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3日目(その1)

11時頃に起床。すっぽんぽんのまま浴室に行き、熱いシャワー
を浴びる。ワシはフィリピンに来ると1日3〜5回位シャワーを
浴びる。勉強後の疲れた息子さんをいたわりながら、たっぷりの
お湯と石鹸で何回も何回も洗う。これはもう癖のようになってい
て、おかげでワシの息子さんはいまだに病気しらずです。
一緒に放尿するとなおいいらしいですね?
(そんなことどうでもいいか^^;)

ミラリーちゃんとちょっと真面目な話をする。ワシは以前にフィ
リピーナの恋人がいたこと、だからタガログ語を少し理解できる
ことなどを話す。するとミラリーちゃんはいろいろと自分のこと
を話しだした。実はいま2歳の子供がいること、その子の父親の
フィリピン人の男はすでに逃げてしまったこと、18歳の妹がフ
ィリピン在住の日本人のオヤジの子供を身篭ってしまったこと、
妹もL.A.Cafeにときどき仕事に来ていること、パパとママは私た
ちの仕事を知らないことなど・・・。
彼女は以前に日本人の恋人がいたらしい。その日本人は20歳の
大学生で、旅行でフィリピンによく遊びに来ていたらしい。たぶ
んミラリーちゃんは今でもその男のことが好きなんではないかと
思う。しかしその男は学生なので金が無く、彼女の生活を助ける
ことができない。だから私は仕方なくこの仕事をしているのよ、
と言っている。

ワシはう〜んと唸ることしかできない。数年来フィリピン熱に冒
されたワシの頭は、それぞれの立場をそれぞれの立場に都合よく
理解してあげようとする。ここで「あなたはこうだからこうでし
ょう、そんなのは駄目だからこうしなさいよ!」なんて言うのは
全く意味がなさそうな気がする。もしワシがタガログ語が堪能な
ら、気の利いたジョークでもとばして彼女の重たいものを軽くし
てあげれるのだが・・・。
なんか彼女がとても愛おしくなってしまった。ワシは彼女の胸に
顔をうずめながら、また熱いものがこみ上げてくるのを感じる。
そしてワシはまた彼女の為に精一杯頑張るのであった。

ロビンソンにミラリーちゃんと昼食を食べに行く。フィリピン風
マクドナルドのジョリビーに入る。2人とも飢えた餓鬼のように
チキンやスパゲティを一気にたいらげる。フーッ!マサラップ!

ロビンソンのタクシー乗り場でミラリーちゃんと別れる。なんと
なく再会の予感がしながら、ワシは手を振り続けるのであった。


3日目(その2)

時計を見るとまだ午後2時を少しまわったくらいだ。
夜まで暇なのでロビンソン近辺を散歩する。一人で歩いていると
LRT(高架電車)のPedro Gill(ペドロ・ヒル)駅の前に出た。
LRTの改札は2階にありますが、ワシは階段の1.5階で一休み。
階段横の6車線道路には、排ガス吐きまくりのジープニーと一緒
に日本製の中古大型バスが日本にいたときのままの塗装で走って
いる。階下にはいろいろ人たちがウジャウジャと歩いていて日常
の活気にあふれてます。
少し上の位置からから眺める異国の風景って面白いです。


ホテルに戻ってマオちゃんに電話をする。しかし電話が繋がらな
い。何回か電話したが全然繋がらない。うーん・・・ 昨日すっ
ぽかしたから怒ってるのかなぁ。

M氏に電話する。二日酔いから復活したM氏は元気そうだ。たぶ
ん今夜も一緒に飲み歩くことになるだろう。7時にワシのホテル
のロビーで待ち合わせをする。

ベッドでサンミゲルを1本飲んだら眠くなってきた。
少し寝よう。


3日目(その3)

7時頃にM氏がホテルに来る。初日と同じフィリピン人を従えて
いる。とりあえずメシでも食いましょうということになり、ホテ
ルから歩いて5分位の屋台風レストランに行く。




此処は9月にも来たことがある。9月の時は味がイマイチと感じ
たんだけど今回は結構美味しく感じる。料理人が変わったのか?
材料がいいものになったのか? いや違う。たぶんワシがフィリ
ピンになれてきたのだ。日本のモノと比較して考えるのを止めた
ら受け入れられるモノが多くなってきた。


