ランカ

観賞日記

劇場版マクロスF
〜サヨナラノツバサ〜

シナリオ展開キャラ表現映像満足度3D
1 1 4 2 1.5

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本日は劇場版マクロスの後編

「劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜」

を観に行きました。
前作前編のシェリルonステージ映画の続きです。

まぁ想像通り
後編はランカ編と言う事で
ランカ中心の映画では有ります。

■映画内容
●感想
余りにもツマラナイ内容だったので
よく覚えていないのだが・・・

前編のシェリル編では
非常に優等生的な作品構成だったのだが

後編のランカ編は
逆に色々な物を壊しに掛っている。

そういう狙いの2部構成と言うのは伝わるが
前編でやりきった燃え尽きなのか
後編での壊し方が雑で雑で・・・。


今回は簡単に人が死んでいく。
銃撃戦の表現が有ったりするのだが
安っぽい銃撃戦表現や死亡表現、血飛沫だったり

シェリルがスパイとして捕まって刑務所に入るのだが・・・
それがアルカトラズ刑務所だったり・・・
独房に着の身着のままだったり・・・
囚人が男も女も両方居たり・・・
余りにも無理矢理過ぎて違和感満載。

そんなアルカトラズ刑務所に
捕らわれているシェリルを救出する為に
ランカコンサートが開かれ、隙をついて
女装アルトがシェリルを救出したり・・・。
この刑務所フローは全く違和感だらけ。

そして俺の好きな映画
「アルカトラズからの脱出」
を侮辱している・・・。
イーストウッド怒りまっせ。


後半には
ブレラとのバトルでオズマが瓦礫に潰され
バジュラ襲撃でシェリルが宇宙に流され
死別する大きな感情を動かすイベントが有るが

本当に少しした後に
助かっていますよシーンが流れる・・・。

しかも
偶然?にもアイクンが行動を起こして
スーパー能力を発揮!

もう視聴者を舐め過ぎ。

「アホかと!」

よくもまぁここまで酷いシナリオ、イベントフローで
構築する気になったもんだな。
観ている方が恥ずかしくて仕方が無かった。

欠伸出まくりである。


そして、
最後の最後は
面倒な立ち位置を取るMSMが
ギャラクシーとフロンティア政府とバジュラとの間に入り
アルトが玉砕覚悟で
ラスボスに突撃していくのだが・・・

美味しい所
というか
効果的な致命傷を与える攻撃を行ったのはブレラで
アルトは玉砕しながら
自分の気持ちを伝え特攻していく。

そんなアルトが神風を起こすのでは無く
大多数のマクロス連合軍が現れ
一斉射撃を行ってアルトごと敵を粉砕し
終戦です。

分かりやすい例えを行うなら
キムタクが大和と共にガミラス母艦に突撃するシーンを
相当安っぽくした感じ・・・。

キムタク古代は地球を救うために一人で玉砕したのだが
アルトは玉砕しながらも
味方の総攻撃を受けて消えていく・・・
この扱いの差は・・・


まぁやっぱり主役は歌姫であって
歌姫のお引きは最後は哀れに散っていくしか
選択出来なかったのでしょうなぁ・・・。

平和にちゃんちゃんと終わらす訳にはいかないし
予定調和を壊すとなると
両歌姫を残しつつ
アルトに散って貰うしかないのだが
この散り方は
やっぱり扱いが雑と感じる。

と言う事で
最初から最後まで不満満載な漫画映画でした。


まぁ一言言うなら
「前編と後編のギャップを作る破壊的作品・・・
製作者達が壊れていたようです。」


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シェリル