The Suburbs of Bath

Panorama view of Bishop's Palace's garden of Wells


  INDEX
■Broadlands
■Wooky Hole Caves & Papermill 
■Chedder Showcaves & Gorges 
■Chewton Cheese Dairy 
■Secret World 
■Weston-Super-Mare 
■Clifton Suspension Bridge (Bristol) 
■The Exploratory Hands-on Science Centre (Bristol) 
■ブリストル大学界隈 
■Wells Cathedral & Bishop's Palace
■Bradford on Avon 
■Rode Tropical Bird Park 
■Bowood House & Gardens
■Salisbury
■Stonehenge
■Avebury
■Longleat House

Broadlands
Broadlands, Romsey, Hampshire, Tel: 01794-517888
 Broadlandsは1978年から一般公開された。英国内の他の多くの城や邸宅と同様,邸宅を維持するために必要な維持費の一部を入場料でまかなうためである。ただし,Broadlandsの公開期間は短く,一年のうちの6月から9月だけである。自分の邸宅の公開に踏み切ったマウントバッテン公爵は,Elizabeth現女王の伯父に当たる,日本でもおなじみのイギリス貴族であった。現在の領主ロムゼイ公は彼の孫に当たる。巨大な城ではないが,美しい庭や,邸内を流れる小川,池が美しい。庭でのティータイムで食べた手作りケーキはとてもおいしかった。また,邸宅内の美しい内装や調度品の数々は,博物館のようになった城や邸宅と違い,現在でもすべて実際に使われているため,温かみが感じられる。マウントバッテン公がイギリス海軍軍人(最後のインド総督でもあった)であったため,華美な装飾を避け,質実剛健を旨としたのかもしれな い。また,たくさんの武器や第2次世界大戦時の資料も見ごたえがある。日本とイギリスの戦後の関係を考える上でも興味深い。マウントバッテン公は老齢に達してからテロにより命を落とした悲劇の軍人でもあった。しかし公の子孫に引き継がれた現在のBroadlandsの風景は平和そのものだ。夏の天気のよい日にゆっくりと訪ねたい名邸。なお,今は亡き林勝太郎氏のエッセイ「英国式こだわり生活術」(朝日文庫)にBroadlands訪問記がある。私たちがここを訪れたのも,このエッセイを読んだのがきっかけだった。



Wooky Hole Caves & Papermill
Wooky Hole, Wells, Somerset, Tel: 01749-672243
 WellsにあるBath近郊では有名な鍾乳洞。Wookyという 悪い魔女が犬と住んでいたという伝説の洞窟である。彼女は捕まえてきた子供を食べようと蒸し焼きにしている時,徳の高い修道士によって聖水を掛けられ石にされてしまったという。洞窟にはWookyと犬の石が今も残されている。また,あるウェールスの伝説によればアーサー王が,「地獄の結界となっていた悲しみの流れの源に住んでいた」魔女を殺したということだ。いずれにせよ,この鍾乳洞のパンフには,化粧の厚いおばさん魔女が黒いマントに黒い帽子のいでたちで写っており,結構印象的?である。
 私たちは雨の日だから鍾乳洞に行けば濡れないだろうという甘い考えで行ったのだが,受付から鍾乳洞入口までかなり歩かされるため,傘を持っていけばよかったと後悔した。
 ところで,鍾乳洞の印象といえば,案内の人の説明なかなか面白く,伝説の魔女と偉い修道士の戦いの伝説も聞ける。また,様々な仕掛けがあり,照明も美しく幻想的である。
 ここの鍾乳洞にはなぜか紙すき工場がある。19世紀のものらしいが,実際の紙の品質としては,日本の伝統的な手漉きの和紙の方が,よほど薄くて高品質のような気がする。
 もう一つ,鏡の迷路やThe Old Oenny Pier Arcadeという Old Pennyを使うゲームマシンを楽しめるコーナーもある。これが結構面白い。19世紀と言うから100年程前のヴィクトリア朝時代に使われていたゲームマシンで遊べるわけだ。入口で現在のお金と古い硬貨を両替して,それをマシンに入れて遊ぶ。年寄夫婦が楽しそうに遊んでいる様子が印象的だった。しかしながら,イギリスの年寄はゲームマシンで遊ぶのが本当に好きだ。日本とは逆なのか?
  (左)幻想的な洞窟内
  (右)Wookyのキッチン


