Devon & Cornwall

INDEX
Devon
■Torquay
■Babbacombe Model Village
■Lyme Regis
■Buckfast Abbey
■Buckfast Butterflies & Dartmoor Otter Sanctuary
■South Devon Railway
■Crealy Park

Cornwall
■Jamaica Inn
■St Michael's Mount
■Land's End
■St Ives
■Lizard Point
■PorperoとDobwall遊園地

デヴォン
Torquay
 イングランドのリヴィエラと呼ばれ,南西部屈指の海浜リゾート地であるトーキーは,東のブライトンにも匹敵する存在だ。しかし,ロンドンから近いブライトンと違って,地理的にずっと「はずれ」にあるトーキーは,街もまだ田舎の雰囲気を残している。子供が喜ぶブライトンやイーストボーンのようなPier(桟橋の上に立つレジャー施設)もなく,どちらかというと大人が夏にゆっくり滞在するのに向いているリゾート地という感じだ。私たちが訪れたのは,帰国が迫った5月のはじめだったが,暑くもないのにトーキーの赤い砂浜は水着姿になった英国人で結構賑わっていて,さすが英国と思わせた。


 トーキーをもう一つ有名にしているのは,「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーである。1890年にトーキーに生まれた彼女は青春時代をこの地で過ごし,思い出の場所はしばしば後年発表したミステリーにも直接的・間接的な形で登場する。クリスティーファンであれば,是非ともクリスティー・トレイルをしてみたい。まずは,Torquay Museumには生誕100年を記念してクリスティー関係の展示コーナーが新設された。もちろん,クリスティーを展示する世界で唯一のミュージアムである。また,元々は中世の寺院で,トーキーの最も有名な歴史的建造物として有名な建物にTorre Abbeyがある。 (The King Abbey, Torquay, Devon TQ2 5JX. Tel: (01803)293593 Fax: (01803)215948
e-mail: torre-abbey@torbay.gov.uk  HPは
こちら。
 ここには,「Agatha Christie's Memorial Room」があり,Remington社製の愛用のタイプライターや,手書きの原稿が展示されている。また,The Imperial Hotelの海に面したテラスで,名探偵ミス・マープルはSleeping Murderの謎を解決した。ホテルに関してもう一つ。Grand Hotelは,アガサが新しい夫Archie Christieと1914年のクリスマス・イブにハネムーンで来たホテルとして有名である。ちなみにRACの英国ホテルガイドで調べたところ,The Imperial Hotelは五つ星,Grand Hotelは四つ星ホテルで,どちらもトーキーのホテルの中では最高級に属し,宿泊料も高い。しかし,一度は泊まってみたいな。

  
Torre Abeyの中にあるクリスティーを記念した部屋


Babbacombe Model Village
Babbacombe, Toquay TQ1 3LA, Tel: (01803)315315 Fax: (01803)315173
 トーキーの中心部から約1マイルのところにある。実は英国にはこの手のミニチュア・ワールドは結構あるのだが,その規模からいっても内容からいっても,Babbacombeは屈指である。子供だけでなく,大人も感心するモデルの精巧さとヴァラエティーに富む展示は,雑誌やテレビでも「世界で最高のモデル・ビレッジの一つ。」,「英国で絶対行かなければならない20の場所のうちの一つ。(本当かな?)」といった賞賛を得ているのである。大都会のビルの光景あり,田舎の風景あり,鉄道あり…と全部丹念に見ていたら,相当時間がかかる。都会の光景では,日本企業のビルがたくさんあっておもしろかった。


