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5日目(その1)

昼頃に起床。マオちゃんと一緒にテレビを見たりしながらダラダ
ラと過ごす。しかしマオちゃんは本当によく寝ます。外を出歩く
よりホテルの部屋でゆっくり過ごすほうが好きみたいです。いつ
もベッドのすみっこにかじりついてるのでした。


明日はビーチリゾートのあるスービックに一泊で行く予定であ
る。今日中にホテルの手配をしないといけない。M氏・J氏と合
流してパサイにある「ねもとレストラン」にタクシーで向かう。
ここはレストランとトラベルエージェンシーをかねていてマニラ
好きには有名なお店です。日本からホテルの予約もできます。
もしマニラで問題があったときに「ねもと名物」のタイ子ママさ
んが助けてくれるかもしれません。初めてマニラに行く人はぜひ
ねもとトラベルを利用し、タイ子ママさんと知り合っておくこと
をお勧めします。タイ子ママさんは福島出身でマニラ在住35年位
の超太った(失礼^^;)超元気なオバサンです。

ねもとレストランでタイ子ママに明日のスービックのホテルと今
夜と明後日のホテルの手配をお願いする。今夜はねもとレストラ
ン近くの「アトリウムホテル」明後日はマラテの「パールガーデ
ンホテル」にする。ワシらは日本食をツマミにサンミゲルを飲み
ながらくつろぐ。手配手続きが完了したのでここでM氏とJ氏と
いったん別れる。夜の8時にマラテの「カウボーイグリル」で待
ち合わせをする。

ワシとマオちゃんはいかにもマニラって感じの凸凹アスファルト
をバッグをゴロゴロひきながらホテルに向かうのであった。


5日目(その2)

うーんマニラは暑い! 歩いていると汗がふき出てくる。ワシは
背中まで汗だくになっているのにマオちゃんは汗ひとつかかずに
涼しい顔をしている。やっぱり東アジアと東南アジアでは人種が
違うのです。このクソ暑いなか汗ひとつかかずに歩いているフィ
リピン人達を見ると異国にいることを今更ながらに実感します。

5分程歩いて「アトリウムホテル」に着く。LRT(鉄道)のヒルプ
ヤット駅の目の前にあるホテルです。値段のわりには部屋が広く
て(50u位)バスルームもあります。一泊(2名)で1500ペソ
でした(3300円位)。費用対効果を考えるとマニラで最もお得な
ホテルかもしれません。



この写真で見るとなかなか綺麗に見えますが実際はそうでもあり
ません。しかし値段を考えると十分納得できるレベルでした。

マオちゃんと会話しながら軽いチューを繰り返してるうちに火が
ついてしまいました。フンフーンと可愛くじゃれてくるマオちゃ
んをきつく抱きしめ、また2人で愛し合うのでした^^


5日目(その3)

8時までまだ時間がある。マオちゃんと一緒にホテルからタクシ
ーで10分位のところにあるハリソンプラザとSMデパートに行
く。明日ビーチで着るマオちゃんの水着を買わないといけない。

ハリソンプラザをブラついたが気に入った水着が無いのでSMデ
パートに行く。大きな駐車場を横切って歩いているとストリート
チルドレン風の小さな女の子が何処からともなく現れて「コイン
プリーズ」と小さな手を出してくる。ワシはこの子にコインをあ
げると車の陰に隠れているチビ達がワラワラと湧いて囲まれてし
まうんじゃないかと考えて無視していた。するとマオちゃんがワ
シの腕をツンツンする。「フィリピンの子供可哀想でしょ。マハ
ルコ、オネガイ」と子供に代わってワシに催促してきた。まった
くもう。しょうがないのでポケットに手をつっこみ余ったコイン
をマオちゃんに渡す。マオちゃんはそっと女の子にコインを渡し
た。女の子は小さな声で「サンキュー」と言って去っていった。
たぶんこのお金は近くにいるであろう母親に全部渡すはずだ。こ
れはフィリピンにはよくあるパターンなのです。もしワシがマオ
ちゃんにおこづかいをあげたとしても彼女は何の迷いもなく母親
に全額渡すと思う。これは家族を大事にするフィリピン人達の美
しい性質かもしれないけど、フィリピン人を恋人や奥さんにした
外国人にとっては頭の痛い問題なのです。彼女=彼女の家族の図
式になってしまうからです。ここら辺を考えるフィリピン人との
結婚は簡単ではありません。まぁあまり考えると頭が痛くなって
くるので止めときましょう^^;