Chedder Showcaves & Gorges
Chedder, Somerset, Tel: 01934-742343
 英国で最も有名で世界的にも広く知られているチェダーチーズの産地に程近いところにある峡谷。イングランドではなだらかな牧草地帯が多いため,このような峡谷は珍しい。ここには,3つの洞窟がある。最大のGough's Caveは壮大な大聖堂のようであり,Cox's Caveは鍾乳石で出来た彫像が見事。 そしてCrystal Questは子供に人気のファンタジー・アドベンチャーの洞窟となっている。オープントップの二階建てバスによるツアーがあるので,行きは峡谷を眺めながら登って行き,帰りは歩いて下りながら,これらの洞窟を観光するとよい。またこのあたりで発掘された人骨を展示する博物館も興味深い。さらに,Jacob's Ladderというところから峡谷の上側に登り素晴らしい景色を堪能することもできるが,非常に急なので残念ながら子連れにはお奨めできない。
 最後に,チェダーチーズの製造所を見学し,お土産に買うとよいだろう。この地方はCiderの醸造所も多い。地ビールならぬ地サイダーも美味しい(Ciderとは日本では炭酸飲料水のことをさすが,英国ではりんごのお酒シードルのことである)。丸一日家族連れには遊べるところである。

    
 (左)チェダー峡谷
 (右)Cox's Caveにある美しいRainbow Room


Chewton Cheese Dairy
Priory Farm, Chewton Mendip, Somerset, Tel: 01761-241666
  ここのチーズはとても美味しい。何度も賞を取ったと言う本物の味である。私たちは3度チーズを買いに行った。ただ,毎回日曜日に行ったため,チーズ作りの実演は見ることは出来なかったが,ウイークデイならば,レストランの窓越しにチーズ作りが見える。Bathの近場で私たちのお気に入りのところだった。レストランの料理も大変美味しい。イギリスには農村地帯に行くとFarm Houseというのがあり,(イギリスでは珍しく)美味しい料理が食べられる場合が多いが,ここもその一つである。近所に住んでいるおばさんの手料理だが,シェパード・パイなど素朴でなんともいえず美味しい。
 また,ここでグース(ガチョウ)の卵を買ったことがある。とても大きくて,大きな目玉焼きになった。白味は鶏の卵より透明感があり,黄味は味が濃かった。ファームならではのものである。ショップで売っている自家製のジャムや蜂蜜,クッキー,ケーキも美味しい。

 


Secret World
New Road Farm, East Huntspill, Nr.Highbridge, Somerset,
Tel: 01278-783250
  Bathやその周辺にはBadger(アナグマ)という黒と白の野生動物が住んでいる。Bathの市バスは”Badger Line”といい,バスにBadgerの絵が書いてあるバスが走っている。だから,BadgerはBathのシンボル的存在でもあるわけである。絵本ファンの方なら,スーザン・バーレイ(イギリスの代表的女流絵本作家)作の
「わすれられないおくりもの」(評論社刊)という,あなぐまが出てくる絵本のシリーズを見たことがあるだろう。St Aubinsにもしばしば庭の芝生に穴をあけるといういたずらをしていたようだが,残念ながら実物に出会うことはなかった。そのためBadgerを保護している公園に行くことにした。ここではBadgerだけでなくキツネや野鳥を保護したり,ヤギ,牛などの家畜を飼っている。ただ,Badgerは夜行性の動物のようで,暗くした部屋でかすかに見えただけである。思ったより大きく,体調1mぐらいはあるのにはちょっとびっくりした。

 ここでは子供が喜ぶアトラクションもやっている。ねずみのレースに賭けたり,トラクターに乗って園内を一周することもできる。収益金はBadgerをはじめ野生動物の保護に使われるそうだ。子供たちは大喜びだった。

  
  (左)トラクターで園内を一周!
  (右)歴史や活動を紹介したガイドブック


Weston-Super-Mare
SEA-LIFE Center(水族館)
Marine Parade, Weston-Super-Mare, North Somerset BS23 1BE
tel. 01934-6413603
 Weston-Super-MareはBristol近郊の海辺の街。日本の立派な水族館に慣れていたら「つまらない!」といわれるかもしれないが,ここにはこじんまりした水族館がある。しかし,この水族館の前はセバーン川の河口で遠浅になっており,夏なら海水浴が楽しめると思う。(私たちは寒い冬に行ったので,誰もいない砂浜を歩いただけだが…)



