
今日は、オケのいつものメンバーとほぼ3ヶ月ぶりにカルテットを楽しんだ。みな、9月のオケの演奏会前後から忙しくて、4人とも都合のよい日がなかなか取れなかった。オケもいいけど、カルテットもやっぱりいいなぁということを再認識。
以下は、アンサンブル後に毎回私が作成している備忘録から…。
※シベリウス 「ロマンス」
聴いたことのない曲で初見。初めはよく分からなかったが、弾いているうちにだんだん曲の雰囲気が分かってきた気がする。アンダンテ・フェスティーヴォといい、シベリウスの弦楽曲はロマンティックでいい!
※モーツァルト 弦楽四重奏曲 変ロ長調 K.589 「プロシア王第2番」 全曲
随所に出てくるチェロのハイポジション、異様なほど難しいメヌエットと、一筋縄ではいかない難しい曲だったが(プロシア王第1番より難しい!)、やりがいのある曲なので、各自少しさらってまたやることにしよう。
※アリアーガ 弦楽四重奏曲第1番 ニ短調、1,3,4楽章
調べてみたら前回07年の1月27日にこの曲の同じ楽章をやっている。前回も2楽章はパスしていた(^_^.)。曲がスペイン風だとか、感想が出てきたということは、前回よりはお互い聴けて弾けて楽しめたのではないかなと私自身は勝手に思っている。
※アリアーガ 弦楽四重奏曲第2番 イ長調、2楽章
メロディーが明るくて楽しい変奏曲。1stがほとんど休みでヴィオラが主役のVar.IIIがいい。Var.IVのピチカートを効果的に演奏するには練習が要りそう。
※アリアーガ 弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調,4楽章
だんだん時間が迫ってきて、次に何をしようかと迷っていたときに、「アリアーガ、全部の曲を一通りやってみましょう」というYさんの発案で、この曲の終楽章をやることに。いかにも南国スペイン!?という感じの乗りのいいPresto agitatoだが、今回はアレグロくらいのテンポだったか?
…というわけで、一通り3曲とも”ツバ”をつけたアリアーガ。次回は今回やっていない楽章もやってみたい。
※ハイドン 弦楽四重奏曲 作品76−4「日の出」 変ロ長調、1,3,4楽章
今回はモーツァルトのK.589もそうだったが、B♭の曲に縁があった。K.589よりは明快で弾きやすいが、4楽章を指定されたテンポに上げて弾くのはなかなか難しそう。
※ハイドン 弦楽四重奏曲 作品76−5「ラルゴ」 ニ長調、4楽章
最後はいかにもハイドンという感じの「ラルゴ」終楽章。オケで「驚愕」、「時計」を弾くときにも思うことであるが、ひたすら突っ走るハイドンの4楽章は難しいけれども快感!
…カルテットをやっていると、3時間というのはあっという間。カルテットのためにたくさんの素晴らしい曲を残してくれた作曲家達に感謝感謝!(2007.12.2)
BGM is 1st movement of String Quartet K.589 by Mozart.