レーシック体験記

2001/09/12

はじめに

あなたの視力はどれくらいですか?

ここへ遊びに来てくれた人の中にも、コンタクトレンズやメガネのお世話になっている人は多いと思います。

でももしそれが無くても、つまり裸眼でも見えるように回復するとしたら・・。

・・・これは、私ことぽわんママが近視矯正手術を受けることを決めてから、実際に手術を受けるまで、もちろん術後の状態までを事細かにレポートしていくコーナーです。

そういう手術があるのは知っているが、実際どのように行われるのかなど、あまり知られていない内容まで書き留めていけたらと思っていますので、興味のある方はどうぞお読みになってくださいませ。

ぽわんママの決意

ひと口に近視といっても、メガネ(コンタクト)を使わなくってもある程度の視力が出る場合は、手術してまで視力を回復したいと思うことは無いでしょう。

でも同じ近視でも、メガネ(コンタクト)が無かったら何も識別できないほどの強い近視だとしたら・・。

私の場合、近視の中でも『高度近視』と呼ばれるようなキツイ近視です(たぶん0.04とか0.05)。

赤ちゃんの頃にやったハシカの後遺症、父親からの遺伝・・。原因ははっきりしませんが、小学校に入る頃にはすでに目が悪かったと思います。

メガネを使うようになったのはたぶん小学校高学年から。

コンタクトレンズに替えたのは中学生の頃だったと思います。

それ以来、現在にいたるまでずっとコンタクトレンズのお世話になっています。

昼間はこのコンタクトレンズで生活することに何の不自由さも感じない私ですが、夜中、つまり寝る前にコンタクトを外して裸眼の状態になると、たちまちすべての行動から自由を奪われてしまいます。

まぁ寝るだけなんだから別に見えなくっても大丈夫だろう? と思われるかも知れませんが、目が悪いということは『真夜中の衝動』にも書いたように、ただトイレに行って帰ってくるという単純作業でさえ困難に感じるものです。

それに地震・・・。

ご存知のように関西は以前『阪神淡路大震災』に見舞われました。

京都は神戸などに比べれば軽震だったのですが、それでも夜中に飛び起きて感じた恐怖が相当なものだったことはおわかり頂けるのではないでしょうか?

あの時、あの夜の闇の中で私が一番恐怖だったこと・・それは『見えない』ということでした。

災害に遭ったとき、裸眼の状態で避難をすることになったとしたら、私は一番先に逃げ送れて死ぬだろうなぁ。

もしも逃げおおせたとしても、何も識別できない避難生活は相当に不安なものだろうなぁ・・と。

でもその頃には、近視はメガネかコンタクトを使わなければ治せないというのが通説でした。

(ロシアに行けばRKという手術(放射状角膜切開術)も行われていたため、日本からも『近視を治しに行こう』という名目のツアーが組まれていたことも実際にあったそうですが、それには相当の費用がかかる上に、手術自体の安全性にも問題があったそうです。)

そこでぽわんママが考えたのは、『寝ている間も外さなくて良い(連続装用可能)タイプのコンタクトをはめよう』ということでした。

実際に購入して(眼科へ行って連続装用が可能な目かどうかの診察を受ける必要があります)何度かそのまま寝たこともありますが、疲れるのはもちろん、裸眼で寝るような快適さを感じることはもちろん出来ず、結局『寝る前には外す』生活に戻ってしまいました。

・・あぁ、やっぱりこのまま不安な夜を過ごしていくしかないんだろうなぁ。・・

そう諦めていた去年、テレビで夢のようなニュースを目にしたのです。

『日本でも近視矯正手術が解禁!』

でも、どんな手術か、はたまたどこでやっていて、費用はいくらかかるのか?

すべてが謎だらけでした。

ましてやその頃はとにかく育児にかかりっきりの日々を送っていたので、『いつか自分もそんな手術を受けてみたい!』とぼんやりと夢見るのが精一杯でした。

しかし今年に入ってその『夢』が、絶対にやってみたいという『願望』へと変わります。

バスに乗った際、地元・京都で近視矯正手術を行っている病院の吊り広告を発見し、その病院のホームページアドレスを知ることが出来た為です。

家に帰った私は、早速ネットでそのアドレスにアクセスし、手術の詳しい内容や問題点をチェックしました。

このサイトには手術費用が全く載っていなかったので、直接その病院に電話して費用の確認もしました。

結局、費用があまりにも高額(両眼で42万円・術前術後の診察代含む)だったことや、場所が我が家から遠く不便な所だったため、断念せざるを得ませんでしたが、その願望は心の底で消えずに燻っているままでした。

そして4月、知り合いが勤めている眼科でもその手術が行われるようになったと聞き、一生コンタクトやその備品を買いつづけること、そして何よりこの不便さから開放されるためになら、ぜひ手術を受けてみたいと思うようになっていったのです。

この病院は我が家からも近く、何しろ知り合いが勤めているために不安なことを遠慮なく質問することが出来ます。

手術後に、もしも何か異常があったとしても、すぐに診てもらえるという安心感。

そしてほんの少しだけ値引きしてもらえるという利点もあったので、ぽわんママはついに手術を受けることを決意します。

さぁ、これから始まるぽわんママのレーシック体験記、ぽわんママに『明るい未来』は訪れるのでしょうか??

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