語ろう,音楽の言葉で.ロング・インタヴュー + 自筆年譜.写真多数.
p.277 に半ページの紹介。"Schedule" の項で「初夏よりレコーディング」とある。その他、 "Fanclub" の項で Bells の電話番号が記載されている。まだ募集してるの?
まずはこれから。松永記代美氏がまとめたインタビューは必読でしょう。遅れてきたファンには、ジャケ写が悔しい (笑)。
Key リリース後のロング・インタビュー。
『声の趣味 マイ・フェイヴァリット・ヴォイセズ』で御大を取り上げています。 三傑として、矢野顕子、吉田美奈子、小川美潮の 3 人を揚げています。納得。
Bells にまつわる話は圧巻。 御大が御弐歳であらせられる時の吉田一家の写真、および Magnesium von Skipjack 3 世, Dadaism von Beefeater 4 世, の御写真付き。 インタビューのラスト近くで、インタビュアをたしなめる一幕があり、うーみゅ。
1960's - 1980's の日本におけるフォークの受容と変容史。ロック側の記述はさほど多くない。 御大は第 1 巻の『アーティスト・ファイル』および第 2 巻, p.47 で『春一番ライヴ』とおぼしき写真が掲載されている。記述は分散しており、量は多くない。
1960's - 1970's の日本における、レーベル別に観たフォーク史。
資料・日本ポピュラー史研究 - 初期フォーク・レーベル編, 東京: SFC 音楽出版, 1986., をベースに大幅改訂し、巻末に URC / ベルウッド系主要シンガー完全ディスコグラフィを追加したもの。「 URC, ベルウッド, エレックの完全ディスコグラフィ」が付く。
ジャケ写も多く収録され、観てるだけでも楽しい。URC, ベルウッド, エレックのトップのインタビューがあり、あまりの生々しさにのけぞる。フォークが商業レベルに取り込まれていく過程が佳く判る。
御大に関する言及はなし。72 年の春一番のライヴ・フォトが一件あるのみ。これは [前田93] と同じものだが、サイズはこちらの方が大きい。
Dark Crystal リリース後のインタビュー含む。
1960's 後半 - 1970's の日本におけるフォーク & ロックの変容史。
記述は非常にあっさりしている。
御大に関しては、 p.123 で、「フォーク、ロックの世界でユニークなシンガー・ソングライターだった」御大が、フォーク -> ニュー・ミュージックと溶解して行く時流に乗って、「まったくイメージ・チェンジして『MINAKO』という華やかなイメージで再登場。これがまた支持されたことも、そうした一連のニュー・ミュージックへの流れとみてとれる。」とのみ記述されている。
著者はほんまにこのアルバム ("MINAKO") 聴いたのか?