Lyme Regis
 ライム・リージスは厳密にはデヴォンではなく,文豪トーマス・ハーディーの故郷であるドーセットに属する。まことに風光明媚な海岸リゾート地である。もちろんブライトンなどというメジャーなリゾート地とは比ぶべくもないが,ヨットハーバーや海水浴場もある,そして何よりもこの街を有名にしているのはfossils(化石)であ る。大人も子供も太古の昔の化石にはロマンを感じる。1811年にJoseph とMary Anningという兄妹がこの地の海岸でIchthyosaur(魚竜)の完全な骨の化石を発見したことで一躍有名になったそうだ。この街にあるDinosaurland(Tel:01297-443541)は,様々な化石を取り扱っているだけでなく,ファンのために化石発掘ツアーも主催している。ロマンを求めて参加されるのもいいかも。またこの街は,1803年から4年にか けてジェイン・オースティンとその家族が滞在したことでも知られている。
 ところで,私たちはここを訪れたのは7月の中旬。しかし,その年は夏とはいえまだセーターを手放せないような肌寒い異常な天候が続いていた。だが,海辺に遊びに来ている他の英国人たちは,そんな寒さにはおかまいなしに海水浴を楽しんでいた。 彼らの夏への執着というか憧れというのは我々日本人には想像もできないものなのかもしれない。かずしも英国人を真似て裸になり,冷たい海に浸かってみたものの,5分と我慢できなかった…


Buckfast Abbey
Buckfastleigh, Devon, Tel: (01364)642519
 この僧院は英国のカトリック教会ベネディクト派の総本山である。観光客だけでなく,巡礼のために来る人も多い。巨大なAbbeyには圧倒される思いがする。教会の中には修道士たちによって作られたという巨大で壮麗なステンドグラスもあり,これだ けでも一見の価値がある。ここは,自家製造品の販売に力を入れており,下手な観光地の土産物屋よりずっと商売熱心である。レストランもあるし,修道士や修道女たちによって作られたビールやワイン,香水,ジャム,蜂蜜,ロウソク,クッキーなどなどがショップに所狭しと並んでいるので,お土産にもいいだろう。ただ,一番の「名産品」らしい「Tonic Wine」というワインを買い,期待して飲んでみたのだが,何だかヘアートニックを混ぜたような強烈な味がし,私たち普通の日本人の感覚では,到底おいしいと思えなかった。これを平気でおいしく飲めるようになるためには,あと10年くらい英国に滞在する必要がありそうだ。

  (左)おしゃれなパンフレット
  (中)壮大なAbbey Church
  (右)美しいステンドグラス

Buckfast Butterflies & Dartmoor Otter Sanctuary
Buckfast Steam and Leisure Park, Buckfastleigh, Devon TQ11 0DZ, Tel: (01364)642916
 英国人はナショナルトラストに代表されるように,建物や自然の保存・保護にとても熱心である。しかし,ナショナルトラストのような大きな団体ではなくとも,地道に活動している団体やグループも多いようだ。Bath近郊にもBadger(アナグマ)を保護する団体により運営されている「
Secret World」がある。
 この保護施設は日本でもほとんど見られなくなったOtter(カワウソ)を保護しているところである。かわいい姿をして無邪気に泳ぐカワウソの姿は見ていて飽きない。
 さらに温室ではButterfly Farmもある。英国では湿気が少なく,森も産業革命のあおりでほとんど切り開かれてしまったことから,昆虫の種類と数は日本と比べて極端に少ない。夏に農場に遊びに行ってもほとんど蚊に刺されなかった記憶がある。そん なわけで,英国ではあれほどガーデニングが盛んであるにもかかわらず,蝶の種類もモンキチョウやタテハチョウぐらいしか見られない。だから,熱帯に生息する珍しい蝶をこういった温室の中に放し,家族連れに見せるという施設があちらこちらにある。

 
  (左)パンフレッ
  (右)日本ではめったに見られないカワウソ


South Devon Railway
Buckfast Steam and Leisure Park, Buckfastleigh, Devon TQ11 0DZ, Tel:(01364)642338
 「
英国保存鉄道乗車記」をご覧ください。         


