Profile インディアン 無人島 金庫破り 天狗 ハト 天狗DX Keyword
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ユニット名”うたかた”。1990年にKuwa(桑原)&Kujiri(久慈)のデュオとして結成。その斬新かつ
エンタテイメント溢れるサウンドは、従来の音楽シーンに大きな衝撃を与えた。5枚のアルバムをリリー
スし、1991年末、水の泡(うたかた)の如く解散したが、親しみやすいサウンドは今日でも多くのファンを
魅了し、再結成を希望する声が根強い。2001年にリマスターアルバム”天狗DX”を発売。
Utakata Member
Kuwa Interview
- ― 「うたかた」での活動期間はいつからですか
K:ファーストアルバム“インディアン”が90年5月で、最後の“ハト”が91年12月ですから、実質1年半ですね。
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- ―意外と短いんですね。もっと長いのかと思いましたが
K:そうなんです、曲のインパクトが強烈だった分、長く感じられているでしょうが、実際は短いんですよ。もっともそ
- の期間にアルバムを5枚もだしましたから(笑)。
―では「うたかた」結成時の背景について教えてください
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- K:奥村倶楽部が87年に解散したあと、“Side Island”というバンドをやっていたんですが、いろいろな問題、特に
- 人間関係がいやになり、バンドという形態でない音楽をやりたいと考え、ザームと“アナザー・サイドアイランド”
- というユニットを結成しました。ここでは、“ロック”と言うコンセプトで録音を中心にした音楽をやっていたんです
- が、どうしてもコンセプトからはみ出る曲がやりたくなってしまうんですよ。
―それは、どんな部分なんですか?
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- K:僕のキャラ的なこともありますが、ロックとは別の“不真面目で不条理な詞”が根底にあるんですよ。例えば当時
- の曲で「てふてふ」が出来た時、これはアナザーではできないなと思いました。それでどうしようかと考えて入た
- 時に、身近にクーさんというキャラ=アーチストがいたんです。クーさんならこのコンセプトを共有できるなと思
- い、それで「うたかた」ができたんです。
―結成時のコンセプトは
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- K:当初はイカ天の“たま”をやりたいと思ってたんです。もっと言えば、僕とクーさんが楽しければいいや、楽しい(た
- くらみ)感覚ができればいいぐらいに考えてました。最初からこの感覚は長続きしないし、楽しく無くなったときは止
- めようと思ってました。
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- ―この点は、アルバム“天狗”のライナーにも記述がありますね。
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- K:そうです。「うたかた」の名前の由来も、水の泡(うたかた)のように一期一会の含みがあったからです。世間では名
- 前の由来がピンクレディー曲説、吉本バナナ・渡辺純一説、歌う方々説などいろいろ言われていましたが (笑)。
―クーさんと組んだ理由は
K:彼は、それまで全く音楽活動をやってませんでした。ある意味でその素人さが「うたかた」に必要だったんです。また、
- 僕と音楽活動以外の趣味がシンクロしてたから同じ感覚で音楽でも遊べると思ったのが理由です。あと、当時のクー
- さんは「たま」のランニングに良く似ていたから(笑)
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