・
メーターパネル作り変えるのか!?



2月の物語に続く

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