ボス「たいほしろ」

ヤス「ちょ、ちょっと待って下さい。　いいんですか、ボス？　ここは犯人逮捕のコーナーで、まだ事件を解決していない人がここを見てしまうと、ゲームが面白くなくなってしまいますよ？」

ボス「‥‥」

ヤス「い、一応内容を説明しておきます。　最短で事件を解決するルート、大体の粗筋をなぞりながらクリアするルートの２つを説明しています。　最短解決ルートだとなんと10分で事件を解決してしまうそうです。無茶苦茶ですね‥‥どうします、ボス？」

ボス「やっぱりやめた」／「見るといったら見る」

　ヤス「わかりました。どうしてもというのなら、仕方がありません。最短ルートでクリアする方法か、普通にクリアする方法、フラグ一覧どちらかを選んで下さい。

　あぁ、ボス。残念ですが、これが私の最後の仕事です。
　‥‥さようなら。私はボスに会えて幸せでしたよ。　でも、もし。　‥‥もし また いつかどこかで出会えた時は以前と同じ様に接してくださいね。約束ですよ、ボス‥‥。」

あなたも１０分で事件解決！　編

　最速でクリアすることを考えているので、アイテムや情報は最低限のものばかりで、はっきり言って話の筋も何もあったもんじゃないです。

　例えば

• こみや や ふみえ とは捜査中話しすらしません
• としゆきも逮捕しません。
• 地下迷路は、最後の最後に一度行くだけです
• 取るアイテムは こうぞうの写真 と 指輪 だけです。

　といった具合に、ルートを省きに省き、なんと１０分でクリアできます。





　ほぼ最短ルートに近いと思いますが、ひょっとするとまだ最適化できるかもしれません。　ポートピアは基本的に一本道のシナリオとはいえ、フラグを立てる順番に融通が利くので、こういう事ができるんですね。

　遊び方として明らかに間違っているのは承知していますが、ここまでくると「ちょっと暇だからポートピアでも」と気軽にプレイできて面白いです。電話番号を覚えるのはめんどくさいですが、ルートを覚えるのは結構簡単です。

　これだけ短時間でクリアできるミソは何といっても電話番号です。　条件さえ整っていれば、ゲーム内で電話番号をまだ知らなくても、プレイヤーが番号を覚えておけば、かけることができてしまうのです。　これにより、本来クリアに必要である こみや、としゆきのアリバイ崩し（&逮捕）、借用書の取得（←実は地下迷路に一度入るだけでOK）、マッチの取得がパスできます。

　なお、てらだや旅館は京都にいかなくても ０７５−１７７−３１４９ で神戸から掛けられます。同じく攻略ステップ数にはあまり関係ありませんが、こうぞう邸の地下で日記を取った後、「そうさやめる」すれば直ぐ脱出できるので時間の短縮になります。

でも本当に１０分なの？

　ファミコン版では１０分ぐらい掛かります。実際やってみた結果、タイトル画面でスタートボタンを押してから、エンディングのサイレンが消えるまでに9分30秒掛かりました。もう少しがんばれば、９分切る事もできるでしょう。

　ただクリアに掛かる時間の大半はメッセージの表示待ちなので、エミュレータを利用し、メッセージの表示を早くしてポートピアをプレイすると、めちゃくちゃな時間でクリアできます。ちなみに私の最短記録は２分４５秒です。こうなると既にアドベンチャーゲームじゃなくて、アクションゲームに近いものがあります(笑)

　Nesticle(ver0.42)とポートピア（とLZHを展開するソフト）をお持ちの方は私のプレイのムービーを見る事が出来ます。LZH形式で圧縮されて１３Kと小さいので、上記のソフトをお持ちの方はご覧ください。

こぼれ話

ちょっとだけ昔話入ります


　ファミコン版「ポートピア連続殺人事件」は同パソコン版の移植作品であるのですが、当時パソコン版のポートピアが出た時代はフロッピーディスクですら高級品で、ハードディスクを個人で持つなど信じられない時代でした。

　で、どうやってデーターやプログラムを記録していたかというと、カセットテープです。　ウォークマンとかにつっこんで音楽を聴くアレです。


　しかしカセットテープは、データーの記録・読出速度がとんでもなく遅いのでした。　なんとフロッピーディスクや（当時はまだ影も形もなかった）CD-ROMすらもぶっちぎる遅さです。当時は数１０分掛けてプログラムを読み込んで、ゲームを始めるのが普通だったというんですから、その遅さは推して知るべしです。