水着というか水着っぽい服みたいなのを購入し、タクシーでホテ
ルに戻る。汗をかいたのでまたシャワーを浴びる。そしてマオち
ゃんとタクシーに乗ってマラテにある「カウボーイグリル」に向
かうのであった。


5日目(その4)

マラテの「カウボーイグリル」につく。ここは大箱のライブディ
スコでマニラっ子には有名なお店です。ちなみにワシはここに来
たのは2回目です。店内はかなり広くてフィリピン人、白人、韓
国人、日本人などでごったがえしてます。

M氏たちと合流し、とりあえず樽生のサンミゲルをグビッと飲み
干す。あまり冷えてなくて美味くないんですが、他に飲むものも
無いのでビールを飲み続ける。今回は出演のバンドがイマイチだ
ったのでステージを眺めることも無くひたすらビールを飲み続け
る(ちょっとムカつくことがあったのでますますビールがすす
んでしまった)。適度に酔っ払って気持ちよくなった頃にM氏の
連れていた女の子がワシのジョッキに氷を入れたらしい。(フィ
リピンではビールに氷を入れて飲むのが普通です)。しかしワシ
はそれに気付かずにビールを飲み続ける。酔っ払った目でふとジ
ョッキをながめるとビールに氷が浮いている。ん?これってヤバ
イんじゃん!?

これが失敗の始まりでした。ここまではウハウハなマニラ旅行で
したが明日の6日目からは最悪な状態になります。まず最初は水
あたりからです(泣)

カウボーイグリルを出てからワシとマオちゃんはホテルに帰るこ
とにする。M氏たちはまだ数件飲み歩くつもりらしい。
ワシとマオちゃんは明日のスービック行きに備えて早めに寝るの
であった。


6日目(その1)

8時頃に起床。今日はM氏とワシとマオちゃんでスービックに行
く予定である。歯を磨いているとM氏から電話がある。飲みすぎ
で酔っ払っちゃったんで時間までに来れないとのこと。しょうが
ないなぁ、と思いつつもまたマオちゃんとベッドに潜り込む。こ
ういう時間ってなんか幸せですよね?^^

しかし・・・M氏が部屋にやってきたあたりからワシの体はおか
しくなってきた。荷物をまとめているとやけに体が重い。ホテル
のチェックアウトの手続きをしていると軽い吐き気がした。

#なんか異常に汗が吹き出るんですけど?
#なんか立ちくらみがして真っ直ぐ歩けないんですけど?

うーんおかしいなぁ、と思いつつも我慢するワシ。
3人で朝メシを食おうとホテルの階下のジョリビー(フィリピン
のファーストフード)に入る。カウンターに並んでいたがワシは
めまいがして立っていられない。もう我慢できない。ワシは椅子
に座りこんでしまう。やたら汗が吹き出る。もう限界だなと思い
テーブルにうずくまって寝ることにする・・・・・・

「HaNaさん!HaNaさん!大丈夫ですか!」

という声でおこされる。しかし視点が定まらない。5秒位してか
らM氏とジョリビーのガードマンの顔が大写しで浮かび上がって
きた。人生初めてのブラックアウト経験。後でM氏に聞いた話で
は血の気が引いてまるで死体の顔みたいだったらしい。
死体みたいなワシの顔をマオちゃんも見ていたと思う・・・。

とりあえず起きて元気そうに振舞う。しかし定期的にギューッと
胃が痛む。そして一気に汗が吹き出る。M氏にスービック行きは
無理そうなのでキャンセルしてくださいと頼む。M氏は「ねもと
レストラン」までホテルのキャンセルをしに行ってくれる。

