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〔赤血球をつくる〕
緑茶はツバキ科に属し中国南部に起源を持つカメリア・シネンシスという植物の新芽が原材料のハーブで、中国茶としても知られ、アジアでは3,000年以上もの間親しまれています。日本には平安時代の末、宋から帰国した宋西により伝えられました。
茶の効用は、その多くがカテキンによるものであることが、ここ10年くらいの研究で次第に明らかにされてきました。現在、カテキンの効果として最も注目されているのは抗ガン作用と抗微生物作用です。抗ガン作用については、静岡県内で緑茶をよく飲む地域ほど胃ガンによる死亡率が低いという疫学的研究が発端です。また、米国の国立研究機関ではガンの予防薬の成分としてカテキンが研究され、良質な緑茶から抽出されたポリフェノールはビタミンEの10倍、ビタミンCの80倍という優れた抗酸化力を持っていることが解明されています。
緑茶の有効成分は他にもフラボノイド、ビタミンC、B2、E、テアニン、サポニン、ミネラル、カロチンなど実に多彩で、その効能は免疫機能の増進、種々のガンを防ぐ、老化の予防、ストレス抑制、ダイエットなど、現代人が望む健康のキーワードすべてを網羅しています。
成人1日あたりの所要量は所要量は300mg〜1,500mgです。

緑茶にはコーヒーの約半分のカフェインが入っているので、飲み過ぎると神経が高ぶってしまうのですが、緑茶サプリメントのカプセルは、ほとんどのものがカフェインが入っていないので安心です。

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ルテインは主に緑黄色野菜に含まれ、鮮やかな赤、黄、緑などの色の素となっている成分のカロチノイドの一種です。
カロチノイド系の物質は600種類以上もあるといわれていますが、目の網膜に存在して活性酸素にともなう病気を予防できるのは、目のカロチノイドと呼ばれるルテインとゼアキサンチンです。
その作用は目の健康を脅かす活性酸素の毒を打ち消してくれたり、近年日本でも患者数が増えつつある加齢性黄斑変性症の発症危険率を減らしたりします。
ルテインは体内で作ることができないので、ほうれん草や緑黄色野菜などの食物からとる必要がありますが、年齢とともにルテインを吸収する力が衰えてしまうので、効率良くルテインを摂取することが必要になってきます。ルテインは加工すると熱や空気の接触によって変質し効力が低下するので、サプリメントで摂る方が効果的です。
サプリメントでの1日の所要量は、6mg〜30mgです。

ルテインは不足すると、目にさまざまな老化現象がおき、とくにパソコンやテレビなどで画面をよく見る人は積極的に摂取して下さい。

ロイヤルゼリーは、ハタラキバチの40倍長生きし、最盛期には1日2,000個以上の卵を生む女王バチのエネルギー源で、その驚異的な生命力と繁殖力を支えていることから、不老長寿の薬・若返りの妙薬として有名です。
ロイヤルゼリーは乳白色のクリーム状の物質で、特有の香りと舌をさすような酸味があります、ハチミツと混同する人も多いようですが、両者はまったく異質のもので、ハチミツのほとんどが糖質であるのに対し、ロイヤルゼリーは三大栄養素であるタンパク質、糖質、脂質をはじめ、各種ビタミン、ミネラルをバランス良く含み、中でも特有成分のデセン酸はロイヤルゼリーならではの物質としてさまざまな効用が認められています。
ロイヤルゼリーには、ロイヤルゼリー酸(10-HPA)を中心に糖質、脂質、必須アミノ酸を含むタンパク質、ビタミンA、B1、B2、B6、E、葉酸、パントテン酸などのビタミン類、そして銅、リン、亜鉛、鉄などのミネラルがバランスよく含まれています。また、アミノ酸の一種であるタウリンやアセチルコリン、ビタミンB1などの神経刺激伝達物質が含まれています。これらが自律神経の中枢である間脳に作用し、自律神経の老化を防ぐと考えられ、自律神経失調症や更年期障害にめざましい効果があるのです。さらに自律神経は血管壁の直径を調整するので低血圧が改善されますし、血管が非常に多い精嚢腺(せいのうせん)やペニスにも作用をおよぼし、インポテンツにも有効です。交感神経の刺激によりグリコーゲン分解が促進されるので、慢性肝炎にも効果がみられ、間脳の視床下部には性中枢、食欲中枢、体温中枢があるので、食欲増進や精力回復が望めます。
また、ロイヤルゼリーに制ガン作用があると発表され一躍注目を浴びました。免疫機能をつかさどる白血球は、骨髄とリンパ組織で産生されますが、ロイヤルゼリーは骨髄が血球を製造するのを助ける働きがあるためと考えられています。このためロイヤルゼリーは、造血作用を破壊する放射能の毒性にも有効とされます。赤血球も骨髄で産生されるうえ、ロイヤルゼリーには鉄分が含まれているので、貧血予防にも期待できます。
アルツハイマー型痴ほう症はアセチルコリンの減少によって起こります。ロイヤルゼリーはアセチルコリンを大量に含んでいるので、防止が期待されます。更にロイヤルゼリーにはインシュリン作用物質が含まれるほか、高血圧を引き起こすアンジオテンシンIIの生成を抑制する働きがあることも判明しており、糖尿病や高血圧症の改善・予防に役立つなどの健康維持を連鎖する様々な力があります。
サプリメントでの1日の所要量は、500mg〜1,000mgです。

ロイヤルゼリーには健康を保つ様々な栄養素が豊富に入っています。

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ローズヒップは南米チリのビオビオ地方などに自生する、野バラの実の事で、周辺に住むアラカノ族では、古くから不老長寿の秘薬として珍重され守り伝わっているものです。
ローズヒップには、ビタミンやミネラルがたっぷりとバランスよく含まれています、その中でもビタミンCの含有量は、自然単一食品のなかでNo.1です。また栄養の宝庫とも言えるローズヒップには、天然の ビタミンCのほかビタミンE、P、
ベータカロテンを豊富に含んでいます、ビタミンPはビタミンCを頑丈に守り壊れ難くしその働きを約1.5倍にします。

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