ワープ

観賞日記

SPACE BATTLESHIP
ヤマト

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■詳細
■ヤマトについて
波動砲と対を成すワープ。
結構期待してたのにアニメ版の方が遥かに魅力。
安っぽい表現と変な煙?エフェクトで誤魔化し
あっさりとワープですよ・・・。

アニメと比較はしたくないが
世界に勝負するコンテンツとプロモで謳っている割には
スターウォーズやマクロスのフォールドの方が
よっぽど魅力的なワープですよ・・・。

他にも
ヤマトの主砲発射も軽いなぁ〜と思いながらも
それでも
CGのヤマトフォルムが格好良いいので
ヤマト関連に関してはここで我慢。

セットの艦内に関しても
不満は出ると思いますが
艦内に興味は無いので個人的には気にしませんでした。


■バトル
導入の艦隊戦こそ多数の艦の砲撃と破壊
ブラックタイガーの空中戦と
複合バトル表現が有ったのだが

ヤマト発進後は
火星付近ブラックタイガー隊バトル
古代が艦長代理となってのバトル
イスカンダル直前での回避バトル
イスカンダル進行
ラストバトル

とバトルは有るが
どれも
単体イベントだったり
逃走イベントだったり
白兵イベントだったり
突撃イベントだったり

まぁヤマトってそんなもんか?
バトル内容は
マクロスの方がよっぽど良く出来ています。

今思い返せばヤマト主観視点での
主砲発射や波動砲発射の絵が無かったなぁ。
艦橋下部から主砲を見た視点での砲撃など
欲しかったが
実際入れると地味なのかな?

後半のイスカンダルでの
エイリアンラッシュ白兵戦は
少数での貧弱な武装で戦うには無理が有る絵ですな。

少ない尺ですが
アナライザー、真田、斎藤の死亡イベントと言う事で・・・。

しかし、
何で帰りルートでのエイリアンラッシュが無いの?
何で森雪のブラックタイガーだけが無傷だったの?
警戒されているイスカンダルからの脱出シーンは?

なんて子供みたいな事は言っては行けない様ですw


■ストーリー
ストーリーはそのままで
地球を救うためにイスカンダルに向かい帰ってくる話。

導入から
プロモで使われまくった艦隊戦
放射能ミサイルで攻撃され汚染された地球
地下に閉じ込められて希望を失った街
そして、
地面に埋まり土を被った宇宙戦艦ヤマト

結構金と手間を掛けています。

話の進行テンポも良く
全体の状況と進行示唆を首相の演説で理解出来るので
導入の掴みと内容への入り込みは非常に良かった。

そして、いよいよ
宇宙戦艦ヤマトが浮上する。

宇宙からはガミラスの巨大ミサイルが迫るタイムイベント。
ヤマトサウンドと共に地中に埋まったヤマトが
土塊を振り払いながら浮上し
一気に波動エネルギーを充填して
波動砲を発射する流れは

ヤマトファンもヤマトファンで無い人でも楽しめる
上々の掴み展開は最高でした。

まぁ褒められるのはここまで。


ヤマトストーリー全体を端折る事になるので
少々でもヤマトを知っていれば
無理くり納得させる事は可能なのですが
普通の映画として見れば
色んな事を端折り過ぎて何だこの進行と展開は
となります。

ワープ→バトル→イベント→キャラ演出→
ワープ→バトル→イベント→キャラ演出・・・

が繰り返され
キャラ演出部分が主人公の古代演じる月9男のキムタク。
ヒロインの森雪演じる黒木メイサと絡むのですが
なんかここだけTVドラマを見る感じになっちゃいます。

艦内のキャラ表現部分はムズムズしますw

まぁそれぞれの尺が短いので我慢出来る範囲です。


そんなこんなであっという間に目的地イスカンダルに到着。
ここからも端折りと無理設定なので色々我慢が必要です。

まぁそんな端折りを誤魔化す様に
仲間の死と別れを随所に織り込み悲しみと感動を誘発。
展開や進行は無茶な物なのに
各キャラとの別れイベントで全て埋めています。

最後の最後まで
死と別れでイベントを埋めてしまい
エンディングでやっと
スティーブン・タイラーの曲が流れ

「アルマゲドン」

にしか感じない終幕でした。


ヤマトの助演と言えば?
デスラー総統と言っても良いかと思うのですが
あの姿では出てきません・・・。

怪しいクリスタルの集合体と言う事で
変なエイリアンと闘っている感じです。

まぁデスラーまで表現したら
2時間半の尺で済まなくなりますな。

悪役の敵と闘うバトルバトルした映画では無く
人類が生き残るためのサバイバル感を表現し
死による別れの悲しさ
地球を守る勇気と希望

そんな映画です。



まぁもう一言言うなら
「色々有りますがアニメの実写化としては頑張ってます・・・」


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