ジョリビーに1時間半位いただろうか。ワシとマオちゃんはアト
リウムホテルに再びチェックインした。部屋でM氏と3人で話を
しながらワシはベッドに横になり、すぐに寝てしまった。


6日目(その2)

途中で起きて正露丸を飲む。ときおり胃がギューッと硬くなった
ようになってすごい痛い。ワシはフィリピン風に「ウウッ、マサ
キッ!」(ううっ、痛い!)なんて言いながらベッドでもだえて
いた。水あたりになるとトイレから出られない位ひどい下痢にな
るらしいがワシはそれほどでも無かった。正直言ってこの時点で
は単なる疲労(ヤリすぎ^^;)からくる胃痛なんじゃないかと
思っていた。

しかし後日談として・・・ワシが帰国後、M氏はLA Cafeの女を連
れてカウボーイグリルに行って氷入りビールを飲んじゃったらし
い。その翌日にワシと全く同じ症状が出て死ぬ思いをしたとのこ
と。カウボーイグリルの氷(水)か食べ物が原因であることはお
そらく間違いありません。現地の水をガブガブ飲んでも大丈夫な
ベテランさんは別として、旅行でたまにマニラに行く程度の人は
『カウボーイグリルで氷(水)を絶対に飲んではいけません!』
連れのお姉ちゃんに死体の顔を見せることになりますよー^^;

アトリウムホテルの部屋から撮った写真です。LRTの真っ直ぐ
伸びる線路。いかにもアトリウムホテルからの風景。


「シーッ」とやってるのはVICTORIA COURTの看板です。VICTORIA
COURTはラブホです。マニラをタクシーで移動してると時々この看
板を見かけます。この看板のセンスは結構好きです^^;


夜になった。ワシは今日はまだ何も口にしていない。腹は減って
ないけど何も食べないのは体に良くない。マオちゃんも何か食べ
たいと言っている。外に食べに行くのはおっくうなのでルームサ
ービスを頼む。ワシはシーフードラーメンとフルーツ、マオちゃ
んはポークアドボ(?)とライスとマンゴジュースを頼んだ。


アトリウムホテルのルームサービスは結構美味しかったです。下
手な日本食レストランより全然美味しいと思います。ちなみにこ
のフルーツセットは150円位だったかな?

食後に2人でシャワーを浴びる。かいがいしく世話をしてくれる
マオちゃんが愛しい。彼女の柔かい胸(結構大きいんです^^)
に顔をうずめて今日はゆっくり寝よう・・・
(と思ったが寝る前に一回戦しました^^;)


7日目(その1)

11時頃におきる。今日はマラテのパールガーデンホテルに移動
しないといけない。マオちゃんは「またホテル変えるの?何でそ
んなに移動するの?アコやだー」とブーたれているがしょうがあ
りません。「次のホテルは綺麗なバスルームがあるよー^^」と
ワシは意味のわからないことを言って彼女をベッドからひっぺが
すのでした。
↓お疲れ気味のマオちゃん。

ホテルをチェックアウトして「ねもとレストラン」で食事をす
る。タイ子ママさんに「水あたりになって正露丸を飲んでるんで
すよ」と言うとイモディウムというフィリピンの薬をくれた。
「これは強力に効くけど、もしかしたら便秘になっちゃうかもし
れないから気をつけなさい!」と言われる。飲んでみようかと思
いつつも飲みなれない強い薬を飲んでかえって調子が悪くなるん
じゃないかと思い、とりあえずポケットにしまっておく^^;

タクシーでパールガーデンホテルに向かう。(パールガーデンホ
テルについては[2005.9]の日記を参照。)

↓部屋に入ったとたんにテレビをつけるマオちゃん。

マオちゃんの携帯でM氏に電話する。しばらくするとM氏がやっ
てきた。マッサージに行きましょうということになりMTOスパ
に行く。マオちゃんはヤダーと言うので部屋で留守番をしてても
らう。ワシはへんなツボを刺激されて胃がますます痛くなったり
しないかと思い、フットマッサージ(30分)だけにする。若い
女の子のマッサージ師でしたが握力が強くてワシは悲鳴をあげそ
うになる。内臓が弱ってるときに足ツボを強く刺激されると本当
に痛いっす(T_T)

