夜になると寮で来年度入社者？の歓迎会があった。去年、すなわち俺らの時はとある事情 （実は、めんどくさかった・・・）とかいう理由で歓迎会はなかったが、今年はしっかりとやることに。 正直あんまり気乗りはしなかったが、買い出しを頼まれていた関係で参加してみたんだけど、 話してみると楽しいわな。新人と話をするのもなかなか新鮮で。俺が会社に配属になったときも、 周りはそんな風に思っていたのかもしれん。先輩方もそんなに人数はいなかったけど、集まった人たちは かなり賑やかに、しかも夜遅くまで（もちろん全員ではないけれど）歓談してて、 こんなに盛り上がるとは正直思わなかった。参加してよかったわ。それにしても、 新人ではじけているやつらもいたけどさ、明日の入社式、遅刻しないだろうか。 もっとも、遅刻するまで飲ませようと言っていた俺らが心配することでもないんだけど。 でも、なんかかわいそうに・・・

ただ、自分の口から自分以外の者に対して「新人が」という言葉を使うたびに、 自分がもう新人ではないんだということを自覚させられる。ふぅ、嬉しいような切ないような、 複雑だ。もう明日から２年目だもんな。

そんな中、シーズンが終わりそうな桜を眺めつつ、２年目のスタートに向けて、 同期とパワーランチへいってきた。１人が本社へ左遷になりそうな気配もあったけど、 無事に新川崎に残れることになって、なによりなにより。ただでさえ偏狭な地である新川崎、 同期の結束くらい固く堅く守らんとな。

今日の仕事は、スタンプラリーだった。スタンプラリーとは、何ヵ所かの部署へスタンプ（判子） をもらうために歩き渡ること。こんなの誰でもできることなので俺がやらなくたっていいじゃない、 とも思うんだけど、年度末でせっぱ詰まっていたために比較的空いている俺がその任務を担うこととなった。 判子を集めないと来年度に向けた決済が通らずに大変なことになるため、 重要といえばむちゃくちゃ重要な仕事ではあるのでね、前向きに考えれば、 俺もそんなことを任されるようになったわけだ。偉い偉い。

ちょうど実家に戻ったもんだから、スタッドレスを夏タイヤに履き替えた。でもなんとなく キャリアはそのまま。もう必要ないから取ってしまっても構わないんだけど、 なんかそのままにしておきたくて。だってねぇ、実はとある理由があるんだけど、 あまりにくだらないためここでは割愛。ついでにいつ以来だろう？もう半年ぶりくらいになるのか、 久しぶりに車を洗ったさ。窓には撥水材を塗り、ボディはワックスもかけ、 見違えるほど綺麗になった。いいね、ピカピカな車は。車がすごく軽くなったような感じがするさ。

それにしてもさ、正月にせっかくスタッドレスを買ったというのに、 雪の上を走ったのは正月に大雪の名古屋を通過したときだけだった。こんなんだったら チェーンでも充分だったよ。もったいなかったな、スタッドレス。

思いがけず休みにしたから、銀行へ行って来た。しばらく行きたい用事を暖めていたのさ。 したっけさ、ハンコを忘れてしまってさ、何もできなかったよ。なんともついてない。 ついてるついてないじゃなく、単にバカという話もあるけれど、とりあえずそれは置いておこう。 それに３時ギリギリに行ったからハンコを取って戻ってくることもできず、何のために行ったのやら。 う〜ん、やっぱバカかも。だけど思うのは、これだけコンピュータ／ネットワークが浸透してきたこの時代、 なぜに未だにハンコが必要なんだろう。それになぜ銀行の窓口は平日の９時〜３時で終わるんだろう。 夜までやっている銀行とか、休日もやっている銀行が生まれたっていいと思うんだけど。 ユーザのニーズは強く存在すると思うんで、改善してほしいね。

