戦後補償請求《元「慰安婦」関係含む》裁判一覧（提訴順）　2005.03更新

裁判名（通称）	提訴時期	原告／代理人／経過	一審判決（文）	判決後の動き
アジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求裁判	1991.12.6.提訴 東京地裁   原告35人 1992.追加6人	▽軍隊慰安婦3人＋追加6人（1人離脱し8人） ほか旧日本軍人軍属16人、遺族16人 原告　計40人 ▽賠償　１人2000万円 ▽2000.1.31.結審 ▽高木健一、幣原廣、林和男、福島瑞穂弁護士ら	2001.3.26 × 原告請求すべて棄却 丸山昌一裁判官判決だが署名なし	2001.3.26 控訴を決定 2001.4.6 控訴 2002.3.5 東京高裁・控訴審開始 2003.7.22 東京高裁判決 棄却　×　△ 上告 2004.11.29 最高裁判決 棄却　× 憲法以前の事案
釜山元「慰安婦」・女子勤労挺身隊裁判	92.12.25.提訴 山口地裁（下関支部）	▽「従軍慰安婦」3人、女子勤労挺身隊7人	1998.4.27. △国家賠償法違法（国会議員立法不作為）により元「慰安婦」に慰謝料として30万円。その他全て棄却	控訴　広島高裁 2000.12.18.　結審 2001.3.29 控訴審判決　× 一審取消し・棄却 2003.3.25 最高裁決定　× 広島高裁判決支持、棄却決定
フィリピン元「従軍慰安婦」裁判	93.4.2.提訴　 東京地裁	▽46人 ▽高木健一ら	1998.10.9. ×	控訴　東京高裁 弁護団割れる 2000.12.6.　×棄却 12.20上告
在日韓国人元「従軍慰安婦」裁判	93.4.5.提訴　 東京地裁	▽1人 ▽藍谷邦雄ら	1999.10.1. ×	控訴　東京高裁 2000.11.30 ×棄却 12.12上告 2003.2.28 最高裁決定×　棄却
オランダPOW・民間抑留者裁判	94.1.24.提訴　 東京地裁	▽うち1人元「慰安婦」 ▽鈴木五十三ら	1998.11.30. ×	控訴　東京高裁 2001.10. ×　控訴棄却 上告
中国人元「従軍慰安婦」裁判	95.8.7.提訴　 東京地裁 一次、二次訴訟	▽山西省5人＋2人	2001.5.30 東京地裁 ×　棄却	控訴　東京高裁 2004.12.15 ×　棄却 二次　東京高裁控訴審判決 2005.3.18 ×　棄却
中国人山西省性暴力被害者損害賠償請求裁判	98.10.30.提訴　 東京地裁	▽10人	2003.４.24 ×　賠償要求を棄却 「立法的、行政的な解決を図ることは十分に可能」として、現実的な解決を求める付言
台湾人元「慰安婦」損害賠償請求裁判	99.7.14.提訴　 東京地裁	▽9人	2002.10.15 ×	2004年02月09日　東京高裁　控訴棄却×　 １審同様の判断。被害の有無など事実関係には触れず
中国・海南島戦時性暴力被害訴訟	2001　提訴 東京地裁		東京地裁 2006.8.30 ×
＊1991年に韓国の提訴以来、10件。うち６件は最高裁で判決が確定し、３件は最高裁で審議中		＊韓国、台湾、フィリピンで登録・認定者100人をはるかに超える人たちが死亡。	×は原告敗訴（棄却）。△は一部原告主張認める

* 原田信一整理　2000.9.