ナミビアの北西部、大西洋から少し内陸に入った場所に「化石の森」と呼ばれる自然保護区があります。
その昔2.8億年程前にアフリカ大陸がまだ今の地形ではなかった頃、巨大な洪水が起こり、木々を引き抜き、中央アフリカからこの地まで押し流して来たと考えられています。
なぜなら、この木々はモミやマツの原型といわれる種類で、ナミビアで育つものではないのです。
とても想像できない年月ですが、この「化石の森」には化石化した木の幹が約50もあり、最も大きい物で長さ30m、幹の胴囲が6mになるものも見ることが出来ます。