　　Ｐｒｏｆｉｌｅ　インディアン　　無人島　　金庫破り　　天狗　　ハト　　天狗ＤＸ　　Ｋｅｙｗｏｒｄ

　無人島（ＭＵＪＩＮＴＯ）　　1990.10.28

　　　　　　　ＳＩＤＥ－Ａ　　

　　・半沢寛太郎
　　・無人島
　　・夫婦ドラ
　　・キャンプファイヤー

　　　　　　　ＳＩＤＥ－Ｂ

　　・花火　
　　・金満－ＫＩＮＭＡＮ　
　　・踊る
　　・プリーズ

　 Kuwa　Interview

―セカンドアルバムを作成するにあたっての作戦は
Ｋ：“インディアン”が予想以上に好評だった為。基本路線はそのままに、その上を狙いました。具体的には童謡的
　　スローリズムから“明るいアメリカンＰＯＰ”を意識して早いビートにしました。いわば現代の子ども向けにした
　　んです。この結果、覚えやすさにノリの良さが加わり大ヒットとなりました。
―タイトルを”無人島“とした理由は
Ｋ：このアルバムはインパクトの強い曲がズラリとならんだので、地味めの曲をアルバムタイトルにして全体の底上
　　げを図ったんです。次の”金庫破り“もそうですけど。
―発売後の反響はどうだったんですか？
Ｋ：“半沢寛太郎”の曲が出来た時、くーさんがこれは売れるぜ！といったんですが。“インディアン”を聞いて２作目
　　を待ち望んだ人々の期待を大きく上回るインパクトを与えることができました。ある意味で「うたかた」のピークで
　　したね。なんせ発売日当日にダビングが間に合わなくて発売時間が遅れたんです。そしたら真田電気店頭で発
　　売待ちの行列がパニックになりましたから。まるで映画　A　Hard　days　night！みたいでしたね。
―非常にインパクトの強い曲、アクの強い曲がおおいですね
Ｋ：そうなんです。“半沢寛太郎”“金満”“キャンプファイヤー”等は一度聞いたら忘れませんからね(笑)。ちなみに
　　半沢寛太郎は、ヤマハ音楽スクールの実在の生徒。金満は藤田君です。
　
―これらは、みんな身内キャラですね　　　
Ｋ：これも計算の上です。歌詞の中に身内キャラや身内ネタをちりばめてます。身内ネタって絶対受けますからね。
　　もちろん曲が悪ければダメですが。
―流石！あざといですね。
Ｋ：「うたかた」はあざといんです（笑）。
―他に評判の良かった曲は
Ｋ：“キャンプファイヤー”なんか評判良かったですね。これは実験音楽第二弾なんですが、キャラの良さもそうです
　　が、計算された偶然性というのが上手く表現できました。あと何と言ってもこのアルバムでは“夫婦ドラ”ですね。
　　これはクーさんが初めて作曲した曲です。
―これは、インパクトありましたね。
Ｋ：解説すると、これも小松君を歌った身内キャラなんですよ。クーさんのキャラと演奏のシチュエーションが見事
　　にマッチしました。いかにもこんな演歌歌手いそうでしょう。本人は水前寺清子をモチーフにしたと言って入ます
　　が。これでクーさんはかなり自信持っちゃったんですよ。困ったことに(笑)。