Ozaki Words - NON TITLE 2 -
さみしがり屋のオレ達は、つまらない退屈な時間をしのいで、
自分の弱さをかくしていく。それでも仲間は、
時には俺をたのみ、時には俺も仲間をたのみ、
命を張るなんてことも平気で口にしていた・・・
〜1986年/ソニーマガジンズ・GB 3月号より〜 |
ただ、不満を持ちながらもイイコの顔をして、うまくやっているヤツらよりは、
おろかな弱さを持ってる連中のほうが、ボクは好きだった。
・・・ずっと
ワルぶることが、楽しいとかおもしろいとか思えたことさえ、いちどもなかった。
どこにも行くところがないから、だれかの家に集まって、
何もすることがないから、ボンヤリたばこをふかしてただけなんだ、と思う。
そんなことしてる連中って、結局は、弱かったんだよね。
会わなくても、話をしなくっても、そいつらがいるだけで、
あっ、アイツらもガンバっているんだなって思える。
友達って、それでいいんじゃないのかな。
盗んだこといいことだとは思わない。でも、10人の友達が、
あの車のなかでどんな夢を見てたのか知らないけれど、
無理やり髪を切られるのは間違ってるって、自分の思った正しい道へ進もうとしたことは、
大切なことなんじゃないかって今でも思ってる。
そういうあいつらの気持ち、僕自身の気持ちを大切にしていかなきゃいけないと思っています。
〜1984年/ソニーマガジンズ・GB 6月号より〜 |
今日までに・・・今日で俺のツアーも終わるんだけど・・・
その間に・・・俺も含めて、俺や、メンバーやスタッフや・・・
俺たちも今日ここまで来るのにみんな涙を流してきた・・・
俺が学校をやめた時も・・・友達とみんなが集まって・・・
俺がやめてから俺の友達が続けて3人も学校をやめてしまった。
そいつらひとりひとりが、やめるたびに俺達は集まって・・・そいつはすごく軟派なやつで・・・
まあ日ごろ夢だとかそんな・・・ことばを口にしないと思う・・・
だけど涙を流しながら、夢やこれから自分が進んでゆくべき道を熱く語っていた・・・
いつも涙を流すとき、この涙がはたして希望の涙なのか、
それとも何かを後悔した涙なのかって自分にといかけてみる。
多分、両方なのかもしれないけど・・・
他人が涙を流しているのをみて・・・何か言ってやれるほど・・・
自分はいい加減になりたくないし・・・
ただ心から願うのは・・・流した涙が・・・
そいつの人生にとって、いつか必ず笑ってしゃべれるような・・・
むくわれる涙になってくれる・・・ことを・・・祈っている・・・
〜1985年11月14日/LAST TEENAGE APPEAEANCE・代々木オリンピックプールMCより〜 |
俺たちの仲間のなかにはとても気の短い奴がいて、
毎晩のように喧嘩の種をつくってきては、そいつが喧嘩を売られ、
仲間みんなでしまつしに行った・・・
みんななにかを守るために、必死になって闘っていた。
仲間にたったひとつだけ教わった誇るべきものっていうのは、
俺たちは愛すべき自分の真実を守るために命をはってたたかっている・・・
仲間のひとりが、坂道を歩いている途中で鼻から脳みそをたらして死んだ・・・
俺たちをこんなにゆがめてしまったのはまず自分自身かもしれないし、
いろんな環境なのかもしれない・・・