レーシック体験記

2001/09/12

手術の内容は?

ぽわんママは、医者でもないしレーシックについて研究したわけでもないので、難しいことは書けません。

なので、ごく簡単に説明しようと思います。ご了承ください。

このレーシックという手術は、アメリカでは随分前から行われていたようです。

プロゴルファーのタイガーウッズさんが受けたということで、日本でも有名になったんだと聞いています。

レーシックとはひと言で言えば、レーザー光線を当てて角膜表面を削ることによって、目に入って来る光の屈折率を変える手術。

ぽわんママのように『近視』の人の目はピントを結ぶ位置が前方にずれているために、正視の人と同じ物を見てもボヤけてしまいます。

そこで、角膜を少し削って屈折率を変えようというのがレーシックです。

まず麻酔の目薬をさしてベッドに横になり、目が動かないように固定します。

大工さんが使う『カンナ』みたいな感じの機械で角膜の表面をピローンと削って、そこに予め登録されたデータ通りにレーザー光線を何十秒か当てるそうです。

角膜は、ちょうど缶切りで開けた缶のフタみたいに、最後の部分をちょこっと残してめくります。まぁ缶と違ってホントに薄っぺらい膜なので、缶のフタみたいに立たずにフニャっと目にくっつくでしょうけど(笑)。

そして光線を当てた後に、その角膜を元の位置に戻して終了です。

手術時間は片眼約20分。

入院の必要は無く、その日のうちに帰宅できます。

目を酷使するような仕事で無い限り、翌々日から仕事をすることも可能だそうですが、私は2〜3日は休みたいなぁって思ってます。

角膜を削る時に出血するんじゃないか? とも思いましたが、ほとんどの場合、出血も無いそうです(長期間ソフトコンタクトレンズを使っていた人に、ごく稀に出血する人がいるらしいです)。

術後の生活でそんなに拘束されるようなことは無いと思いますが、医師の指示をただしく守ることは必然です。

スポーツをされる方、車の運転をされる方など、ケースバイケースなので、術後の生活に対するリスクは手術を受ける方によって違うでしょうね。

適性検査と術前検査

このレーシックは、誰にでも受けられるという手術ではありません。

適応検査を受け、医師によって『受けてもよい』と判断された人だけが手術に臨めます。

(この適応検査までは健康保険の対象になるので保険証を持っていきます。)

では、どんな人が受けられないのか? というと・・・。

この他にもいろいろな検査があるので、必ず医師に診察してもらう必要があります。

(私が聞いたところでは、医師の資格の無い人がレーシックの機械を使って格安で手術を行っているケースもあるらしいのですが、やはり危険であることに間違いは無いと思います。

そして、この適応検査で手術可能と判断されたら、日程を決めて術前の準備を始めます。

私がこの手術を受けるにあたって一番苦労したことでもあるのですが、コンタクトレンズをしている人は、術前のある一定期間以上前からレンズ装用をやめなければなりません。

私の場合、ハードレンズを装用していたので、術前3週間前からレンズを外し、メガネでの生活に入りました。(ソフトコンタクトをしている人は2週間前からです。)

もともとメガネが嫌いで、コンタクトレンズ・オンリーの生活をしていたため、メガネをはめて生活をするのは本当に苦痛でした。

昔に作ったメガネなので、たぶん度もぴったりと合わなくなっていたのでしょう。

ずっとはめていると頭が痛くなったり気分が悪くなったこともありました(笑)。

でも1日や2日ならコンタクトをしても大丈夫だろうと思ってこの期間にコンタクトレンズをはめてしまうと、やはり手術の結果に誤差が生じると思い、頑張ってメガネ生活を通しました。

実際、コンタクトを外して1〜2時間の時に計った視力と、今回のように何日もレンズを装用しないようになってから計った視力とでは、数値が違いました。

術後により良い効果を期待するならば、やはりこの数週間の我慢は大切だと思います。

そして術前検査(術前約2週間前)

ここでは、より精密に目の奥まで検査します。

目薬で瞳孔を開いて眼底に病気(異常)がないか調べるのですが、この目薬が2〜3時間効き続けるために、検査後に帰宅するときにはまだ瞳孔が開いたままの状態になっています。

私は自宅が近いので徒歩で検査に行ったのですが、眩しくて目が開けていられないような状態で帰宅することになったので、車の運転はもってのほか、自転車などで検査に行くのも避けた方が無難だと思います。

徒歩で行く人にもサングラス持参を勧めたいくらいでしたから(笑)。

そしてここから手術までは保険の対象外、つまり費用全額負担になってしまいます。

私の場合は1万円(税別)でした。

ここからの費用はたぶん病院によって違うと思うので、もし受けたいと思われるのならば、直接その病院にお問い合わせの上、確認してください。

そしてここで手術OKの最終確認を得て、いよいよ手術日を待つ日々が始まりました。

今日(9月某日)、手術3日前を迎えたぽわんママは術前の最終検査に行って来たのですが、今日は視力検査などの一通りの検査を終え、最後に目薬をもらいました。

今日から手術当日まで、殺菌効果のあるこの目薬をさして手術に備えるのだそうです。

ついに来た!・・そんな心境かな?(笑)

今度このレポートの続きをアップする頃には、ぽわんママの目には新しい『明るい未来』が訪れているんでしょうか?

お楽しみに!

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