法事が終わるとさっさと草加に戻り、夕方には上野で友人と会ってきた。 先々週に札幌で結婚式を挙げた友人が、新婚？旅行（ディズニーリゾート）で東京に 来てたので、帰る前にちょこっとお付き合い。この前あったばかりだからそんなに懐かしい ということもないけれど、せっかくの機会だから。そいつと私とお互いバイクに乗るので 上野のバイク街を散策してきて、そいつはジャケットとブーツと○○円もするものを買っていた。 バイク乗りとして必要な物であることは分かるんだが、○○円も使ってしまって、 嫁さんに怒られないのかな〜と余計なことを考えてしまった。でもそんな逆風に負けないのが、 本当のバイク乗り？なんだよな、きっと。（何の根拠もないけれど＾＾；）

おまけ：日光に行くときにかの有名な杉並木を走っていったんだけど、あれだけ立派な杉が 10数Kmにわたって生えているのは壮観ではあるが、花粉症の人にとっては地獄だろう。 幸い私は花粉症ではないから問題ないけど、春の日光は不用意に訪れない方がいいかも。

さらに楽しいことに、夜は飲み会があった。大学時代にお世話になった先生が東京に出てきているので、 ＯＢが数名集まっての飲み会だったのさ。研究室のＯＢのみなさんは私よりだいぶ世代が 離れているので顔を知らない人もいたけれど、人のつながりって不思議だ。 同じ学舎を出ているだけなのに、なんとなく懐かしく感じられてしまうから。 たまたま北大に行って、たまたま情報解析学という研究室にお世話になっただけなのに、 大学時代には知らなかった人と知り合いになれるなんて、一期一会ではないけれど こういう出会いも何かの縁なんだろう。昨日・今日とのんびりしていたら、 しみじみとそんなことを考えてしまった。

新郎は札幌の珈琲専門店でのバイト仲間なんだけど、バイト中はもちろんのことバイトを辞めてからも 仲良くしてきた友人で、披露宴の友人挨拶を頼まれていたのさ。だけど、 出張があったりしてとても挨拶を考えている余裕がないということで、辞退させてもらっていた。 しかし、披露宴で挨拶をした人はほとんど当たり障りのない内容だったから、 これだったら私が引き受けておけばよかったと思ったよ。だって、こういう挨拶って 本人がいやがるほどに周りの人は聞いていて楽しくなるはずだから。大学時代の多感な時期を 一緒に過ごしているだけに、そういうネタなら山ほど持っていたのに〜。ちょっと残念。 ただ一つ決心したことは、自分の披露宴の時にはこいつに挨拶は頼むまい。

だけどそうは言っても、やっぱ披露宴っていいもんだ。主役は幸せいっぱいなんだろうし、 今日一日は何をされても許してしまえる心境なんだろうな、きっと（それを確かめるためにも、 ちょっかいかけてみればよかったか）。あらためて俺も結婚してみたくなったさ。 それに、結婚してしまうと楽しいことばかりでもないんだろうけど、 まだ俺の周りは比較的結婚したての奴らが多いためそういう話は聞いていないから、 結婚するなら今のうちかもしれんし。

でもでも、やっぱいいね札幌は。実家に帰るよりも、なんか戻ってきた〜という感動がある。 岡山出張の前に予定していた札幌行きはキャンセルになっちゃったし、よけいに待ち焦がれて いたという裏事情もあるけれど。ただちょっと拍子抜けしたのは、思っていたよりも 暖かくて思っていたよりも遙かに雪が少なかった。こんなの３月の札幌ではな〜い、と 叫びたくなるほど拍子抜け。

札幌には夕方に到着したので、一日目は大してすることもなかった。となると、 やっぱりお酒と美味しい食事でしょう。なんたって北海道なんだから。 友達とすすきのに繰り出して今がシーズンの牡蠣を食べに行った。東京で食べてもなんとなく イマイチで、どうしても北海道の牡蠣を思い出してしまうのさ。もはや牡蠣を食べるたびに 亡霊のように北海道の牡蠣が思い出されてしまうので、その亡霊を払うためにも今夜は牡蠣づくし。 もう、よだれが止まらないほど美味しい牡蠣を食べてきちゃったさ〜。それ以外にも ジャガイモだのあれだのこれだの、やっぱ北海道の食べ物は美味しいねぇ。 またあらためて戻りたいという気持ちがわき上がってきてしまった。だいぶきつい仕事が 続いただけに、それから解放された今夜は気持ちよく酔うことができました。 ホロヨイ！

