ぽわんママのレーシック体験記

2001/09/12

いよいよ手術の日

さぁ、今日はいよいよ手術の日です。

前日の夜から緊張のあまり寝られない人もいると聞いていたのですが、ぽわんママはもともと度胸が座っているらしく(爆)、ぐっすりと眠って手術当日に臨むことが出来ました。

まず手術用のキャップ(シャワーキャップみたいな薄い帽子)を被り、ずれないようにテープでとめます。

点眼麻酔をしていよいよ手術室へ。

ベッドは硬いものではなく、リラックスしてゆったりと寝ることができる柔らかい電動ベッドでした。

まずベッドの高さや位置を調整して、首のところにエアークッションみたいなものを入れて固定されます。

最初に手術する方の目以外の部分を覆い隠すようにシート(粘着?)を被せられ、次に睫毛が出ないように専用のカバーをしました。

先生から『じゃぁ始めますのでリラックスしてくださいね』と声がかかり、目を上下に開く機械で思いっきり目を開かれます。

私の今日の体験の中で一番痛かったのがこの目を開ける機械だったかも(笑)。

次に角膜の上部を削るために、機械で眼球を吸い上げ(持ち上げ)て固定します。

このとき一時的に眼圧が急上昇するので、目の前が真っ暗になって、目が重たいような感じがしました。

マイクロケラトームという機械がシュイ〜ンと音をたてて目の上をなぞり(そんな感じ)、角膜上部を削ります。

そして削った部分をめくってその内部にレーザーを当てるのですが、このとき、目の前(上)の機械(顕微鏡みたいな機械)の赤いランプから視線を外さないように頑張ります。

実際は角膜を剥がしているためにボヤ〜っとしか見えないのですが、このときに視線をキョロキョロと動かしてしまうと、機械にインプットされた通りにレーザーが当てられなくなるので、とにかく一点を見つめるように頑張りました。

レーザーを当てる時間は人によって(近視の度合によって)違いますが、私の場合は40秒から50秒でした。

この時の感想といえば・・。

レーザーがバチバチいうたびにすっごく焦げ臭いなぁと思った、ってことかな?

レーザー光線自体には色も無いし、ましてや痛みなどの感触も全く無いのですが、ちっちゃな花火を見てるような感じはありました。

そしてめくった角膜を元に戻し(予めマーキングしてあるらしい)、それをキチンとくっつけるためにハケみたいな物で目をなぞっていらっしゃるのがわかりました。

(ここまでの手術中も何度も先生や看護婦さんが目薬をさしていらっしゃったのですが)、角膜を戻した後、目薬をさして約3分くらい時間をおいて、最後にまた目薬をさして終了でした。

目を開ける機械と睫毛のカバーを外し、今度はもう一方の目を同じ様に手術しました。

手術室に入ってから出るまでおよそ1時間・・・という所でしょうか?

それから別室で30分から1時間(個人差があります)ゆったりと休み、その後に診察を受けて手術は終了です。

ほこりと障害を避けるために透明のゴーグルをかけてもらって帰宅することになります。

術後、特にひどい痛みというのは無かったのですが、私はとにかく眩しくって目が開けられない状態で涙も止まらなかったので、麻酔(痛み止め?)の目薬を点眼してもらいました。

これによって目も楽に開けられるようになったので、目薬が効いている間に帰宅しようと急いで帰りました(笑)。

帰る途中、目がショボショボして見る物すべてがボヤ〜っとしてはいましたが、それでも何となく『良く見える』と感じることが出来ました。

4時半頃に帰宅して1〜2時間はズキズキと痛むことがありましたが、それも徐々に回復して午後8時頃にはほとんど痛みは無くなっていました。

見え方は、ちょうど目の前にラップが1枚あるみたいにボヤケていたしゴーグルもはめていたので、まだ本当に自分の裸眼が見えるようになっているのかどうか信じられないような感じでしたが、世界は明るかったです(爆)。

今日はお風呂も顔を洗うことも禁止でした。

お酒を1週間飲めないことなど、いくつかの約束事を守れば普通に生活していても問題は無いのですが、安静にしておいた方が良いだろうということで、子供を寝かしつける時(午後9時過ぎ)に一緒に寝ました。

すぐに寝付くことは出来ましたが、やはり興奮しているのか、午前12時くらいに目が覚めました。

この時はじめて『見える』と実感できたような気がします。

始めは『あっコンタクトを外すのを忘れて寝てしまった』と錯覚を起こしたような感じでしたが、すぐに手術をしたことを思い出し、真っ暗な部屋の中を何度も何度も見回して『見えている』ことを確かめてしまいました(笑)。

その後、まだ起きていたパパのところへ行って『見えてる!』と報告しましたが、もともと目(視力)の良いパパにはあまり理解してもらえなかったようです(爆)。

『これで夜中も安心して暮らせるんだ・・』そんな、感動にも似た思いを胸に、とりあえずゆっくりと眠りました。

それにしても、ゴーグルをつけたままで寝るのは辛かったです(爆)。

術後1日目の検査

翌朝、術後1日目の検査を受けるために病院へ行きました。

確かに良く見えるようにはなっていましたが、果たして実際に視力がどのくらい出ているのかがとても楽しみでした。

右目はまだラップがかかったようにボヤけていて、これが完全に治るまでにはまだ多少の時間を要するようですが、現在、右=0.7 左=0.9 にまで視力が回復していました。

白目のところに内出血があるのが心配だったのですが、それも含め、診察の結果も良好でした。

あとは『日にち薬』・・・時間の経過とともに完治へと向かっていくと思われます。

今度の診察は1週間後。

その頃には視力も安定しているかな?

とにかく・・手術は無事成功しました。

ご心配くださった皆様、本当にありがとうございました。

そしてレーシックに興味を持たれた方にとって、このレポートが少しでも役に立つことを祈っています。

次回は1週間後の診察時の視力などについて書こうと思っています。

お楽しみに・・・。

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