Bristol
Clifton Suspension Bridge
 言わずと知れたBathに近い英国南西部最大の都市(Bathと違って日本人もたくさん住んでいます)。商工業都市としての歴史が長いため, Bathに比べると観光するところは少ないが,最大の見所はClifton Suspension Bridge。Great Western Raiwayの技師として有名なBrunel が19世紀に設計した鉄の吊橋。本当にそんな昔に建てられたのか疑問に思うほど立派な吊橋である。そして下から見上げると,恐ろしいくらい高いところにかけられており,当時の英国の土木建築技術には驚くばかりである。また,この橋は歩いて渡ることができる。橋の手前で車を駐車し,歩いて往復するのもいい。また,橋のそばに博物館もあり,さらに詳しく知りたい人にはお奨めする。

The Exploratory Hands-on Science Centre
 Bristol Temple Meads駅前にある The Exploratory Hands-on Science Centreは日本でいう子供科学館である。シャボン玉や磁石,木のパズルなどを,子供が自分の手で経験するという趣旨の科学館である。木の積木を使って建物のアーチ構造を理解させたり,楽器の構造を示しているコーナーもあり,大人でも十分に楽しめる。

ブリストル大学界隈
 ブリストル大学はバース大学よりずっと規模が大きく,学生数も多いが,キャンパスが街中にあるためちょっとせせこましい感じがする。大学の中心部に近いPark Street付近にはたくさんのパブがあり,昼時や夕方は大勢の学生でいつも賑わっている。学生客が多いこともあって,全体的にビールの値段も安く,£1.00で飲める日替ビールを売り物にしているパブもある。

Wells Cathedral & Bishop's Palace
Tel: 01749-678691
 私が「Bathから日帰りで行けるお薦めの街はないか?」と人に尋ねられたら,まず最初にWellsの街をあげるだろう。Wellsの街には大聖堂(Cathedral)があり,その点では同じくBath近郊にある
Salisburyと共通しており,一般にはむしろSalisburyの方がずっと有名なのだが,街や大聖堂の雰囲気,さらには美しいBishop's Palaceのすばらしさも加味して,私は断然Wellsの魅力の方に軍配を上げる。私は2度この街を訪れたが,何度でも訪れたくなる魅力の尽きない街なのである。
 BathもWellsの大聖堂の管轄であるが,Wellsは主教がいる大聖堂のある街としては,イングランドで一番小さい街である。大聖堂の入口には中世以来のゲートがあり,内部のチャペルも13世紀に遡る古いものである。大聖堂の内部には様々な彫刻が施され,パイプオルガンの音色も素晴らしい。美しい大聖堂の庭にはこの地名の名前の由来となった泉がある。白鳥が優雅に泳ぐ姿を見ればゆったりとした気分になる。また,この教会の敷地内には代々のBishop(主教)の住む邸宅(Palace)がある。贅を尽くした邸内は昔の主教の絶大な権力を物語る。代々の主教の肖像画が壁にずらっとかかっているLong Galleryは壮観。現在の主教はBath Abbeyでクリスマス前に行われたクリスチングル・サービスに来訪し,最後に参列者一人一人を祝福し,私たちにも「どこから来たのか?」と気さくに声をかけてくれた。
 Wellsの大聖堂の門前には様々なマーケットが立ち並び,ジャム,ピクルスを売る店や,衣料品を扱う店などを眺めながらそぞろ歩きをするのも楽しい。
  (左)壮麗なWellsの大聖堂
  (中)大聖堂に通ずる門の右隣にはNational Trustのショップが…
  (右)バッタ屋?が立ち並ぶ門前。ちょっと日本を思わせる。



  (左)Bishop Palaceに通ずる古い城門
  (中)Bishop Palaceの周囲を巡る美しい堀には水鳥が遊ぶ
  (右)美しく広大なBishop Palaceの庭。のんびりとできる。


Bradford on Avon
 私たちの住むSt Aubinsの前の道を東に登り,Bath大学を通り過ぎ,また下った先にある小さな街。しかしとてもいい雰囲気の街である。ここには古いHotelと美味しい紅茶のお店があるという話を友人から聞いた。
  (左)こじんまりした町並み
  (右)とても古いホテル


Rode Tropical Bird Park
Rode, nr Bath, Tel: 01373-830326
 Bathから車で30分。
保存鉄道のところでも紹介したが,様々な種類の鳥や家畜を飼ったり,ミニ汽車を走らせたりしている公園である。イギリスでは見られないエキゾチックな鳥や,熱帯の鳥が見もの。
  (左)クジャクと一緒に
  (右)ブタもいるよ!