M氏は1時間のコースなのでワシだけ先に帰ることにする。ワシ
はビスケットのおみやげを持ってホテルに帰るのでした。


7日目(その2)

ビスケットを食べながらテレビを眺めているとM氏が戻ってく
る。今夜もどこかに遊びに行きましょうよと誘われるが腹の調子
が悪くてビールを飲めそうにない。最後の夜はマオちゃんとゆっ
くりすごそうかなと考えてお断りする。M氏はあと数週間マニラ
に滞在する。日本に帰ったらI氏と3人で居酒屋で報告会をしま
しょうと約束をして別れる。

マオちゃんと2人でロビンソンに買い物に行く。ワシはパパイヤ
石鹸をいっぱい買い込む。これは友人等へのおみやげです。フィ
リピンに来たときはいつもこれを買って帰ります。女性達には結
構評判が良いです。

暇なので携帯ショップを見てまわる。NOKIAやMOTOROLAの携帯が並
んでいる。日本で新規加入0円とかで売っているNOKIAの携帯は外
国で買うと50,000円位します。しかしオープンラインなのでGSM方
式の国でなら何処でも使えます。
オープンラインとはいわゆる「SIM LOCK」の無い携帯です。電話
会社に縛られないのでSIM CARDを差し替えるだけで電話会社を変
えられます。しかし日本みたいに電話会社の購入割引が得られな
いので携帯の購入費は高くなります。

あちこち見ていると2200ペソ(4700円位)の携帯を見つける。一
年間はGLOBE(フィリピンの携帯電話会社)専用でオープンライン
には出来ないらしいけど、たまにしかフィリピンに来ないワシに
はそんなこと全然問題ありません。ワシはSIM CARD2枚と通話用
のプリペイドカード200ペソ分を購入する。


マオちゃんにDICKIESのTシャツを買ってあげてからホテルに帰る
ことにする。


7日目(その3)

最後の夜であるが食事はルームサービスにする。ワシは鍋焼きう
どんみたいなの、マオちゃんはシニガンヒポンとライスを頼む。
パールガーデンホテルのルームサービスは結構美味しいです。


ワシ的には今のところ一番美味しいと思うフィリピン料理はシニ
ガンヒポンです。このスープをご飯にかけて食べるのはなかなか
イケます。


フィリピン料理はあまり洗練されてなくて日本人が美味いと感じ
る食べ物は少ないです。タイやベトナムと比べると食文化が発展
してません。フィリピン好きにとってはちょっと悲しいです。

マオちゃんの携帯がやたら鳴っている。マオちゃんがワシに携帯
を見せて「この番号はあなたの友達のM氏からじゃない?」と言
ってワシに携帯を渡す。この時にワシはマオちゃんの着信履歴を
見てしまった。ワシ以外の日本人の名前が2人ある・・・・

ワシは全てを理解した。マオちゃんはワシ以外の日本人を数人引
っ張っている。ワシ以外は単なる客なのかもしれないし、全員が
客かもしれないし、三又かけてるのかもしれない。
マオちゃんは外国人との結婚を夢見ている。マオちゃんは夢を実
現するために現実的な行動をとっているのだろう。

まぁしょうがねぇよなぁ・・・とは思うけどちょっと心が痛いの
でした。あー見なければ良かった(T_T)

ソファに座ってしょぼんとしながらサンミゲルを1本飲んでいる
とベッドからマオちゃんがこっちを見ている。全裸でオッパイを
右手で隠しながら妖しいポーズをとっている。
しょうがねぇ・・・こうなったらヌード撮影だ!ヤッホー(爆)

明日は朝の5時に起きないといけない。フロントに電話してモー
ニングコールをお願いする。そしてワシはマオちゃんの柔かい胸
に顔をうずめながら寝てしまうのであった。


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