Crealy Park
Sidmouth Road, Clyst St. Mary, Exeter, Devon EX5 1DAR, Tel: (01395)233200 Fax: (01395)233211
e-mail: fun@crealy.co.uk  HPは
こちら。
 この遊園地は大きなスライダーを売り物にしている。むしろを袋状にしたものをはいて一気に滑り降りる。結構スリルがある。かずしは興奮気味で,何度も何度も飽きずに滑り降りた。英国では,日本の遊園地にあるような大掛かりなマシーン系の遊具は少ない。代わりに多いのは,ジャングルジムを巨大にしたもの(そこにはボールプールや滑り台,縄登りなど様々な仕掛けがある)や,空気で膨らませたお城の形をした風船状の遊具などである。一度遊園地の中に入ってしまえば,基本的にこのような「非電気的」遊具で遊ぶのは無料である。このような遊園地ならば,日本でのように子供が高額の乗物に乗るたびに財布の中身が気になってしまうこともない。また,乗馬や農場見学,ゴーカート,動物との触れ合いもでき(動物園を兼ねたような遊園地が多い),一日たっぷり遊ぶことができる。刺激的ではないが,子供が自ら体を動かして楽しく遊べるいかにも英国的な遊園地である。BathからM5を利用して1時間あまり,モーターウェイからのアクセスもよく,日帰りも十分可能である。
  (左)パンフレット
  (中)スリルたっぷりのスライダー
  (右)ほぼ垂直に落ちる感じのスライダー


コーンウォールへの旅
Jamaica Inn
Bolventor, Launceston, Cornwall, PL15 7TS, Tel: (01566)86250 Fax: (01566)86177
e-mail: jamaicainn@eclipse.co.uk  HPは
こちら。
 99年4月1日から3日にかけてイースター休暇を利用して,念願のコーンウォール旅行に出かけた。コーンウォールには聖人の名前が付いた町や村が実に多い。St Aubinsはコーンウォールの聖人らしいから,一度はコーンウォール詣でをしなくては。愛車のボロFordがMOT(車検)で引っかかり,排気系とタイヤを交換したので,調子はすこぶる快調である。帰国2ヶ月前というのにこの出費は痛かったが。幸い天気は晴れ。絶好のドライブ日和である。
 ブリストルからはひたすらM5で南西方面へと走る。日本のGWと違い,イースター休暇といっても車の渋滞はほとんどない。モーターウェイも無料だから料金所で混雑することもない。だから多少道路の整備が日本より悪くても私にはこの方がいい。M5はデボンのエクセターで終わってしまう。コーンウォールまではまだまだ遠い。エクセターからはA30に入ってペンザンス方面を目指す。一般道といっても片側2車線で車の流れはモーターウェイなみである。途中ボドミン(昔の刑務所(Bodmin Jail)跡がある)近くの400年の歴史を誇る古風なJamaica Innに立ち寄った。
 ここは今でこそ,ローンストン(12世紀以来の古い町)からボドミンに向かうA30沿線にあり,車で行くのにさして不便はないが,車がない時代はボドミン荒野の真中に建つ馬車宿として,多くの行商人や密輸人にとって砂漠の中のオアシス的存在だった。嬉しいことに,Jamaica Innの建物はほとんど当時のまま残されている。ここに行くと,昔の密輸人の海賊を描いた怖い顔の看板がまず私たちを暖かく迎えてくれる。建物の外回りをぐるっと探検。さすがに古い。建物の中には"Smugllers' Bar"(密輸人のバー)と"Pedlar's Food Bar"(行商人のフードバー)があり,どちらも昔の雰囲気満点であったが,子連れでお腹も空いていたので,"Pedlar's Food Bar"の方に行ってランチを取った。いかにも年代ものといった感じの木のテーブルと椅子であったが,フード自体はごく普通のもの。でも味は悪くない。
 もう一つJamaica Innは女流作家Daphne du Maurier(ダフネ・デュ・モーリア)ゆかりのInnとしても有名である。デュ・モーリアといえば日本での知名度はそれほどでもなく,サスペンス映画の巨匠ヒチコックの名作Rebecca(レベッカ)によって一般に知られているくらいであろうが,実はその他にもたくさんの小説を書いている。彼女は1926年にはじめてコーンウォールのフォイを訪れて以来,この地を愛し続け,野性的で,風が吹きすさび,それでいてロマンティックな荒野の大自然から多くのインスピレーションを得たという。1930年にはJamaica Innに滞在して,その名もJamaica Innという,船の難破あり,殺しありの冒険ロマンスを書く。Jamaica Innには,デュ・モーリアを記念して,彼女の部屋(Dame Daphne du Maurier Room)が残されている。愛用のSheratonの書き机の上には,彼女の父親(Sir Gerald; 当時の有名俳優だった)の名前をとって命名されたシガレットの束や,彼女が最も愛したお菓子であるGlacier Mintsのお皿が置いてある。その他クラシックな調度のDu Maurier Restraurantもあり,夏季の夜に営業しているということである。
 私たちは入らなかったが,動物をモチーフにした奇妙なMr. Potter's Museum(ピーター・ラビットのポターとは全く関係ありません。念のため。)もある。"Over 10,000 unique exhibits"との宣伝であるが,実態がどうかは知らない。いずれにせよ,Jamaica Innはこのように見どころが多いところなので,コーンウォール旅行の途中で一度は立ち寄ってみたいスポットである。Innなのでもちろん泊まることもできる。難破や刑務所で無念の死を遂げた密輸人の亡霊が出てくるかもしれないが。
  (左)暖かく迎えてくれる海賊の看板
  (右)"Pedlar's Food Bar"でのランチ。古い木のテーブルと椅子が印象的