Bowood House & Gardens
Derry Hill Village, Calne, Tel: 01249-812102
 もともとは1624年に建てられた屋敷を,18世紀になってSherbourne伯爵が買い取り,天才建築家ロバート・アダムを雇ってGeorgean様式にすっかり改造した。残念なことに母屋は戦後相続税対策のため取り壊されたが,離れにアダムが設計した素晴らしいLibraryが残っている。広大な庭もCapability Brownの設計によるもので典型的な英国式庭園が見事。



Salisbury
 ここにある大聖堂は13世紀に立てられたイングランド一高い尖塔(123mでヨーロッパではドイツのケルン大聖堂に次ぐ高さ)があるので有名。また,貴族たちの王から実際的な独立を確保したマグナ・カルタ(大憲章)が置かれているChapter Houseも興味深い。実際にマグナ・カルタを見たときには,「これが世界史の教科書に出てきたあのマグナ・カルタか!」と妙に感心した。ここには旧約聖書に基づく様々の彫刻が見られる。しかし教会や街の雰囲気としては,Canterburyのしっとりした感じの方が私の肌には合う。教会前の広場では,私たちが訪れたとき,ちょうどイギリスの伝統的な踊りが行われ,楽しい雰囲気を味わえた。



Stonehenge
  Salisburyの近くにある言わずと知れた謎の巨石群である。BathからもSalisburyからもバスツアーが出ている。日本からのツアーが行くことも多いようである。日本語の解説も聞けるので,英語に自信のない方でも安心して観光できる。しかし,この解説を真剣に聞いていると何だか疲れてくる。何だかゆっくり芝生に座って眺めていたい気がしたのは私だけであろうか?
 ところがちょっとショックなニュースを偶然目にした。2001年1月13日夜6:30からのTBS系「ニュースの森」によれば,ストーンヘンジは20世紀に「復元」された「偽物」だとして,英国でも大問題になっているというのだ。TVでは実際に1920年代にクレーンを使って巨石を「元通りに」積み上げている白黒のフィルムが10秒ほど流された。最近BBCニュースをチェックしていないだけに,英国で実際にこの事件がどの程度騒がれているのかは定かでないが,世界文化遺産にも登録されている英国有数の観光スポットだけに,「復元」の正当性,明確な証拠の映像があるにもかかわらず今まで事実が伏せられてきた原因等が慎重に調べられるに違いない。私が現地で購入した公式パンフレットでも当然この「復元」作業については全く触れられていない。インタビューを受けていた「弁護側」のスポークスマンの「当時のストーンヘンジは,積み上げる工事をしなければすぐにも崩れてしまう状況にあった。」との言葉が真実だとしても,日本で旧石器時代の遺跡の捏造事件があれだけ騒がれた後だけに,釈然としないものを感じるのは致し方ない。今後の調査結果を見守りたい。

Avebury
 Stonehengeは世界的に有名だが,イギリスにはあちこちにStonehengeよりは小規模だが,謎の巨石群が点在している。Aveburyもその一つ。コッツウォルズ地方にある。ここのいいところは実際に巨石に手でさわれること。見物料がただであること。それなのに素晴らしい眺めであること! 車をお持ちなら,是非見物に行ってください。私たちも
Steveに奨められた時はたいしたことないだろうと思っていたが,実際に行って見ると想像以上のものだった。Stonehenge の影に隠れた穴場である。Bathからのバスツアーもある。
  (左)遠くから見ると円形に並べられているのが分かる
  (右)手で触ることのできる巨石


Longleat House
Main Area
 イギリスにはたくさんの城や大邸宅がある。王族・貴族が絶大な資金力や政治力を持っていた昔と違い,現代の城や大邸宅の「領主」は,高い税金や膨大な維持管理費に耐えて先祖伝来の不動産を維持するのにいずれも頭を悩ませているらしい。入場料を取って一般人に屋敷を開放したり,National Trustに管理を委託したり,中には蝋人形で有名なマダムタッソーに不動産を売り渡したウォーリック城のようなところもある。
 しかしながら,ロングリート・ハウス(Longleat House)は一般に屋敷を公開し,サファリを運営したり,大きなメーズを作ったり,気球を揚げたりして大儲けしているような感じである。家族連れにはもってこいの一日観光コースである。ただ,サファリだけは,別の日にそれだけで観光した。場所も大分離れているし,サファリだけ回るのでも時間がかかるからである。
 子供を連れて最初に訪れたのは7月の末である。最初に子供が嫌いな屋敷を見る。ただ,あまり私の好みではない。城主は多趣味の人のようで,自分の描いたちょっと危ない絵がいっぱい掛けてある。屋敷だけを見るのなら,私はChatsworth をとる。調度品や絵画,庭など何をとってもこちらの方が格調高く,品がよい。ロングリート城主は代々バース侯爵であり,才能豊かな人だったらしい。イギリスの有名な屋敷や庭園は,ロバート・アダムやランスロット(ケイパビリティ)・ブラウンなどの一流の設計家の手になるものが多いが,このロングリート・ハウスに限っては,城主の設計したところがとくに多いらしい。その血筋をひいてか,今の城主も様々な方面で多芸多趣味である。
 テレビでもロングリートは城主自らが登場してコマーシャルに出演していたことがあるらしい(私は見ていないので本当かどうか知らない)。まさにライオンのような風貌のバース侯爵が自分のサファリのライオンと一緒に映っている写真も見たことがある。
 まず,屋敷を観光した後,外周列車に乗る。巨大な敷地内には外周列車も走っているのだ。そして,バタフライガーデン。緯度も高く湿気も少ないイギリスは大変昆虫が少ない。ヨーロッパ全土にいる昆虫全部を合わせても,日本に生息している昆虫の種類より少ないらしい。だから,ただの温室ではなく,温室内に蝶を放し飼いにしたバタフライガーデンが至るところにある。ロングリートには,イギリス一大きなメーズがある。私たちは子供達が出られなくて泣くことを予想して遠慮したが,恋人同士ならば楽しい思い出が作れるだろう。