　カセットテープに音楽を録音し、何度も繰り返し聞くうちに音が歪んできます。　データーやプログラムを保存したテープも同様で、使っているうちにデーターが劣化してエラーが発生します。
　‥‥つまり、カセットテープから読み込みを始め、数１０分も待ちに待った挙げ句、つれないエラーメッセージ（I/O　ERRORとか）が出てきて、また最初からロードをやり直しというのは当時どこにでもある悲劇でした。



昔話おわり


　さて何故わざわざ、こんな事を持ち出したかというと。


　‥‥パソコン版のポートピアではファミコン版のコマンド選択と違い、例えば「トル　ユビワ」のように行動を文章で入力していかなければならないんですが、開始直後「タイホシロ　ヤス」を５回ほど入力するといきなりヤスが「ボス　まいりました」といっていきなり事件が解決してしまうらしいです（爆）


　ちょっと想像してみましょう。期待に胸を弾ませて(高いお金を出して)ゲームを購入、そしてエラーが出ない事をひたすら祈りつつゲームを開始するために３０分ぐらい掛けてロード。


　そして「タイホシロ　ヤス」と入力して１分でクリアできてしまった日にゃ、あなた。

泣きの一つもいれたくなるってものです(笑)

　しかし、そこはよくしたもの。「よくわかりましたね。私が犯人です」と言ってゲームが終了してしまうので、インチキしてクリアしても事件の謎は解けずじまいなのでした(笑)

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普通にクリア編

　クリアに多少時間は掛かりますが、真っ当なルートで解決する方法の紹介です。ある程度概要をつかむために無駄な（クリアに必要の無い）選択肢も入っています。

第一の殺人・としゆき逮捕

＜はなくまちょう＞
人に聞け
しらべる→こうぞう→職業
人調べろ→としゆき→職業

＜やまかわのやしき＞
何か調べろ→むしめがね（ドアの下の方）
何か取れ→ゆびわ

＜やしきのなか＞
何か調べろ→むしめがね（ドアのノブ周辺、左の戸棚の引き出し、本棚二段目右端３冊の本、机中央の灰皿）
何か取れ→マッチ
何か調べろ→死体、死因、凶器