焼き鳥1本10円位、サンミゲル1本50円位、イカと野菜の炒
め物150円位だったと思う。あまりに安すぎて値段を正確にチ
ェックする気になりません。焼き鳥をニンニク醤油(もしかして
魚醤?)につけて食べながら、路上を眺める。
短パン姿のアメリカ人、蒸しピーナッツを売る色の黒いフィリピ
ン人のおっちゃん、今からクラブに出勤する水商売のお姉ちゃん、
学生、娼婦、オカマ、いろんなのが歩いている。
うーんアジアの屋台から眺める風景って面白い^^

その後、クラブBIG WAVEに行く。
例によってお姉ちゃんたちが席の前にズラーッと並ぶ。それぞれ
が熱い視線やら意味深な笑顔でアピールしてくる。ワシはとりあ
えずプッシュの激しい猛烈アピールのババエを指名した。
しかしこれは間違いだった。何軒かのお店を回って思ったが、猛
烈アピールの美人ちゃんは日本で水商売を複数回経験した水商売
なれしてる子が多い。こういう子を選ぶより一歩下がったトコに
いる子のほうがすれてなくて良い。あるいはちょっと無表情で生
意気そうに見える位の子が良い。これは生意気なわけじゃなくて
フィリピン流に自然体にしてるだけなのだ。こういう子のほうが
話をしてみると性格が良くて楽しめる。

店に来てた客でフィリピーナの2人組がいた。ステージでカラオ
ケを歌いまくってる。彼女達はSEX BOMB GIRLSのバックダンサー
らしい。
(注:SEX BOMB GIRLSはフィリピンのモー娘みたいなグループで
すごい人気があります)
本当かいな?と思いつつも、ちょっと酔っ払って気持ちよくなっ
てるワシはカメラを向ける。すると彼女達が近くにやって来て、
一瞬のうちにポーズを造りハイチーズ。


その後、数件のクラブに行ったような気がするが、酔っ払ってい
てよく憶えておりません^^;

ホテルに戻り1人でベッドに寝転んだら、妙に勿体無い気がして
くる。1人で寂しく寝るのは嫌だなぁ、今からL.A.Cafeに行っち
ゃおうかなぁ・・・悪魔がいろいろとささやきはじめる。
しかし、やっぱり今夜は止めとこう。明日はマオちゃんに会いた
いから体力を温存しておかないと。


4日目(その1)

昼頃に起きる。とりあえず熱いシャワーを浴びてからマルボロを
一服する。フィリピン産のマルボロは日本で売ってるのと味がち
ょっと違う。少し乾いた感じがする。フィリピーナは日本のマル
ボロが旨いというがワシはフィリピンのも悪くないと思う。たし
か一箱100円位だったと思う。
とりあえずM氏に電話する。

「うちのコンドミニアムに来ませんか? 日本のお米に近い味の
まぁまぁ食べれるご飯と焼き魚と味噌汁を用意しますよ。」

「そうですか!では今からお邪魔します^^」

フィリピンの米はにおいにクセがあり、正直言ってあまり美味く
ないです。しかもパサパサしてて日本のお米みたいにもっちりし
てません。現地でお米を食べるときはガーリックライスやチャー
ハン、ルガオ(お粥)とかにしないと日本人には不味くて食えた
もんじゃありません。

さて、M氏が1ヶ月8万円で借りたというコンドミニアムを目指
して1人で歩いて行くことにする。15分位の距離であるが、途
中で街の風景を眺めたりしたので30分位かかったろうか。
途中、写真を撮ろうかと考えながらポーチの中をまさぐっている
と、すかさず変なオヤジが声をかけてくる。

「アナタ ニホンジン デショ。ドコ行ク デスカ? アブナイヨ」

ふん。無視無視。オマエが一番危ないんだから。
そのときの街中はこんな感じです。赤いTシャツ君はなんで裸足
なんだろう?


マニラの街中では変なオヤジにいっぱい声をかけられました。
だいたいこんなかんじで声をかけてきます。

オヤジの場合。
「アナタ フィリピン人? カッコイイネ。」
「アナタ オンナ イルカ? オイシイ」
「コレ ヤスイ。パカッ(偽者ロレックスが出てくる)」
「アナタ ダイジョブカ? コレ(バイアグラが出てくる)」

小さい子供の場合。
「クーヤ、コイン プリーズ!」
(お兄ちゃん、コインちょうだい!)
「クーヤ、グトム ナ アコ。ワラン ペーラ アコ」
(お兄ちゃん、私お腹空いたの。私お金が無いの)
「クリポット! シラ ウーロ!」
(ケチ! 頭が馬鹿!)   ・・・^^;

