Brightest and Best of the Sons of the Morning


 この曲の作詞者であるReginald Heber(1783-1826)はイングランドのMalpas出身の牧師で,インドのTrichinopolyで入浴中の脳溢血で亡くなっている。詞は1811年のChristian Observer誌にはじめて発表されたが,その後は彼の死後まで忘れ去られていたものである。曲は1892年にJames Proctor Harding (1850-1911)がロンドンの教区のためにつくった"Morning Star"にもとづく。彼はロンドン出身で,同地のセント・アンドリュース教会のオルガニストを35年にわたって務めた。
 この曲のちょっとシューベルトを思わせるような明るくロマンチックな曲想は,「暁の星」(=救世主の象徴)というイメージにぴったりだ。日本では賛美歌118番「くしき星よ,やみの夜に」として収録されている。