＜隣の部屋＞
何か取れ→額縁
叩け（ボタン）
（隣の部屋に戻ると、死体のとなりに通路が出来ているので降りる）

＜迷路＞
（迷路の奥にある金庫まで行く（わからない人は地図を参照））
何か調べろ→金庫
何か取れ→借用書
何か調べろ→借用書

＜捜査本部＞
何か調べろ→マッチ
電話かけろ（１１７−３１４９）
人に聞け→みせのばしょ

誰か呼べ→こみや
人に聞け→アリバイ、こうぞうのこと
叩け→こみや

誰か呼べ→としゆき
人に聞け→アリバイ、こうぞうのこと
見せろ→ゆびわ
取れ→写真

誰か呼べ→ゆきこ
人に聞け→アリバイ、こうぞうのこと、ひらたのこと
何か見せろ→ゆびわ

呼べ→ふみえ
人に聞け→アリバイ、こうぞうのこと
何か取れ→写真

＜としゆきの部屋＞
何か調べろ→メモ
何か取れ→メモ
電話かけろ（※１５）

＜港＞
人に聞け
何か調べろ→つつみ
たいほしろ
ひとにきけ
何か見せろ→写真→としゆき

＜捜査本部＞
誰か呼べ→としゆき
人に聞け→アリバイ
何か見せろ→つつみ、メモ
叩け（としゆき）
たいほしろ

＜しんかいち＞
何か調べろ→かんばん
人に聞け

＜ぱる＞
何か見せろ→写真→こうぞう
人に聞け→こうぞうのこと、かわむらのこと、おこいのこと

＜捜査本部＞
（京都に移動）

＜京都＞
電話かけろ（１７７ー２４９３）

第２の殺人

＜あみだがみね＞
何か調べろ→死体、死因、地面
何か調べろ→むしめがね（死体下の地面）
何か調べろ→かきおき
何か取れ→かきおき

＜京都＞
人に聞け

＜捜査本部＞
誰か呼べ→ゆきこ
人調べろ→ゆきこ→アリバイ
人に聞け→アリバイ、ひらたのこと、こうぞうのこと

＜しんかいち＞
人調べろ→おこいのこと→けいれき、職業
人に聞け

＜捜査本部＞
誰か呼べ→おこい
人に聞け→アリバイ、こうぞうのこと、かわむらのこと

＜しんかいち＞
（なにもせずに捜査本部に戻る）

＜捜査本部＞
（おこいのたれこみがある）

第３の殺人

＜すみれそう＞
何か調べろ→死体、死因、部屋

＜捜査本部＞
誰か呼べ→おこい
人に聞け→かわむらのこと
誰か呼べ→ふみえ

＜港＞
ひとにきけ

＜すもと＞
人に聞け（２回）
何か見せろ→写真→ふみえ
さがす→ふみえの兄、ふみえ

＜捜査本部＞
誰か呼べ→こみや
人に聞け
何か見せろ→地図

＜地下迷路＞
（ばしょいどう→前に３歩、左向いて８歩、左向いて４歩、右向いて５歩、左向いて２歩進んだあと、右を向き壁にぶつかる）

＜隠し部屋＞
呼べ
何か調べろ→日記

＜捜査本部＞
何か取れ→ふく（３回）

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ポートピア連続殺人事件　フラグ一覧

場所の略記法：は→はなくまちょう、し→しんかいち、た→たかゆきの部屋、邸→こうぞうのやしき、書→こうぞうの書斎（殺人現場）、隣→書斎の隣の部屋、迷→地下迷路、本→捜査本部、＊→どこでもよい

　「数字→」となっている場合は、それ以前の項目の（＊数字）の行動を行っていないと起きないイベントです。

　ひとまとまりになっている項目は上から順に続けて行動する必要があることを示しています。

は：ひとにきく(*1)

＊：人調べる・こうぞう・職業
＊：人調べる・たかゆき・職業(*2)

邸：何か調べる（ドアの下）
邸：何か取る・ゆびわ(*3)

書：何か調べる・死体(*4)

書：何か調べる（戸棚)(*5)

書：何か調べる（本棚）(*6)

書：何か調べる（灰皿）
書：何か調べる（マッチ）(*7)

隣：とる・がくぶち
隣：たたく（ボタン）
迷：（地下に一度降りたら戻ってOK）(*8)

本：よぶ・こみや
本：たたく（こみや）（*9）

本：2 → よぶ・たかゆき
本：3 → みせる・ゆびわ(*10)

た：2 →　とる・メモ(*11)

＊：11 → 電話かける（”※１５”)
港：（男から包みを受け取り、男が立ち去った後）ひとにきく(*12)

本：2 → よぶ・たかゆき
本：4 → なにかきく・アリバイ
本：12 → みせる・つつみ
本：11 → みせる・めも
本：なにかきく・アリバイ
本：たたく（よしゆき）
本：たいほする（*13）

＊：7 → 電話かける（117-3149）
＊：人にきく・店の場所(*14)

し：14 → 何か調べる・かんばん(*15)

し：14 →ひとにきく
ぱる：ひとにみせる・しゃしん（こうぞう）(*16)

本：1,2→ひらたが京都に行きたがっていたという情報が入る(*17)

本：8,9,13 →ひらたの上着からメモ
京都：10,17 →　電話かける「１７７−２４９３」
あみだがみね：(*18)

本：17 → よぶ・ゆきこ
本：4 → きく・アリバイ
本：18 → ひとしらべる・ゆきこ・アリバイ
本：10 → みせる・ゆびわ
本：きく・アリバイ(*19)

し：15,16,19 →　ひとにきく(*20)

本：20 → よぶ・おこい
本：聞く・こうぞう(*21)

本：19,21 →（おこいのたれこみがある）
すみれ荘：(*23)

本：20,23 →よぶ・おこい
本：きく・かわむら(*24)

すもと：24 → ひとにきく
すもと：さがす・ふみえのあに
本：すみれ荘の屋根裏から地図が見つかる(*25)

隣：たたく（ボタン）
迷：25 → 前３歩　左８歩　左４歩右５歩左２歩進み、右を向き壁に３度ぶつかる
隠し部屋：よぶ
隠し部屋：しらべる・日記(*26)

本：26 → とる・服（3回）

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