Ozaki Words - NON TITLE 6 -
ボクは、チャレンジする可能性のある同世代に、
正しいことは叫ばなきゃいけないってことを伝えたいんです。
叫ぶ勇気を持たなきゃいけないってね。
歌を歌うことによって、みんなに受け入れられる、
歌うことで孤独や傷ついた心が慰められるっていうことに気がついたんです。
〜1984年/ソニーマガジンズ・パチパチ第1号より〜 |
歌わなくちゃいけないっていう使命感みたいなものがあるんです。
僕が生きていくうえでの寂しさとか、そんなものを歌っていきたい・・・
みんなとわかりあえる術、なのかな。
〜1984年/ソニーマガジンズ・GB 9月号より〜 |
ボクは、歌を歌うことによって
自分の傷ついた心がなぐさめられていくのに気づいたんです。
「音楽って、ある種、人に与える影響があるんじゃないか」とも思った。
これがボクが歌い始めたキッカケかもしれない。
〜1984年/ソニーマガジンズ・GB 7月号より〜 |
いま立ちどまって考えると、みんなの前で歌っているとき、
ボクはみんなと同じ気持ちになってなかったんじゃないかなと思うんだ。
高いところにたって、大上段にかまえていた。
でも、最初に始めようと思ったのは、そんなことじゃない。
みんなと同じように笑える歌を歌っていきたいんだ。
歌うってことは自分の概念に正直になるってことですから、
そこで誰が馬鹿にしようが、こそばゆく思ったり、たとえ、
ぼくのことを完全に馬鹿にしてしまうようであっても、
ぼくはぼくなんだ、って言う、個人主義みたいなものは、
絶対捨てられないし、
個人主義のなかでぼくは人を愛そうとしてるわけだから・・・
ほんとうなら、黙っていてもわかって欲しいみたいな部分を
歌ってるんですよね。
人間が集まって街になったってところにすごく興味がある。
街角から流れてくる音楽を聞いて、ホッとしたり、元気が出てきたり、
そんな瞬間をつくりだせる歌を書いていきたいですね。
基本的にさびしいからかもしれないけど、自分自身も歌っていくことで、
そのさびしさを解決していくし、聴いてくれる人にも、
なにか・・・なにかを感じとってほしい。
僕が歌うことをやめられなかったのは、やっぱり歌ってる時にだけ、
自分っていうものが理解されているような気がしたから
〜1985年/ソニーマガジンズ・パチパチ7月号より〜 |
誰が見てもドロップアウトしているように映るけれど夢はやっぱりある。
というような、そういう風に、生きること自体が素晴らしいという歌を歌っていきたい。
それほどメッセージとして歌っているわけじゃなくて
ただ、ほんとうに心の中の叫びです。
〜1985年/ソニーマガジンズ・GB 4月号より〜 |
君とわかり合うために、彼は唄わなければならない。
それは、わからせるためというより、
彼自身が受け止めようとすることだと思う。
僕が何度もダウンしていってしまう中で、
一番考え続けてきたことっていうのは、
それをどういうふうに乗り越えるかっていうことで、
もし、その乗り越え方が、誰かに伝えた時に、何かの励ましになるんであれば、
それを伝えたいと思いました。
〜1988年/ロッキング オン社・ロッキング オン ジャパンvol.10〜 |
歌うことの意味は精神の汚物を正直に掲示することだ。