オヤジは無視するとしても子供には余ったコインをあげたくなり
ます。しかし1人にあげるとそれを見ていたガキどもが群れをな
して集まって来ます。なのでうかつにあげることができません。

花売りの10歳位?の女の子がいました。目がクリクリしたすご
い可愛い子です。小さな弟と一緒に花を売っています。ワシは彼
女たちをあわれに思い、そっと小銭を渡そうとしました。しかし
花は邪魔になるのでいらないと言うと、彼女はお金を受け取ろう
としません。たぶんすごい貧乏な子たちだと思うんですが・・・
(貧乏でもプライドを捨てない子たちもいるんですね)


4日目(その2)

M氏が一ヶ月8万円で借りているというコンドミニアムにつく。
2ベッドルーム、2バスルーム&トイレット、家具完備の綺麗な
部屋でした。こんな部屋が8万で借りれるなんて東京じゃ考えら
れません。フィリピンっていいな〜。




ちなみに購入すると500万位らしいです。誰か共同購入しません
か?ワシが住み込みのメイド兼ガイドとして働きますので^^

ベランダからの景色。赤と黄色の建物はラブホらしいです。


プールもあります。フィリピン人の子供はプールが大好きです。
水を怖がる子供はいないようです。


プールから見たマニラ湾。この時期はこんな感じの曇った空が
多いです。


ご飯と焼き魚を美味しくいただく。魚は小骨が多かったけど味は
良かったです。食後にテレビ(NHK)を見ながらくつろいでい
ると、I氏が奥さんと1人息子、その他大勢の家族をひきつれや
ってくる。部屋はあっというまに子供だらけになってしまった。
(これじゃフィリピンの路上と同じじゃん^^;)

そのまま夜までだらだらとすごす。男連中はビールと焼酎を飲み
はじめる。ちなみにフィリピン人たちはビールに氷をいれて飲み
ます。フィリピンで飲む氷入りのビールはこれはこれでなかなか
よいものです。(ただしワシら日本人は現地の水で作った氷だと
腹をこわすので要注意。)

M氏の奥さんのオバさんが上海ロールを作ってくれる。日本でい
うところの春巻きです。完全手作りの揚げたてパリパリの上海ロ
ールはとても美味しかった! このオバさんの作る料理はすごい
美味しいのだ。


食後にI氏が家族を引き連れて家に帰ることになる。
一番ちっちゃい子がワシのところに歩いてきてチュッとしてくれ
た。なんかいいなぁこういうのって^^

M氏とM氏の義弟とワシの3人で飲みにいくことにする。
初日にマオちゃんを連れていったクラブ「オーディション」に向
かった。


4日目(その3)

コンドミニアムから歩いて15分位で「オーディション」に着く。
ここは「飲ミモノ イイデスカ?」攻撃が無いので安くて気楽に楽
しめる。ババエもちゃんと教育されていて日本のフィリピンパブに
居るみたいだ。


隣のババエがいろいろと質問してくる。

「コノマエノ オンナ アナタノ カノジョ?」
「ムフフッ。そうです。マハルコです。」
「タブン チガウ。アナタ オンナ 好キダケ」(←全てお見通し)
「そんなことないよ。でもイカウのこともちょっと好きかな」
「ナンデ?」
「アコのタイプです。たぶんイカウは優しくて性格いいでしょ」
「オォ、イカウ ワカルカ!アコ ヤサシ&カワイ^^」

お互いにお見通しの上でのお馬鹿な会話が楽しい。
ここでさりげなく肩もみオヤジが登場する。すごい手の大きいマ
ッチョなオヤジがワシの肩をもみだす。この手のお店には肩もみ
しながら日銭をかせぐ肩もみオヤジが常駐していることが多い。
しかしこのオヤジ、ただものではなかった。すんげーうまい! 
ワシの肩もみ人生の中ではズバ抜けてうまかったです。
(ちなみに払ったチップは200円位^^)
このオヤジの肩もみを目当てにマニラに行くのも悪くないなぁと
思えるほどにうまかった。うーん、マニラ恐るべし。

適当に酒も入って気持ちよくなってきたのでお店を出る。M氏の
義弟は腹の調子が悪いのでここで帰ることになる。彼と別れてか
らM氏と一緒にタクシーに乗り込んで、マオちゃんのいるEDSAコ
ンプレックスに向かう。

