Ozaki Words - NON TITLE 7 -





僕がステージでみんなに伝えたいことって、

”オレはこんなにバカやってるけど、

こんなオレを見てると自分を見てるような気がしないかい、

あんただったらどうするんだい”ってこと。

〜1984年/ソニーマガジンズ・GB 9月号より〜




ある意味で、ボクのコンサートにきてる人は、

ボクの意見も聞きにきてるわけだし・・・

だから、なれあいにするんじゃなく、ありのままの心をさらす。

で、みんなが、同感だとかまちがってるとか、さまざまな気持ちを持ってくれたら、

その形こそ民主的なコンサートになるんじゃないか、って・・・

〜1984年/集英社・セブンティーンより〜




みんなが夢を持ちよって何かをはじめるって、いいことだよね。

でも、ボクが恐れたのは”記念すべき1回目に呼んでくれてアリガトウいっしょにガンバローね”

になっちゃうこと。ステージって一種の戦いだからそんな気持ちでいたらおしつぶされちゃう。

で、ボクはお返しに、”いっしょに”のかわりに”問題提起”を贈りたいと思ったんだ。

〜1984年/集英社・セブンティーンより〜




ノリがよくても、お客さんがストレスを発散するだけで

終わっちゃうのはイヤだネ。ホントに心を刺激するコンサート、

ノリが悪くてもあとでジワジワきいてくる、

カウンターよりボディ・ブロウみたいな

コンサートができたら最高だネ。

〜1984年/小学館・プチセブンより〜




力もなく愛情にも飢えていて、

モノを盗むことや人を傷付けることが当たり前だった。

今夜ここに集まってくれた、

そんな似たような仲間のために、今夜は歌いたい。

〜1985年/Tropic of Graduation・MCより〜




今は小さなホールでやっているけど、

気持ちはいつも、二階三階までお客さんが

いっぱいいるみたいなところでやっているんです。

人をたくさん集めたから偉いって感覚じゃなく、

できるならより多くの人に歌を伝えたいってところで、

気持ちはいつも武道館。

〜1985年/ソニーマガジンズ・パチパチ第4号より〜




ボクがMCでいう言葉って、ある意味で挑戦状だと思うんですよ。

孤独とか夢とか愛とかって、日ごろはたやすく口にできることばじゃないでしょ。

なんだかキザっぽくてね。でも、それをあえていうのは、心の底じゃ、

誰もが強い愛を欲していたり孤独を感じていたりすると思うし、

そんな気持ちともっともっと素直にむき合ってほしいナって思うから。

〜1985年/集英社・セブンティーンより〜




初めて日本青年館でコンサートをやったとき、

「お前らの視線が俺を孤独にするんだ」っていったら、

「バーカ」って言った人がいた。

あれなんか、その気持ちが非常によくわかる分だけ、

バカと言った人間のほうが寂しいんじゃないかなっていう気がした。

〜1990年/角川書店・月刊カドカワ7月号〜




初日の日何も言わないかもしれないし、何か言うかもしれないし、

それはまだわからない。代々木の「ラスト・ティーンエイジ・アピアランス」で

最後に「約束を果たしたい」と言ったことと、

それから東京ドームで最後に「またどこかで会おうね」と言った言葉があるんだけど、

今回それは言葉じゃないかもしれないからさ・・・

でも、何か言ってしまうだろうな。

僕は吠えちまうだろうな。

〜1991年/角川書店・月刊カドカワ6月号より〜




[MENU] [NONTITLE.1] [NONTITLE.2] [NONTITLE.3]
[NONTITLE.4] [NONTITLE.5] [NONTITLE.6] [NONTITLE.7]