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第5回 『GSD科 第2期生卒業』 |
3月18日に卒業式が行われました。ゲームサウンド・ディレクター科は今期が2年目でしたので、第2期生の卒業となるわけです。こうして毎年卒業生を排出していくのですが、面白いことに、在学中の生徒作品の傾向は昨年度とはまた違っています。同じ講師が教鞭をとっているというのに、こういった状況は私にとっても興味深く見ています。シーケンスデータを作成する上で、私のこだわりは『生楽器の表現』です。『どうすれば感情のこもった音楽表現ができるのか』をテーマにDTM技術を教えているのですが…。 第1期生の主な傾向は、生楽器の表現の中で特にアコースティックギターの表現に重きを置いた作品が目に付きました。ジャンルではフュージョン系の作品で良いものが多かったようです。そして第2期生ですが、やはり生楽器の表現に力が入っているのですが、特にエレキギターの表現に重きを置いた作品が多かったように思います。昨年と今年での音楽業界での流行は、思うほど変化はないように思うのですが、こういった傾向の違いは、どうやら生徒同士の刺激が一番の要因のような気がします。どういったジャンルで、どのような楽器表現で切磋琢磨しているのかを考えてみると、第1期生と第2期生の違いはそこにあったようです。さあ、新年度の生徒作品の傾向はどうなっていくのか、私はとても楽しみにしています。 ゲームサウンド・ディレクター科の生徒は卒業してから就職活動をする人が多いのですが、こう聞くと不安になるかもしれませんが大丈夫。卒業してからのアフターケアは万全です。「曲が出来たりあるいは行き詰まったりしたら、すぐ連絡を!」ということで、卒業生からは学校に、または私の自宅に電話がよくかかって来ます。ある時は学校に来たり、自宅に来たりもしています。そこで何をしているのかというと、曲に対するアドバイスをしたり、就職相談に応じたりしているのです。「卒業したからサヨナラ」なんてことは絶対ありえません。卒業してからがとても大切なのです。第1期卒業生の就職も徐々にいい知らせが届いています。第2期生もこれからです。一緒に頑張りましょう! ただ問題は、制作できる環境がないと何もできなくなってしまうことです。そこで今回から、『便利な機材たち』と名打って、色々便利な機材を紹介していこうと思います。では…。 |
『便利な機材たち@』 |
「DTMがしたいのに何も機材がない。コンピュータは高いし…。」というあなたにピッタリの機材はコレ! Y社のQY70というモバイルシーケンサーです(写真)。サイズはVHSテープと同じで、ちょっと重たい気もしますがとてもエライ! 性能や仕様は楽器屋さんでカタログをもらって確認して下さい。何が便利かというと、持ち運びが容易で、いつでもどこでも音楽が作れる。出来た曲は、コンピュータにもデータを転送することができるので、将来性も安心。値段も思うほど高くはなく、中古屋さんでも手に入りやすいのです。ちなみにわたしも持ってます。けっこうかわいいヤツです。 |
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