EDSAコンプレックスの入り口でボディチェックを受けてからカメ
ラを預ける。(ゴーゴーバーはカメラの持込は禁止なんです。)
ここはゴーゴーバーが7、8件入っていてレストランや売店、コ
スプレショップ(?)などがあります。そこらじゅうをビキニ姿
の若いお姉ちゃんが歩きまわり、お店の前ではフィリピンスマイ
ルの元気なお姉ちゃんたちがオイデオイデと手招きしてます。ゴ
ーゴーバーは熱気と活気が充満していて、日本の風俗で感じるよ
うな後ろめたさや湿っぽさは微塵もありません。両足を踏ん張っ
てないと若いフィリピーナたちの熱気に圧倒されて、吹き飛ばさ
れてしまいそうです。


4日目(その4)

マオちゃんのお店に入る。ステージとテーブルを見渡すが彼女の
姿が見えない・・・ガクッ・・・
と思ったらマオちゃんが走ってきた。

「HaNa! HaNa! ハァナァァァァッ!」

満面の笑みで登場した彼女をその場で抱きしめたくなる。しかし
M氏が横にいるので我慢する^^;
彼女とステージ前の席でお話する。この前はごめんねぇ、ちょっ
と酔っ払っちゃってここに来れなかったんだよ、昨日は友達の家
族とディナーしてたんだよ、なんて言い訳をする。
彼女はちょっと文句を言いたげだったけど飲み込んでくれた。
多くのフィリピーナの場合、ここでガツンとかまされることが多
いんだけど(それも楽しいんだけどね^^)シャイな彼女はそれ
をしなかった。ワシは彼女がますます愛おしくなる。

マオ「12、アコ プンタ エアポート。OK?」
  (12日にマニラ空港に(見送りに)行く。OK?)
ワシ「オォ、シェンプレ!」
  (もちろん!)

ワシは初日にこの子を選んどいで良かった。自分の幸運に感謝。
ここでM氏に変化が現れる。どうも自分もお持ち帰りしたくなっ
てきたらしい。

「う〜ん、久しぶりにお持ち帰りしちゃおうかなぁ・・・」

家族がコンドミニアムで待ってるのに大丈夫ですか?なんてヤボ
なことは聞かない。ここはマニラだ。家族持ちの彼だって遊びた
くなるの当然だ。超ベテランの彼はビールグラスを傾けながら今
夜のことをシュミレートしている。(←言い訳を考えている)

マオちゃんが私服に着替えてくると言うので、その間にM氏の好
みの子を捜しに行く。超ベテランのM氏は女の好みがすごいシビ
アである。簡単には妥協しない。コンプレックス内をアチコチ回
っても気にいった子がいないと言う。ドメスティックエリアのゴ
ーゴーバーに言っても駄目だったら今日はあきらめると言う。

そして3人でタクシーに乗ってドメスティックエリアのゴーゴー
バーに向かうのであった。


4日目(その5)

ドメスティックエリアのゴーゴーバーに着く。
M氏は「マイフェアレディ」に入る。どうも彼はここのママさん
と顔見知りらしい。M氏はママさんとなにやら話し込んでいる。
するとママさんが

「サンダリー ラン」
(ちょっと待っててね)

と言ってお店の奥にひっこんだ。ワシらは白人の爺さんとビキニ
姿のババエたちがキャッキャッと盛り上がっているのを眺めてい
る。この爺さんは元米軍の兵士かなんかでフィリピンに駐留して
た人だろうか? それともただの旅行中のオーストラリア人かな?
数分後、ママさんが若いババエを一人連れて戻ってきた。なかな
か可愛い子だ。少なくともこの店の中にいるババエの中では一番
良さそうだ。M氏が彼女にドリンクを奢りみんなで乾杯をする。
M氏は彼女に決めたようだ。ママさんにバーファインとビール代
を払ってから4人でお店を出る。
(注:バーファインとは女の子を連れ出すときにお店に払うお金
のこと。建前上は、勤務中の女の子を連れ出すための迷惑料とい
うことになっている。)

ちょっと腹が減ってきたので近くあったチャイニーズレストラン
に入る。ワシはワンタンみたいなのを食べる。マオちゃんは小さ
いサイズのラーメンみたいなのを食べている。

タクシーでホテルのあるマラテ地区に戻る。M氏たちはラブホの
前でタクシーをおりた。ワシとマオちゃんはホテル横のセブンイ
レブンで買い物をしてから部屋に戻る。

やっとマオちゃんと2人きりになった。
「今夜は頑張るぞぉぉ!」
と心の中でつぶやきながら、一緒にシャワーを浴びる。だんだん
2人とも目がトロンとなって顔が紅潮してきた。恥ずかしそうに
うつむいている彼女が愛おしい。


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