Bright and Joyful Is the Morn


 スコットランドのIrvineに生まれ,イングランドのSheffieldで没した作詞者のJames Montgomery (1771-1854)は生涯に400以上の詞を残した英国の代表的な賛美歌作者。"Bright and Joyful Is the Morn"は,Thomas Cotterill(1779-1823)が編纂した"A Selection of Psalms and Hymns", 8th edition (1819)に含まれている。一方曲をつくったのはJoseph David Jones (1827-1870)というウェールズのBryngrugogに生まれ,同じくウェールズのRhuthynに没した教会音楽家である。作詞者のMontgomeryとは対照的に,ほとんどこの1曲(原題Gwalchmai; 1860)しか知られておらず,詳しい生涯も分かっていない。しかし,この曲はよい。4分音符から音が跳ぶ8分音符の音型のおもしろさ,そして4つの声部がきれいにハモったときの美しさ…。日本では賛美歌99番「み子のうまれし ハレルヤ」として収録。