我が家のクリスマス(2008)

BGM is English traditional carol "In Dulci Jubilo".


    

 我が家では今日Xmasパーティーをしました。 メインは毎年恒例、私の手作りローストチキン。 結構手間と時間がかかるので、 「今年はほかの料理にする〜?」と一応聞いてみるのですが、 家族は「1年に1回のことだからやっぱりローストチキン」 結局メインは毎年ローストチキンになります。 今年は去年よりうまく焼けました。
  チキン焼くのでオーブンを占領してしまうので、 デザートのケーキまで手作りは無理。 今年予約したケーキは、HIROコーヒーのチョコケーキです。世界No1になったというパティシエが作るケーキということで期待大でしたが、 デコレーション、味、ボリューム共に家族一同大満足でした。 ケーキの下のXmasランチョンマットはオーストリアのものです。
 BGMはプレゼントにいただいた3大テノール(パヴァロッティは故人になってしまいましたが)のコンピレーション・アルバム。 午前中聴いたバッハのクリスマス用の教会カンタータに比べれば、 イタリアの音楽はクリスマスでなくてもやっぱり陽気ですね!
 このページのBGMは英国ではポピュラーなトラディショナル・クリスマス・キャロルであるIn Dulci Jubilo(もろびと声あげ)です。バッハがオルガン用のコラール(BWV751)に編曲し、それをドイツの大ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプ(1895-1991)がピアノ用に編曲した版によりピアノを弾く者にも広く親しまれています。今日は次男が全音楽譜から出ている「J.S.バッハ=ケンプ ピアノのための10の編曲」で、はじめてこの曲を弾いてみました(全音の楽譜では「こころよき喜びの声にて」いう曲名になっています )。バッハのオルガン用の原曲もいいですが、ケンプ編曲版も素朴ながらクリスマスの喜ばしさが伝わってくるすばらしいものです。
 この曲も含めて、ケンプ編曲によるバッハの作品には、ケンプ自身の実に味わい深い名演が残されており、クリスマス・シーズンに限らない我が家の愛聴盤です。ケンプはグレン・グールドとは全く違ったやり方で心に残るバッハ演奏を残してくれました。国内盤のCDは残念ながら現在廃盤のようですが、輸入盤ならば容易に入手出来るようですので、興味がある方はぜひどうぞ。
(2008.12.23)