観賞日記
2012
シナリオ | 展開 | キャラ表現 | 映像 | 満足度 | |
1 | 1 | 3 | 4 | 2 |
仕事の都合で夏映画、秋映画を見に行けずに 気がつけば年末。 久しぶりに映画を見に行きたくなったので 何を見ようかと。 視聴者に喧嘩を吹っ掛けたプロモーションの 「イングロリアスバスターズ」 映像のみと読み取れる地球崩壊映画の 「2012」 人の不幸を単純に笑えそうな 「ブラック会社で〜」 シェリル萌え 「マクロス」 と何を見ようかと・・・。 どれもこれも 見たい衝動に駆られる程の強い魅力が無いのだが 思い切って映画のハシゴをしてみようかと タイムスケジュールを検討してみた結果 2012→マクロス だけが時間にロスが無く見れるので まぁ取り合えず2012を選択してみました。 ただの映像映画なのに どういうわけか無駄に長く2時間45分もある。 なんで?何かあんの?と 淡い期待を持って映画を見てみました。 しかし、 プロモーションCMで どんな映画か全て読み取れるただの映像映画。 まぁCMの地球崩壊シーンが 最大の見せ場でして・・・。 しかも 失笑だらけの崩壊映像シーンときたら・・・。 映画の内容はそのまま地球崩壊。 太陽の巨大フレアから 物質を通す特殊なエネルギー波が地球に随時届いており 地球内部が高温化して近い将来爆発するというお話です。 まぁ地球の危機なんて 使い古された設定なのでどんな理由でもいいですよ。 2009年に科学者がこの事実を発見し 各国政府は地球崩壊に向けて ノアの方舟のごとく 地球危機脱出の極秘政策を企てる。 年々地球に異常が出始めている絵を見せるのだが これが失笑もいい所で・・・。 ロスで地割れの被害を表現するのだが、 地震の兆候もなしに結構な地割れが発生する。 まぁ地震大国の日本人が観たら、 「そんなあほな!」 と突っ込みますなぁ。 挙句の果てには地割れで スーパーが真っ二つに10m程割れるシーンなんかは もう大爆笑ですよ・・・。 そんなこんなで 徐々に崩壊する地球を観察する科学者が 2012年に地球の崩壊が発生すると予知。 財界人や政府に連絡が入り色めき立ち始める中 主人公?の作家兼富豪の運転手のニコラスケイジが 離別した子供達を連れてキャンプに出掛ける。 この家族表現と地球危機という 至ってよくある設定の中 色々有りまして、 地球崩壊の前振り察知イベントを経て、 上記ロスの地割れ兆候の為にキャンプ地から帰還。 仕事の連絡が入り富豪の息子を連れて 空港に向かえと言われる流れから 地球崩壊を確信して、 大事な家族を迎えに行っての大逃走が始まります。 元家族と元奥さんの新しい夫を従え 車に乗って大移動。 勿論、 元奥さんの新しい夫は 便利キャラかつ死亡フラグですw ここからCMのシーン。 空港に向かって猛スピードで脱出するのだが 地球がとうとう大激震。 車を追うように 波を打って地表が隆起して襲ってきます。 そりゃまぁ凄いCGの嵐が次から次へと これでもかって言うぐらいに振ってきます。 地表が激しく隆起し車は吹っ飛び、 高速は崩れ落ち、ビルはガラスを砕いて崩壊する。 まさに震度10? マグニチュード10? ぐらいの出来ごとなのですが ニコラスの車はガンガン飛ばして突き進みますw そして、周りの人も ガンガン走り回って逃げ惑っています??? もうね・・・。 地震を馬鹿にされると 日本が馬鹿にされているように感じて怒りを憶えるよ! 凄いCGなのだが なんじゃそりゃ! そんなあほな! の連続です。 まだまだそんなアホな映像は続くのですが・・・。 もう面倒なので以下略。 その後も 災害と車、災害と飛行機バトルが何回も見れます。 災害も、地震、地割れ、 火山噴火、噴石、粉塵爆破、津波と 一通り用意されているのでバリエーション満点? まぁ色々ありまして ニコラス一家達と富豪一家が一緒になって 高級車用の輸送ジェットでアメリカ脱出。 目指すは方舟が極秘で製作されている中国に向かう。 しかし、燃料が足りない。 ハワイで経由しようにも ハワイ全土が溶岩で覆われ地獄絵図の様相。 とうとう燃料が無くなって 海に着水するしかなくったのだが・・・ 何と! 地殻変動で陸が移動したとな・・・。 そこはもう 目的地の近く中国奥地ってどういうこと??? まぁまぁまぁ・・・ そんな映画ですからw しかし、着陸するにも滑走路は勿論無い。 氷河の上に着陸しようと試みるのだが 車輪は離陸時に破壊しており、 危険な胴体着陸しか手段が無い。 地表スレスレで飛行するので 高級車に乗って脱出する手段を取る。 しかし、 高級車のカギが無く どうやって動かすんだ! どうするんだ! とニコラスが慌てふためくのだが 富豪が一言、 「発進」 の声を掛けると音声認識で車が動き出したシーンは 会場中で爆笑でした・・・。 ここで笑いを持ってくるセンスは もう作り手も色々諦めたんだということが伺えるw そんなこんなで災害世界紀行は終幕です。 方舟には各国の首脳や財界人が集まり、 必要な美術品や動植物などが集められ 生き残れる人や物が選別された状態。 裏ルートから方舟に潜入するのだが、 もうそこまで大津波が押し寄せます。 ヒマラヤに到達する程の大津波が襲ってくるタイムイベント。 時間が無い中、一艘の方舟が破損して搭乗出来ない。 大量の乗れない富豪達が 群集パニック状態で乗せろと訴えかける。 時間が無い中、 群集を乗せる判断を下してハッチを開いて 収容した所までは良かったのだが 閉めるときに、潜入しているニコラス達が巻き込まれ、 元妻の夫がここで歯車に挟まれて死んでいきます・・・。 忘れた頃の死亡フラグでした。 この巻き込み事件でロープ代わりのワイヤーも絡まり、 巨大戦艦のハッチが閉まらなくなる。 そして、津波は押し寄せる。 最後はさながらポセイドン状態のパニック映画になりました。 後はパパ頑張る絵を示して危機脱出です。 方舟は大津波に流され、 ヒマラヤに直撃する寸前で回避し ヒマラヤを背に 雪原が大海原になった穏やかな海を航行する方舟を映して エンディングです。 まぁ長々と書きましたが ご想像通りの映像映画でした。 地球が激震し、 街が崩壊し、 火山は爆発し、 大津波が押し寄せる。 まぁ派手ですよ。 ヒマラヤに向かって大津波が来る絵は壮観でした。 無駄に上映時間が長いのは、 単純にイベントフローが多かったからと言う事で 特に何も有りません。 映像バリエーション、 理由付け、 家族模様、 人民救済、 パニック などなど あれもこれも入れたかったんでしょうな。 地球崩壊映像映画って何作も有るけど、 人が観たくなる優良コンテンツなんでしょうなぁ。 スケール感は大事な要因です。 まぁ一言言うなら 「俺にマクロスを見る元気を返して・・・。」 |