  (左)バタフライガーデンの中
  (右)外周列車に乗って領地の探検!

 さらに,観光ボートもある。日本のように遊園地の池にあるアヒルさんボートではなく30,40人は乗れるだろう観光船である。池なのになぜかアシカが泳いでいる。海にいるものとばかり思っていたアシカがこのような池に飼われているのは驚きである。また,このボートの目玉は池の真中にある島にいるゴリラである。人間嫌いでデリケートなゴリラがこのようなところで飼われて観光資源となっているとは驚きである。
 これら有料のアトラクションに加えて,宇宙飛行体験のできるシュミレーションマシーンなどもあって,子供連れには楽しめるスポットである。また,大きな庭園には放し飼いにされた孔雀や羊もいて子供達には人気だ。

Saffari Area

 さて,ロングリートには一日で回るにはあまりにもたくさんのアトラクションがあるので,サファリだけは10月の別の日に訪れた。それを見越してか,ロングリートのパスポートチケットは,イースターから11月の半ばまでいつでも使えるものである。このサファリは日本のものと大分違う。まず草食エリアでは車から降りて自由に歩き回ってよい。羊や,ラクダ,ラマ,シマウマなどがすぐ目の前を歩いている。ここで,フミアキはラクダと気が合ったのか?ラクダの方が自分の仲間だと思ったのか,ずーっと付きまとわれ困っていた。ついに,係のお兄さんが棒でラクダをむこうに連れていってくれた。

 草食エリアでも,象やキリンは車の窓越しに見る。ただ,サルエリアだけは独立しており,「車を壊される可能性があるので,嫌なら避けて通ってください」と書いてあるが,そんなことはないだろうと思い入ってみた。すると前を走っている車のボンネットや天井にたくさんのサルが乗っていたずらをしている。「へえー。」と思っているうちにあれよあれよという間にうちの車の上もサルで一杯になる。なんだか怖い。ワイパーのゴムを噛もうとしたり,バンパーを引っ張っているではないか。いくらボロ車でもやめて,と叫びたいぐらいである。しかしこちらは車の中である。窓を開けて追い出そうものなら何をされるか分からない。籠の中の鳥のようである。黙ってゆっくり車を走らせるしかない。このサルたちは最後の最後まで本当に出口の手前まで車から降りようとしなかった。しかし,自動で出口の金網のドアが開くや否やサーッとみな降りていってしまった。よくしつけられていると妙に感心した。
 トラのエリアには日本では珍しいホワイトタイガーやベンガルトラが見ものである。トラがすぐ車の隣を歩いているのは少し怖い感じがする。ライオンは群れになって歩いており,雄ライオンの地響きのするような雄たけびは迫力ある。
 そして最後にはまたさっきの歩ける草食エリアに戻ってくる。所要時間約一時間。大人も子供も,楽しくてちょっとはらはらどきどきの体験ができる。もしバース観光でこのロングリートまで足を伸ばすことができる余裕があれば,是非お立ち寄りください。また,夏の週末には敷地内に移動遊園地もやってきて,子供達はメリーゴーラウンドや,ゴーカート,小さいが結構楽しい観覧車でも遊べる。イギリスのメリーゴーラウンドは日本のとは違い,付き添いの大人が酔ってしまいそうになるまで,とことん回してくれる。多分10回転はするだろう。それで50ペンスは安いと思う。