St Michael's Mount
Manor Office Tel: (01736)710507 Change House (on The Mount) Tel: (01736)710265
 ここら辺まで来ると,気候もバースより温暖なためか春の訪れも早く,道沿いにハリエニシダの美しい黄色の花が満開である。さらにひたすら西へと向かい,ペンザンス手前の漁村マラザイオンのSt Michael's Mountを尋ねる。St Michael's Mountは城の立つ小さい島で,干潮時には港の岸から道を歩いて渡ることができるが,満潮時には完全に道が水没し孤立した島にしか見えない。こういうところはフランスにもある(モン・サン・ミシェル)が,イギリスではここにしかないだろう。幸い「行き」のときは干潮で,親子4人何の問題もなく,島に渡ることが出来た。島に通じる道といっても石畳を敷き詰めたものなので,バギーを押すのはちょっと大変だったが。さて,この島全体が今はナショナル・トラストの管理下に置かれているが,古くは例のフランスのモン・サン・ミシェルと同じベネディクト派の修道院があり,最近までは貴族の夫人が城に実際に住んでいた。
 島に着いてから島のてっぺんに立つこの城に登るのが子供連れには結構しんどい。一体昔ここに住んでいた人はどうやって重い生活物資をここまで運び上げていたのだろうかと考えてしまう。城からの眺めはさすがに絶景である。対岸の町と,さっき自分達が通ってきた石畳の道が見える。だが,「帰り」は悲劇であった。少しずつ潮が満ちてきたので,子供も小さいことであるし,早めに岸まで歩いて戻ろうとしたのがいけなかった。歩いているうちにもどんどん波が高くなり,道に波のしぶきが跳ね上げてくる。全員靴はボトボトになるし,上の子は「鮫に食べられる!」といって泣くし,下の子をのせたバギーのカゴに入れたカメラも波で濡れて後日壊れてしまった。お金をけちらずに帰りはボートに乗ればよかったと思ったが,後悔先に立たずである。
 ぬれたズボンや靴を乾かすために,宿泊予定地のペンザンスへと向かう。ペンザンス自体は特に風光明媚な町ではないが,コーンウォール巡りの拠点としてはまことに都合のよいところに位置している。マラザイオンから車だとすぐそこだ。2泊の予定でSea & Horses Hotelにチェック・インする。屋根裏部屋を改装したファミリールームで広々とした部屋が気持ちよい。恰幅の良い女主人も親切であった。まずしたのはドライヤーで靴を乾かしたことである。夕食は特に美味しいというわけではなかったが,立派なラウンジで飲んだコーヒーは美味しかった。長時間の運転とSt Michael's Mountの一件でさすがに疲れ,夜はすぐ眠りに落ちた。


