6. football つれづれ
いつにも増してこれも駄文かな

知ったかぶりにしばしのお付き合いを。
日本サッカー協会は英語名では 「Japan Football Association (JFA)」 と名乗ってます。 「サッカー」を表す言葉で、 以前の日本協会名にも使われてた 「蹴球」 とか、 中国語の 「足球」 って 「soccer」 に音が似てますね。 イタリアでは 「calcio」 だけど、 あとの国では英語圏以外でもだいたい発音と綴りを少しずつ変えながらの 「football」 の音訳語なのかな。 少なくともフランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル各語ではそうですよね。

-------------- ところで英語で 「football」 は正式に(?)は 「association football」 ( 「soccer」 はこの 「association」 を略して… 以下略(笑) )。
でもフランス語での 「football」 は正式には 「football association」 という風に、名詞を修飾する語が文法上名詞の後に来るんですよね。 だからフランス人が作った 「FIFA」 は
「la fédération internationale de football association」 となって、うしろの2文字部分「FA」が「サッカー」そのもののことなので、イングランド協会を表す 「FA」 ( 「The Football Association」 :いわば「サッカー協会」)とは関連はあれど違う言葉だったりする。 それだから 「FIFA」 は「協会」じゃなくて「連盟」と訳されてますよね。 いわば、「協会式 ( 日本でかつて言った「ア式」 ) football の国際連盟」。 --------------

さて、サッカーは日本語で「サッカー」だけど、 我々日本人でも横文字で(日常日本人って横文字よく使いますよね) 書くときは (とりあえず英語で書くときは)、極力 「soccer」は使わないで (カタカナなら全然いいけどね)、 「football」 にした方がいいと思う。 だって英語でサッカーは football なんでしょ(一部の国を除いて)。 以上のことはいろいろホームページを見て回って思ったことなんですが。
-------------- 「soccer」は、England でも新聞や雑誌なんかで用いられないこともないというのを聞いたこともあるような気がするけれど、でもそれは通常ではないのでしょう。 知らないけど。 --------------

あといわゆる 「アメリカン・フットボール」 (またの名を 「甲冑ハンド・ボール」 とでも呼んでおくか) を少なくともアメリカ人以外が 「フットボール」 と言うのはちょっとやめた方がよろしいかと。 バカを承知で一つ提案してみると、 今後 「アメリカン・フットボール」 を通常はコーヒーのように 「アメリカン」 と呼ぶようにしてみることです。 まあひょっとするとFC東京のことを 「FC」 と呼んだりすることとか、 更に昔のこと、産業ラッパー(笑)にMCハマー(笑)ってのがいたけど来日時に日本のバカTV局(失礼) の番組の司会者が 「MC!」と彼に呼びかけていたというウワサ--- と同じくらいの暴挙かも知れないけど。
そもそも手を使ってする球技なんだから (足を使う場面はほとんどありゃあ儀式では(?) )、 「football」 という名は起源的にはどうあれ、 もはやふさわしくないと思われます。
たとえばコーヒーの場合でも、「アメリカン」 はそれだけじゃホントはコーヒーのことかどうかは分からないけど、 通常の場合その時の状況、 会話の前後の関係からコーヒーだと分かって使われてるわけで、 同じようにすればこの球技についても問題ないと思う。 その話題をしている時なら「アメリカン」で当然十分通じるはず。 「キミはどれが好き? サッカー、ラグビー、それともアメリカン?」ってな風に使うといいでしょう。
-------------- というようなことを書くと、 この競技の関係者及びファンから怒られること必死でしょうか。 でも筆者、 アメリカンのスーパー・ボウルだけは毎年楽しみにして観ております…。
ラグビー陣営の言い分についてはここでは割愛ということで・・・

(12.Nov.2003、のち一部改訂 byま)



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上記内容については知ったかぶり+放言ということで多めに見てやって下さい。

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