そんな訳で無事に終わったもんだから、今夜は１ヶ月ぶりくらいでなんの心配もなく ぐっすり寝ることが出来た。至福の一時。

そうすると、毎日仕事場とホテルとを往復するだけの毎日がちょっと物足りなくなってくる。 せっかく岡山にいるのだから街中にでも繰り出したくなるが、知り合いがいるわけでもなく、 車があるわけでもなく、何よりそんなに繰り出すほどの場所がないこともあり、 結局ホテルで明日の予習をしながらのんびりしているだけ。普段こんなゆっくりしていることが ないから妙な感じがする。ま、たまにはこんな生活もありかな〜とは思うけど。 あるいは、東京のせわしなさに体が慣れてしまっているのかもしれないな。 よく言われる上に実際そうだと思うけど、忙しいときほど時は早く流れるけどのんびりしている 時は時間ものんびり流れると思うのさ、だったらこういうのんびりした時間を有効に使えれば、 それこそ時間を有効に使えることになるはず。ちょっと自分の生活も見直してみるか。 仕事があると難しいとは思うけど。

そしてそんな時、ちょうど香川にいる友達の都合がつき、岡山まで出てきてもらって 飲みに行ってきた。もともとは先週の土・日にレンタカーでも借りて香川へ遊びに行こうと 思ってたけど、土・日は疲れてそれどころではなかったから、わざわざ来てもらったのさ。 そんなに近いわけではないけど、来られない距離でもないしね。それでイタリア料理風の 居酒屋に入り、もうとにかく愚痴大会。文字通りグチグチとグチを言い続けてしまった。 それだけストレスが溜まっていたのでしょう。そいつからも、俺がそんなグチっている状態は 初めて見た、と言われてしまった^^；。だけど、そうはいってもそんなグチばかりではなくて、 やっぱ久しぶりに会ったわけだし積もる話もたくさんしてきたよ。友達っていいねぇ。

今日はそんな風に一日ぷらぷらしてたわけだけど、車も使わずにじっくり街を歩くなんて、 自分から主体的に出かけるようになってから生涯でも初めてかもしれない。 大学時代に車を持ってからは全国を走り回っているけど、国道以外には脇目も振らなかったから。 今回は車がなかったために汽車と足で動いていた訳だが、こういう旅行（またはおでかけ）も、 けっこういいもんだね。最近ファストフードに対するスローフードという言葉も聞くけれど、 それを狙ったのんびり旅行もいいかもしれん。もうすぐ国道写真も全国制覇となるし、 そしたら今度はのんびり旅行に興味を移そうかな。

車があると便利なことは分かり切っているし、個人的には車がないとなんとなく不安だったりするけれど、 車がないことの不便さの中には、また別の発見があるのかもしれないね。

ホテルは岡山城と後楽園のすぐ近くだったので、交通の足も文字通り自分の足しかないし、 その２つを散歩がてら見学してきた。岡山城はあまり多く語るほどの見所はなかったが、 後楽園はなかなか趣のあるところだった。しかもちょうど今日は開園記念日らしく、 入場料も無料の上に色々なイベントが催されていて賑やかだった。ただ、まだ少々春には 早いため、本来は園内を彩るであろう花々はまだ堅いつぼみのままだったのが残念かな。 だけど、全体的に広くてよく作り込まれているが、日本３名園と呼ばれるほどの理由は 見つからなかったな。日本にはこれよりよい庭園が存在しないとは思えないし。 偕楽園や兼六園にも行ったことはないから何とも言い難い部分もあるけれど、 なんだかな〜。しかし、たった半日程度では分からない後楽園なりの良さがあるのかもしれないね。 今度はもっといい季節に来てみたい。
（いや、「来てみたい」じゃなくて「来よう」、うん）