Land's End
Land's End, Sennen,cornwall TR19 7AA. Tel: (01736)871501, Fax: (01736)971812
e-mail: info@landsend-landmark.co.uk HPは
こちら。
 翌日はイギリスでは珍しいほどの快晴。地の果てランズ・エンドを訪れるにはまたとない絶好の天気だ。ランズ・エンドには車で行くしかないが,入口でゲートを設けてあって駐車料金を払わなければならない。パンフレットに書いてあった値段よりもかなり値上がりしていてえっと思った。しかしそんなことはどうでもよい。ランズ・エンドの海と空は予想していた以上に青くて素晴らしい。大西洋の海の水平線はどこまでも広がっている。絶壁の下を覗くと白い波が岩に当たって砕けている。
 海を見せるだけでは商売にならないためか,ショップや家族向けのアトラクションも多い。一つだけ入ったアトラクションでは天井から本当に水が降ってきてびっくりした。日本で同じのをやったら客に苦情を言われるだろうが。


St Ives
 昼前にランズ・エンドを後にしてセント・アイヴスに向かう。今回の旅行では残念ながら
St Aubinsは見つけることが出来なかったが,セント・アイヴスの方は芸術家の街として日本でも有名である。もっとも子供連れであるから,ガイドで紹介されている美術館などには一切行かず,ひたすら美しい海岸線を持つ海辺の砂浜で子供を遊ばせることにした。ホリデー中ということもあって,さすがに海辺はかなりの賑わいであったが,日本の夏の海の雑踏に比べるとしれたものだ。まずは腹ごしらえということで,海の見える店の2階でフィッシュ&チップスを食べる。眺めが大事で味は二の次。子供は砂遊びで満足げだった。


リザード岬(Lizard Point)
 セント・アイヴスの次はイングランド最南端の地リザード岬に向かう。この2日間でイングランドの最西端と最南端を制覇してしまおうという魂胆からである。この岬もナショナル・トラストが管理している。駐車場から岬までは少し歩かなくてはならないが,周囲の美しい景色のため親も子供達も苦にならない。ここの海はランズ・エンドの穏やかな紺碧の海に比べて,厳しく黒かった。崖の上から覗き込むと怖い感じがする。また,海岸へも階段とスロープで降りることができる。ほとんど砂浜はなく石がゴロゴロしている。
 ランズ・エンド,セント・アイヴスをめぐった時より風が出てきたためだろうか,波が怖いぐらいである。そして,観光客もまばらである。ランズ・エンドには店やアトラクションがあり,かなり観光地化しているところもあるが,ここには人間の手はほとんど入っていない。ナショナル・トラストが管理しているから当然なのであるが,それだけに一層自然のままの「地の果て」を感じることができる。私は宗谷岬と納沙布岬に行ったことがあるが,同じ島国でも「地の果て」の風景は何と違うことだろう。あるいは,スコットランドに行けばまた違った海に出会えるのだろうか。


PorperoとDobwall遊園地
Tel: (01579)320325 Fax: (01579)321345
e-mail: dobwalls@hotmail.com HPは
こちら。
 今日は予定の最終日。バースに戻らなくてはならない。景勝地は大人には良いが,小さい子供が喜ぶとは限らない。1,2日目と素晴らしい海を見たので,最終日は子供優先の予定を組む。世話になったホテルを出,A390経由でフォイからポルペローに行こうとした。ところが,地図上では道が続いているにもかかわらず,実際には道がフォイの川で途切れているではないか。いまさら戻るのはえらい回り道だし,困ったものだと思っていたら,川の対岸に渡るカーフェリーがあるのを知った。乗船時間はたかだか10分で,料金もすごく安い。人は全員車に乗ったまま川を渡る。イギリス人が橋をかけないおかげで,おもしろい体験をした。
 ポルペローは美しい港町である。(ウースターにある有名な窯元Royal Worcesterで見つけたポルペローの港をデザインした絵皿は我が家の宝物になっている。)街をミニチュア化したPorpero Miniature Museumに行った。しかし今日のメインは近くにあるDobwall遊園地である。子供はテレビで人気のMr Blobby(いたずらで乱暴)のショーを見たり,外周列車に乗ったり,ソフトプレイエリア(柔らかい遊具を使ったフィールドアスレチックのようなもの)で遊んだりして大満足。2泊3日のコーンウォール旅行は好天にも恵まれ,忘れがたい印象を残しつつ無事に終わった。次にコーンウォールに行く時にはSt Aubinsを見つけられるだろうか。

  (左)車に乗ったままフェリーで川を渡る
  (右)BBCで人気のMr Blobbyのショー